転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#14 魔法対決と、2度目の告白



『それでは!魔法対決を行います。使える魔法は、ファイヤーボルトのみです!
それでは、ドラット君から打ち込んでください』

「負け惜しみなんて言うなよ〜」
『言うわけないだろ!このジジイが!』
俺の髪の毛は銀髪だからジジイなんて言ったんだろうな、負け犬の遠吠えだな。

『行くぞ!【焼き払え!炎の爆発!ファイヤーボルト!】』

ドラットは演唱をし、魔法を試行した。

炎の塊は巻藁に当たると、
巻藁は激しく燃えだした。
さすが極等部に入学できる実力だけはあるな、言っても俺の実力は神様の力が大半なんだけどね、

『おい、ジジイ。やれるもんならやってみろよ!』

「そんなこと言ってるのも時間の問題だと思うよ?」
『抜かせやがって』

俺はいつも通りの2割の力で魔法を放つ準備をした。そして、

「行くぞ!【ファイヤーボルト】!」
『む、無演唱!!!!!?』

無演唱は珍しいのか?
俺はこの前の修行で魔法を打ちまくって
このスキルを手に入れた。
多分、経験値の獲得差によってできるできないがあるのだと思う。
その修行の時にエルナも取得していた。

俺の放ったファイヤーボルトは、ドラットよりも3倍ほど大きく、巻藁に当たると
凄い轟音とともに、巻藁はその場から無くなっていた。

「これでいいかな?」
『……………』


お、驚いてる驚いてる、

「じゃあ、これからは友達として接してくれるかな?」
『も、もちろんです!ハヤテ様!』

『やっぱりハヤテ様カッコいい!』
『マスター最高だね…』

2人の反応はわかるのだが、ほかのクラスの女子までザワザワしだした。
まぁエルナが目力で押さえつけてたけど、

俺たちは、今日の授業を終え家へと帰った。
『今日のハヤテ様カッコよかったよ!』
『さすがマスターだね…』
「ありがとう、そういやなんか女子が話してたけど何かあったのかな?」

俺がその言葉を放った瞬間、
エルナの表情が変わった。
『そうですね、あの雌ブタどもがハヤテ様を狙っていたので…黙らせておきました』

「そ、そう…ほどほどにしなよ?」

『じゃあハヤテ様がとられるのを黙って見てろって言うんですか!?』

「いや、そんなこと言ってないけど」

『別に婚約者が増えるのはいいんです!いいんですけど、ハヤテ様のことを知ってもいないうちに生半可な気持ちで好きだなんて言わせたくないんです!』

「つまり…俺に不幸になって欲しくないってことかな?」

『は、はい…だから!』
「エルナの気持ちは嬉しいよ?でも決めるのは俺でもあるし、相手の気持ちを考えることも大切。だから相手の人が思う気持ちを否定するのはいけない事だと思うよ?」

『は、はい…』

「まぁ俺が言える事じゃないけどね!」

まぁこれでわかってくれたらいいけど…
するとリンネが、
『自分の欲望だけで、想い人を独占するのはダメ…、マスターが可哀想…
でもエルナの気持ちも分かる…わ、私も同じだったから…』

「『え?』」

リンネも?
俺のこと思ってくれてるみたいな言い方だな、
というか好きでもない男とあんな事しないだろうし…

『エルナちゃん、それって…』
『うん、私は…マスターが好き…。だから…マスター…私もエルナと同じところに…おいてほしい…』

やっぱりな…
「本当にそれでいいのか?リンネ?」

『うん…、悪魔は伴侶と一生を共にするのが決まり…私はマスターと一生を添い遂げたい…』

『私からもお願いハヤテ様。』

今は公爵。位もあるし地位的には問題はないと思う。これから先自分がどんな運命を辿るかわからないし、支えてくれる人がいるだけでありがたい。
だから…

「わかった。俺からもよろしく頼むよ…よろしくねリンネ。」
『うん、マスター。よろしく…』
そう言いながらリンネは俺の胸に頭を埋めてきた。俺は小さい角の生えた頭を撫でながら笑みを浮かべ、これから3人で過ごす人生を頭の中で描いていた。

その翌日、
今日は学校がお休みなこともあり、エルナの実家である王城へと向かった。

『おぉ!ハヤテ殿、よく来たな!実は話があっての』
「話ですか?」

『実は隣の隣国であるフライストス天教国と近頃、同盟を結ぶのだがハヤテ殿を使者として派遣したいのだがよろしいかな?』

隣国への派遣か、
この国でさえもまだ分からないことがあるのだがいい経験になるだろう。
でもな…

「あの国王陛下。私は学校があるのですが
どうすればよろしいのでしょう?」

『うむ。それは学園長に報告済みだ』

完全に受けるしかないじゃん!
というか俺1人なのだろうか?

「私、1人だけになりますか?」
『まぁ言ってもまだ同盟も結んでおらんし娘を行かせるのは心配だからな、だがそこの執事は連れて行っても良いぞ』

「わかりました!そうさせて貰います。」

『ではよろしく頼むよ』

俺の横では、エルナは悔しがっていたのだが右にいたリンネはガッツポーズをしていたので余程嬉しいみたいだ。

出発まであと5日…
俺とリンネは旅の準備をしていた…








そして当日…

『ハヤテ様、リンネちゃん!気をつけて行ってきてね?』
「あぁ元気に行ってくるよ」
『お土産買ってくるね…』

俺たちは5分ほどエルナと話し、馬車は発車した。

馬車に揺られること1時間、
これまでずっとリンネと話していたのだが急に

『マスター、私たち結婚するでしょ?だから、実家に…挨拶しないといけない。付いてきてくれる?』
「あぁ勿論だよ、というかリンネのウチって位とかあるの?」

『うん、一応魔王界王国の公爵家…だよ』

「…リンネって公爵令嬢だったんだ…」




俺たちはそんな話をしながら、移動1日目を終え、休憩へと入った。



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