転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#20 隣国への訪問【結婚報告編−2】



ガチャ、
リビングのドアを開けて入ってきたのは、
黒髪で鎧を着た綺麗な女性だった。
『あら!お客様ですか?今日はどう言ったご用件…で…、』
その女性もシャースさんと同じように
口を開けて呆然としていた。
「お邪魔してます」
『あ、あ、ど、どうぞ!あの、今日はどうして…』

『俺が説明しよう。彼はハヤテ様。リンネとの結婚の挨拶に来てくれたんだよ。俺はオッケーしたが、お前はどうだ?』

『私は良いけど…一つ良いかしら?  
リンネ?』
『ひ、ひゃぁい!?』

『貴女…どうしてこの人を選んだの?』

『え、うん。最初は強さに惹かれた。でも一緒に過ごすたびに、何か違う感情が出てきた。その気持ちに素直に動いて見たの。
それが今の答え…』

リンネにそんなこと言われると恥ずかしくて仕方がない。

『そう…そこまで言わせるなんてね…
じゃあ手合わせ願おうかしら?』

「マジですか…」
手合わせする必要あるのだろうか?
まぁ婿として認めてもらうために挑むって言うことなんだろうな。
「分かりました。じゃあやりますか?」





俺たちは城の闘技場を借りて、決闘することにした。
ルールは、剣だけでの勝負だ。



『ハヤテ君?これでも私は悪魔界国の騎士団長をしてるの、本気で行くわよ?』
「はい!望むところです!」

『これより決闘を執り行う!両者前へ』
シャースさんの声とともに、俺とリンネのお母さんは、闘技場の中程まで進み礼をした。
『開始!』
その子へと同時に、俺の目線からお義母さんが消えた。俺は体を横にスライドさせながら感覚を研ぎ澄ませていた。
目に力を集中させ、相手の魔力を頼りに探していた。

ここだ!

俺は地面を蹴り、一直線に走り出した。
音速を超えるようなスピードで。
俺はとっさに剣を腰から抜き、振り下ろした。すると、

キィィィィィン!!!!!

金属がぶつかり合う音が辺りに反響した。

『くっ!?』
お義母さんはびっくりした表情をしていたが、すぐに後ろへ後退しすぐ態勢を立て直した。流石、騎士団の団長だな、
『はあぁぁぁあ!!』
今度はお義母さんの方から攻撃を繰り出してきた。
カキィィィィィン!

うっ!攻撃が重い!
やはり技術の差があるらしい。

俺たちの打ち合いは5分ほど続いていた。

『す、すごいな…流石、ハヤテ君だ』
『う、うん!私の…旦那様だから…』
『お、おう……お前がこんなに明るくなったのもハヤテ君のお陰だな、』

そんな話し声が聞こえていた。
たしかに、初めて会った時に比べれば、
全然変わったな…

俺は剣を打ち合いながらそんなことを考えていた。
『おい!ハヤテ君私の方を見たまえ!』
あ、すいません、
お義母さんがちょっと怒り気味に言ってきたので心の中で謝っておいた。
「決めさしてもらいます!」
『望むところよ!』

「『はあぁぁぁぁぁぁあ!!!!!』」






『勝負あり!勝者、ハヤテ君!』

俺は、少し力を入れて地面を蹴りすぐさま背後に回り込み喉元を取った。

『はぁ、はぁ、ハヤテ君楽しかったよ〜ありがと。これで安心して娘を預けられるわね、』
「ありがとうございます!」

『ダメ!お義母さんなんだから、柔らかくていいのよ〜、名前言い忘れてたわね、
アンネスバン・トーネよ、よろしくね。』

「よ、よろしく!お義母さん」

『かわいいぃぃぃ!!!!』

「ふがっ!」
俺はいきなりアンネさんに抱きつかれたのだ。アンネさんも女性なので二つの膨らみが俺の体に当たっている。
ち、ちょっと!?

『私には息子いないし、いっそのこと私たちの家で一緒に住まない?』

ちょっと離れてくれないかな!
柔らかいものが!さらに押し付けられてる!俺の鋼の理性もそろそろ限界に達してきた頃、

「お、お母さん辞めて!」
そう言いながらリンネが俺の右腕にしがみ付いてきた。
お、おい!こっちにも柔らかいものが押し付けられた。

『あら、積極的になったのねリンネ〜ハヤテ君のお陰かしら!』
 『多分ね』

二人はそんな会話をしながら、
俺の腕をしがみつく力を入れてきた。
ふ、二人ともこれ以上は!
俺は目線をシャースさんに送ったのだが…

『ハヤテ君、両手に華だな〜わはは!』

笑ってないで助けてくれよ〜!!!!!





俺たちは、リンネの家へと帰った。
せっかくというので今晩は一泊させてもらうことにした。

『ハヤテ君は、人間界の国で公爵をしてるのね〜』
「はい、リンネの他にもその国の王女様が婚約者なんですよ。」

『ハヤテ君は、本当に両手に華で羨ましいよ』

「シャースさんには、アンネさんがいるじゃないですか」

『いいこと言ってくれるわね!そうよあなた!』


二人が会話に華を咲かしているところを見ていると、リンネが裾を引っ張ってきた。
「どしたんだリンネ?」

『お母さんばっかり見てる…私のことだって見てほしい!』ぷー

リンネが頬っぺたを膨らまして言ってきた。
俺はこの表情を見てあることを思い出した。そう、萌奈のことを思い出したのだ。
萌奈も不満があるとこんな顔をするのだ。
リンネから萌奈を見出して物思いに更けていると、

『ハヤテ様?何考えてるの?』

「ん?あぁ、ちょっと昔のこと考えてた」

『ふぅん〜…』

するとリンネが近づいてきて…
「今は…私のことだけ…考えてほしいな」

俺はびっくりしてリンネの顔を見ると、
笑った笑顔がまたもや萌奈とそっくりだった。

俺は無意識に涙を流していた。
なんだろ…この気持ち…
悲しいような嬉しいような…
不思議な気持ちが俺を襲った。
どう考えてももう萌奈にしか見えないのだ。
今まではそんなこと感じなかった。
今、こんな気持ちになっているのは心の中で萌奈のことを求めているのかもしれない。

俺はまたも無意識にリンネを抱き寄せた。

『きゃっ!な、何を?』
「ち、ちょっと…このままで…」

俺はリンネの胸の中で泣いてしまった。










俺の意識が戻ったのは翌日…

俺はキングサイズのベットで眠っていた。
「知らない天井だな…」

ラノベ定番の言葉を口に出し
俺はベットから体を起こした。
俺はリビングへと向かうとシャースさんとアンネさんが座っていた。

「おはようございます」
『『おはよう〜』』

『昨日大丈夫だった?うなされてたみたいだけど…』

「あ、大丈夫です。本当にすいません…」

『大丈夫だよ、それより朝ご飯にしようか
、ちょっとリンネを起こしてきてくれるかな?』


俺は二階にあるリンネの部屋へと向かった。

コンコン
「リンネ〜、朝ご飯だぞ〜起きてるか?」

いくら呼んでも返答がないので、入ることにした。
「入るぞ〜」

俺はドアノブに手を伸ばし回した。
ガチャ…

俺はリンネの部屋に足を踏み入れると、
そこは真っ暗だった。

「お、おいリンネ?」
俺は恐る恐る部屋へと足を進めると
後ろに気配を感じた。
すると、
バタン

扉が閉まるとともに俺は軽くタックルされ
ベットへと押し倒された。

くぅぉ〜お腹痛い…

ドサ

俺の上に何かがまたがってきた。
まぁ予想はつくが、
それは俺に抱きついてきた。すると、
頭を撫でてきた。極め付けは…


『おはよ!颯〜』


なんと萌奈そっくりの声で
言ってきたのだ。
俺はそれに対して瞬発的に…
「…萌奈?」
と口に出した。

俺は魔法でライトと唱えあたりを明るくした。そこには、黒いレースのついたパジャマを着た萌奈がいた。

俺は萌奈を抱きしめると、異変に気付いた。
「……なんでこんなことしたんだ?リンネ?」

『やっぱりバレちゃった?』

萌奈はリンネへと戻った。

『昨日のハヤテ様を見てたら、昔何かあったのかなって思って…寝てる隙にちょっとだけ記憶を見させてもらったの…


ダメだったかな?』

「それ見てどう思った?」

『大切な人だったんだな〜って思って、
もう一回あったら嬉しいかな…って』

俺はリンネを抱き寄せ頭を撫でた。
「ありがとな…」
『うん…』


萌奈は俺の大切な人だ。
でも今は他にも大切な人がいる。その人を心配させるわけにはいかない。
本当助けられてばっかりだな…
萌奈にも、エルナにも、リンネにも…



「ありがとうリンネ、さぁ朝ご飯行こっか?」
『うん…////』



俺とリンネは手を繋ぎ、ダイニングへと向かった。









こんばんは!
たい焼き娘です!
今回は字数が多いですが、次回もかけたらこれくらいにしたいと思います!

これからもこの作品をよろしくお願いします!

by  たい焼き娘〜thank you all reader〜





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