転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

Mr.たい焼き娘

#2 神さまと御対面〜 【一章】



『ようこそ、神界へ。吉澤 颯 君…』


俺は、何がどうなっているのかわからなかった。今まで神殿なんて無かった。
しかし、目の前にそれはあるのだ。
というか、なんでこのおじさん、俺の名前知ってるんだろ?

『ん?なんで知ってるかって?』

!?心を読めるのか!?

『あぁ、読めるとも、』
「マジですか」
『マジじゃよ』

俺は、おじさんに聞いてみることにした。
なんで俺の名前を知っているのか、と
だって名前も知らない人に、いきなり名前で呼ばれるなんて気味が悪いし。
その答えは…



『それはの、わしが神さまじゃからじゃよ』

な、なんだ!?この異世界転生系のラノベに出てくるような設定は!

『うむ?その、ラノベと言うものは分からんが、設定なんかではない。本物の神様じゃよ〜』

おっと、また心を読まれてしまった。
気をつけないと…

俺は、神様という人物に色々と話を聞いてみた。
まず、俺が死んだ後どうなったのか

俺が意識を失いその直ぐに、救急車によって病院に運ばれたらしい。
しかし、もう手遅れで死亡と診断されたそうだ…
萌奈は俺にずっと付き添ってくれていた。

俺の遺体は火葬され、お墓へ埋められたそうだ…

なんかあんまり日が経ってないように感じるが、もうあれから10日は経っているらしい。
なんかあんまり実感がないのだが、思い出すと涙が出てきてしまう。

すると神様が、こんなことを言い出した。

『君はまだ17歳じゃ、こんな短い人生で天界に送るのは可哀想じゃからの〜、そういう事で、君を地球とは違う世界へ行ってもらいたいのじゃが…よろしいかの?』

まさかの異世界の話を切り出してきたのだ。ラノベ好きにとってこんな好機はない、俺は直ぐに…

「はい!大丈夫です!というか、是非!」

と俺が言うと、神様がちょっと驚いたような表情を見せた。

『わ、わかった。君がそこまで言うのなら
送り届けよう。ではその世界について説明でもしておこうかの…』

俺は、真剣にその話に聞き入った。

まずその世界は、魔法があるのだそうだ。
そして、その世界で大陸は一つしかなく人間界と魔界に分けられている。人間界は17の国に分かれており人間族の他にも、獣人、エルフ、ドワーフ、龍人族などといった種族が共に暮らしているそうだ。魔獣や魔物が出るので、冒険者業も盛んらしい。
魔界は、魔王が占拠しているらしい。
人間界と魔界を隔てる山脈を越えて
魔獣や魔物が、人間界に侵入するらしい。

俺は、神様が一言一言語るごとに、夢を膨らめていった。
だって、完全にラノベの世界やもん!
おっと関西弁が。

こんな感じで神様の話は終了した。

『こんな感じの内容で大体はわかってくれたかの?』

「はい。大丈夫です」

『うむ。わかった、ではあっちの世界で
いろんな人に聞いてみて、それでも分からんだらワシに念話しなさい。あ、それと
君にプレゼントをやろうと思ってな』

「プレゼントですか?」

もしかしたら、勇者が使うような聖剣だったりして!


『うむ。君のステータスを少し底上げしておこう。そして、経験値を得やすいようにもしておくとするかの…』

聖剣では無かったけど、これは嬉しい。
ありがたく受け取るとするか、

「では、ありがたくいただきますね!」

『うむ。それでは達者でな〜』

これから俺の新しい人生が幕を開けるのだ。俺は心の中のワクワクを抑えきれそうに無かった。
しかし、

『ちょっと待った〜!』


その言葉によって、異世界転生は少しだけ伸びてしまった。










私は、女神ルシフェル世界を管理している創造神の一人だ。
そういや、私の世界に一人異世界人が来るって、言ってた気がする。
私は、その少年を観察することにした。


ふむふむ、まだ地球を管理してる創造神のところにいるのか、
あの爺さん、優しすぎてなんでもあげちゃうんだよな〜

私は、そんなことを考えていると、
案の定、
『うむ。君のステータスを少し底上げしておこう。そして、経験値を得やすいようにもしておくとするかの…』
と言い出した。
ちょっとだけならいいのだが、爺さんが
結構本気で力を与えていたので、
思わず…
「何やってんの!?」

と声が出ると同時に、私は地球の爺さんの元へワープした。









『ちょっと待った〜!』

誰だろあの女の人…
まぁここにいるってことは神様なんだろうけど…

『お〜、ルシフェル。久しぶりじゃの〜』

やっぱり爺さんの知り合いか〜

『久しぶりじゃの〜、じゃないわよ!なんで私の断りもなくこんなに力を与えてるのよ!』

『え?何か問題でもあるのかの〜?』

『大有りよ!私の世界の人たちは、ここまで力を持ってないし、このまま経験値を蓄え続けたら、私たちと同じ神レベルになっちゃうわよ!』

マジか!
そこまで力があるなんて感じてなかったけど、まさかそこまで…

『そ、そうか…すまんのルシフェル…
ちょっとだけ削るとするかの…でも…』

『でも、なによ?』

『颯 君は、この力を悪行に使ったり、自分のためだけには使わんと思うんじゃが…』

神様は俺のこと信頼してくれてるのか。
なんかおじいちゃんみたいで、親近感が湧くな、

『ま、まぁ確かに、一理あるかもしれないけど…    

はぁ、わかったわよ…
颯くんと言ったわね?私はルシフェル。あなたがこれから向かう世界の管理者よ。
もしこの力を悪いことに使ったら、貴方を抹殺します。それでも良いですか?』

「はい。大丈夫です。安心してくださいルシフェル様」

俺が笑顔で、答えるとルシフェルが顔を赤くして、
『じ、じゃあ、これからよろしくお願いしますね!』

俺は、ルシフェルに向かって笑っていると
後ろの方から、
『あれは、恋じゃの〜クククク…』
そう聞こえた瞬間、
ルシフェルは、神様の頭をボコボコに殴っていた。

あー、痛そう…


そうして、神様との会談は幕を下ろした。
そして俺は新しい世界へと向かう準備をしている…




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