異世界でもインキャはインキャ

車輪付きの椅子

ダンジョンにて

「勇者はこのままダンジョンの15階層までの攻略、出るモンスターは弱いが油断はするな。以上、解散」
そのままカレマは馬車へと戻り全員ダンジョンへと入った
ダンジョンの中はよくあるレンガ造りで所々にランプが掛けられていたその光でも薄暗い
「ライト」
鹿島がそう言うと浮遊する光源が現れた
そしてそのまま進むと小さい影が現れたと思うとその影の主を視認できた
「ゴブリンか…まぁ雑魚やろ。俺がやるわ」
「うい、こっちは支援スキルかける」
剣を抜き構えて近づく
ゴブリンはこちらに近づき爪を振りかざした
盾でそれを防ぎ剣をゴブリンの体に突き刺す
肉の裂ける音、血の飛び散る音
盾でゴブリンの体を押し剣から離しその場で一閃して血を払いまた構える
野生の勘か偶然かゴブリンが現れた
その場から飛び出し近いゴブリンを盾で殴り頭に剣を突き刺しもう1匹を蹴り倒すそのまま頭蓋骨を踏み潰す
飛び散る鮮血と脳漿、吐き気や嫌悪感はなくただ汚いとしか思わなかった
「うわぁグロいな」
霧島が盾でゴブリンの死体を退かし近づいた
「スキルを使う気にはならないんですかね」
「使いどころがわからん、コイツラは弱いけど逆に強すぎると死ぬしなぁ、次霧島やってみろ」
霧島はういーと返事し盾を構え短剣を抜いた
「ライトニング」
その言葉とともに短剣が光に包まれバチバチと剣が雷を纏っていた
「しゃあ、かかってこいやゴラァ」
何をイキっているんだこいつは…
霧島は盾で地面を殴りつけ大きな音を出した
その音に反応したのかゴブリンが数体現れ霧島に向かう
一匹のゴブリンが飛びかかる
然しそれは盾に防がれ虚しくもゴブリンは地面に落ち霧島の短剣が突き刺さった
「ライトニングスピア!」
短剣の雷が形を変え槍の形となりゴブリンに放たれた
「ギシャア!!」
もう一匹のゴブリンが仲間に警告するように叫んだ
「ウォーターシールド」
すぐに水の壁が霧島の前に立ちはだかりゴブリンと距離をとった
盾を投げる構えになり腰を下げ叫んだ
「ライトニング!!!」
盾が雷を纏うと霧島は盾を投げ水の壁に当たると崩れ水に感電しゴブリンを包むと肉の焼ける音が響いた
霧島は盾を拾いに向かい歩みを進めた
「待って!!」
鹿島が叫んだのと同時に一匹のゴブリンが現れ霧島に襲いかかった
霧島は腰に手を当て拳銃を引き抜いた
すぐ様バレルをゴブリンに向けてトリガーを引いた
2回の銃声が響き渡った







投稿遅れてすいませんでした!!
これからは基本この時間に投稿しますので宜しければ見ていただけると幸いです







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