Satan・of・the・Brave

桜花 時雨

第28話 罪魔王への仲間入り?後編

 ライルとカーシャ、ラーシャはカーシャたちの家、バゼルア邸

「ママー!ただいま!!友達のライル君呼んできたー!!」

「おかえりー。お友達も来てるのね?
入って、椅子に座っててもらってて!」

「ライル、入っていいみたいだぞー!」

ライルは、初めて行った友達の家に少しワクワクしながら入った。

「綺麗なおうちだねー。」

「そうか?普通だと思うぞ?」

「ライル君も、ラーシャも座ろう。」

「それじゃあ、座らせて貰うよ!」

ライルが最初に座り、その隣にラーシャ、ライルの反対側にカーシャが座った。

ライルは、家を首の動く範囲を見渡し、圧倒されていると...

「ごめんなさいね。お待たせしましたわ。」

お盆にお茶を乗せて、2人の母親がやってきた。

「ママ!話があるの!」

「何?どうしたの?」

次は、ラーシャが母に声をかけた。

「お母さん、俺たち2人ライルについて行くから、家を出る。」

カーシャは、ラーシャの簡潔すぎる説明に目を大きく見開いた。

「ラーシャ!わかりにくいよ?!」

すると2人の母は、頭の上に?のマークを浮かべ首を傾げた。

「あのね、ママ。この前の、人族が攻めてきた日があったでしょ?
あの時に、ライルくんがすごい能力を手に入れたの!」

「それで、なにかありましたの?」

すると、ライルが話に乱入してきた。

「ここからは、僕の方から説明させていただきます。
まずなぜ2人がついて行くのかなんですが、僕が大魔王の直属部下『罪魔王』への特待を頂いたのです。
その理由は、先程のカーシャちゃんの説明してくれた能力なんです。
その能力は『罪装憤怒』と言い、『罪装』が罪魔王の編成基準だそうです。」

「そうでしたの…」

母は、しばらく目をつぶり考えていた。

「私としては、行かせたくないですわ。」

するとラーシャとカーシャは、あからさまにガッカリしていた。

「2人とも、最後までしっかり聞いてくださいまし。
行かせたくないけれども、行かせようと思いますわ。」

今度は2人とも顔を輝かせた。

「大魔王様の配下になることは、普通に生きていれば有り得ない、つまり光栄なことですわ。
行かせないのは逆にその行為を踏みにじること、つまり行かせる他ありませんわ。」

ライルは、顔を深々と下げ感謝の言葉を口にした。

こうしてラーシャとカーシャは、ライルについていく事が決定したのだった。







どうも!もはやいつ更新したのか覚えていない、桜花時雨です!

まず。
久しぶりの投稿となってしまい申し訳ございません。

今回のお話はいかがだったでしょうか?
罪魔王の仲間入りを決定したライル君一行でしたが、これからどうなっていくか自分でも楽しみです。

お知らせです。
今回を気に、投稿をしばらく辞めます!
理由としては、受験シーズンそろそろお勉強を真面目に始めなければならないという現実が迫ってきているからです。
また、そのストレスから「手が進まない」「話が言葉が思いつかない。」等、夏の期間によくありました。

私情が原因で、申し訳ございません。

これからもサタン・ザ・オブ・ブレイブをよろしくお願いします!!!

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