転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#6 旅の途中で… 【二章】



俺たちは、馬車に乗り込み街を出た。
俺が、初日に歩いていた道を進んでいく。
ここは、魔獣や魔物による被害が少なく比較的安全な道らしい。

馬車はどんどん道を進んでいく。
1時間くらい経っただろうか、流石に暇になってきたのでロンスさんに話をすることにした。

「あのロンスさん、魔法ってどうやって使うんですかね?」
『魔法の使い方?それは体内にある魔力を
頭の中で想像したものに変換することで
魔力を体外に出した時始めて魔法になるんだよ…  簡単に言うとね、例えばヒールを使う時、その魔法の意味を考えるんだ。
ヒールはHP回復と、怪我の処置が大まかな
意味だね。だから呪文とその意味を考えて
それを魔力に変換して行使するんだ。
わかったかな?』

なるほど、俺がこの前ヒールを使えたのも
大体の知識を知ってたからか…ラノベで…

「はい、使い方はわかりました!」

『じゃ今度は魔法について教えておこう』

ロンスさんの話によると、
魔法は
・初級魔法
・中級魔法
・上級魔法
・超級魔法
・天級魔法
・神級魔法
があるらしい。
どの魔法まで使えるというのは、
その人が体内に持っている魔力の大きさに比例するらしい。
この国では、超級魔法以上を使える人はいないという。
また、超級から上になると魔法の種類が少なくなるのだという。
そして、神級魔法は人間で使えるものは居ないと考えられている。
もし神級魔法を行使すれば、一発で世界が滅ぶ程らしい。

…俺確か、神級魔法使えた気がする。

俺はロンスさんに礼をしながら、自分の人間離れしたこのステータスを思い出して
ため息を一つついた…


街を出て2時間くらい経っただろうか、
前方に馬車が見えた。
ん?なんか馬車の周りで人が騒いでる…
俺たちは馬車を進めまさかの出来事を目にした。

左手にある森からハイオーガとみられる魔物が10対程いるのだ。
あれは、銀色(B)ランクに相当する魔物。護衛の騎士ではとても無理だ。
俺がそんなことを考えていると、
『あ、あの馬車は王家のもの…ハヤテ君!
あそこに乗っているのは、この国の王女様だ!王女様をこっちの馬車に連れてきてくれるか!?』

王女様!?
マジか、騎士団は完全に押されてる
助けられるのは今しかないだろう…

「わかりました!助けに行きます!」

俺は、馬車の扉を開け前の馬車に向けて勢いよく走り出した。
馬車までは五百メートルほど離れている。
俺はラノベ知識を活かして魔法を唱えた。
【ブースト】

呪文を唱えると足が軽くなり
スピードがました。


そして馬車の扉を開ける…
するとそこには、
俺と同じ銀髪でショートカットの
少女がいた。目は左右で違い、右は金色
左は水色だ。
俺は、その人を見た瞬間、胸元が熱くなった。何だこの感覚…
少女は驚いた表情を見せた。

「いきなり申し訳ありません。ハヤテと申します。いきなりですが王女様を避難させないといけないので、こちらに来ていただけますか?」

俺が、そういうと
少し考えるそぶりがあったが、小さく頷いた。
俺は王女様の手を取り…お姫様抱っこをしてみた。
すると、『キャッ…』
驚いたのか、少し声を出したがそのあとは身を委ねてくれた。
「少し早くなります【ブースト】」



俺は、馬車に戻り王女様を席に座らした。

「ロンスさん、王女様をお願いします!」
『あぁ任されたよ、』

俺は、ブーストを使い戦闘しているところに向かおうとしたのだが、
王女様に、袖を掴まれた。
「どうしたんですか?」
と聞くと、

『…側に、いてくれませんか?』
と少し震えながら言ってきた。
可愛い…    いかんいかん…

「王女様、ちょっとだけ行ってきます。
絶対戻ってきますから。」
俺が笑って言うと、

『絶対…戻ってきてくださいね!』
と、はっきりとした口調で言ってきた。
かわいい声でついウットリしてしまう。
俺は、頷き馬車を後にした。





目の前では、今も戦闘が繰り広げられている。
「加勢します!」
『あぁ、助かる!よろしく頼むよ』

ハイオーガは、10対いたが今は8体に減っている。
しかし、騎士の数の方がだいぶ減ってしまっているのだ。

俺は、スライムの時と同じように剣を振った。
するとやっぱり銀色の閃光が飛び出し
8体のハイオーガは、胴と脚が真っ二つになり倒れた。

はぁ…またやっちまった…

1人ため息をついている奴(俺)以外はみんな呆然としていた。

すると騎士団を指揮していた男の人が
俺に向かって、『勇者様だ…』
と小さな声で説いた。


俺は、言ったとうり馬車に戻ると
王女様が抱きついてきた。

「ちょっ!?お、王女様!?」
『ご無事で良かったです〜…』
と泣きながら言ってくれた。
抱きつかれるのは嬉しいんですけど…
そのー…胸が当たってるんですけど…
理性が…

王女様は一回離れて自己紹介をしてきた。
『申し遅れました。私はアトバースト王国の王女。エルナ・フォンド・アトバーストと申します!どうぞエルナと呼んでください!ハヤテ様!』

「私に様なんていらないですよ。私は
ハヤテ・ヨシザワです。この度はご無事で良かったです。」

『ハヤテ様、私に敬語はいりません。だって…』

「ん?だって何ですか?」

エルナは顔を一気に紅潮させている。
あれ?この反応は…一回見たことがあるような…

あ! 萌奈とまだ付き合ってない時、萌奈が
してた顔にそっくりだ…
まさか…

エルナは何か決めたように頷きこっちを向いた。赤い顔のまま…

『ハヤテさん!』
「はい!」
俺はびっくりして、少し声を大きくしてしまった。

『わ、私は…ハ、ハヤテさんのことが…
好きです!馬車で助けていただいた時に一目惚れしました!もし…もしよかったら、婚約してくれませんか?』

「『な!?』」

ま、マジか!
俺も驚いたが、ロンスさんも驚いてるな、
エルに好意を寄せてもらって、とても嬉しい自分がいる。そうか、あの時の胸の熱さは、一目惚れしたからなのか…
よし、自分の想いをしっかり伝えないとな
「王女様…いや、エルナ。俺も君を見た瞬間心が熱くなったんだ。俺も君のことが好きだ。まだ互いのこと知らないからこれから知っていきたい。俺と結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?」
『…はい!』
エルナが抱きついてきたので、俺も腕を後ろに回し抱きしめた。

『いや〜、良かったねハヤテ君、でもエルナ様は王族だから婚約には王様の許可が必要だ。平民の君には難しいかも知れんが』

あ、ロンスさんいるの忘れてた…
確かに婚約は難しいかも知れないな、
すると、

『もし、お父様がダメというなら私は王女の座を降ります。何が何でもハヤテさんと一緒にいたいので!』
そこまで言われると我ながら恥ずかしい…

トラブルがあったが、俺たちは馬車を進めなんとか王都コロンに到着した。
その間ずっとエルナが横にいてもたれ掛かってきたので少し疲れたが…

エルナと別れ俺たちは、王城の客室に通されそこで睡眠をとった。

明日に備えての万全の体制で挑めるように…




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コメント

  • 雫

    ほんの数日で恋人の事を忘れるなんて本当に好きだったのかあやしい

    0
  • ベル

    いきなり婚約

    2
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