転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#16 閑話 ハヤテ亡き日常…



「ねぇどうしたの?」

私は聞いてみた額から汗を流し一定方向を凝視する颯に、
すると彼は私の方を見ると私を優しめに後ろへ倒してきた。
その時…

グサ…

何かが刺さる音が聞こえた。

『キャーーーー!!!!!』
『だ、だれか警察を!』
『急、救急車!』

私の目の前では、うずくまっている颯が目にしっかりと映っていた。
嘘だ…だれか嘘だと言って…
何で颯が!こんなことに…
颯のいない人生なんてもう…



無理だよ…


私は、そんな事を考えその場から全く動けなかった。
しかし、

『も、萌、奈…』
わずかに颯の声が聞こえた。
私はその言葉に無我夢中に飛び付いた。

「颯!なんで…なんで!こんな目に、
帰り、カフェ寄ろって言ったのに!なんで…」

何でこんなことしか口から出ないの?
もっともっと言いたいことあるのに!
なんで!!!!!


『萌、奈…ごめん、な、でもお前と入れて
幸せ、だった、よ。』

私は颯から発せられた最後との言葉を聞いて涙が止まらなくなった。
動かなくなった颯を抱き締めながら…



そのあと颯は救急車で病院へと運ばれ、
死亡が確認された。
死因は内臓損傷による大量出血らしい。
私は本当に颯が死んだなんて信じられなかった。
だって颯は眠ってるだけ…
そう信じてしまった。


そしてお葬式を終え、いよいよ別れの時…
もう颯の顔を見れない…
それを思っただけで涙が止まらない。






何もかも終わった。
私の人生…貴方が居なきゃ価値なんてない
私は、この一年間をどう過ごしてくのだろう?本当に耐えられるのか?
不安と恐怖に苛まれ私は颯のところに行こうと何度も考えた。



でもね、なんか颯が応援してくれている気がしている。
なんかこことは違うところで楽しんでる気がする。
私は心の中で彼のことを想う。


あれから半年が経った。

いま私はお墓の前にいる。

颯と過ごした日々を思い出し、
心に刻んだ…

新しく貴方のいない日常を過ごすために…




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