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sweet memory

竜泉塚神楽

君との証

喉の奥につっかえた言葉は
心に大きな穴になっていて
うまく言葉にできない
伝えようと思って
言葉を見つけ出しても
気づいた時には
きみはそこにいない


初めて見た
あの時の笑顔
守りたいと願っていたのに
別れを告げられた


この広い世界で
僕らはお互いの夢を叶えるために
別々の大空へ羽ばたいた
やがて疲れた時は
この場所に帰ってくるから
君と約束したけど
君は帰ってこない


人は心は変わりゆくものだけど
もし僕の願いが 
君に届いたなら
君はここに帰ってくることを
僕は信じつづけているよ
この大きな樹が二人で生きてきた
証になるから

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