永遠という概念自体になった少年はきっともうチートどころじゃ無い気がする。
EPISODE0:Reincarnation
永遠とは、悲しい物であり苦しい物である。
全くもって正論。返す言葉が無いね。
それでも人は永遠を求める。何故かって?簡単だこの場所を無くしたくないから。
現にここに居る僕も求めていた。永遠・・・なんて素晴らしい響きなんだろうなんて美しい物なんだろうかってね。今思うと自分の発言に気持ち悪ささえ感じる。どこの中二病患者だって感じで。
だけど僕は諦めた。あんなに望んでいた物を簡単に捨て去ったのだ。なに、どうしてかって・・・答えは簡単、僕が“死んだからである”。
ついさっき車でドーンだYOって感じでね。
・・・冥福なんていらないよ。ただもうちょっとだけ夢を見せてほしかったな。ほんのちょっとだけでもさ。まぁいいや、このまま眠るように消えていくのも一考さ。
―――永遠が欲しいの?
眠る手前に声が響く。
今欲しいかって言われたら、やっぱり欲しいね。別談、何かする出来るとかじゃなくさ。ただ、自分の為に生きたいよ。
―――そんなに欲しいのならあげるよ。
子供らしい声で頭に響くそれは今の僕をバカにしたように上から目線で言う。もともと闇に半分使っていた体にもうその言葉に返す力はない。ただ、フ〇ックとだけ言ってやった。
「・・・・・・・・・ん、うん?」
目が覚めたというべきか意識が戻ったというべきか、とりあえず重たい瞼を持ち上げようとする。しかしまだ眠いみたいだなかなか目が明かない。でもその中で分かることがあったさっきまでの鉄と油の匂いが消えて逆に葉と水の空気に代わっていたのだ。
つまりここは事故現場じゃない。別の何処・・・
そろそろ目を覚まさなければ。のどが渇いた。お腹もすいた。
耳元で川のせせらぎが聞こえる。鳥の鳴き声も。
「ふわぁぁぁぁ・・・」
体を持ち上げると自然とあくびが出る。
「・・・・ふぬ?」
気の抜けたような声で僕は周りを見渡す。生い茂る木々、頭上の小川、、いや水たまり。何と言うか此処は完全なる弱肉強食の世界・・・
「ジャングル?」
一言、たった一言で察した。
捨てられたな、と
全くもって正論。返す言葉が無いね。
それでも人は永遠を求める。何故かって?簡単だこの場所を無くしたくないから。
現にここに居る僕も求めていた。永遠・・・なんて素晴らしい響きなんだろうなんて美しい物なんだろうかってね。今思うと自分の発言に気持ち悪ささえ感じる。どこの中二病患者だって感じで。
だけど僕は諦めた。あんなに望んでいた物を簡単に捨て去ったのだ。なに、どうしてかって・・・答えは簡単、僕が“死んだからである”。
ついさっき車でドーンだYOって感じでね。
・・・冥福なんていらないよ。ただもうちょっとだけ夢を見せてほしかったな。ほんのちょっとだけでもさ。まぁいいや、このまま眠るように消えていくのも一考さ。
―――永遠が欲しいの?
眠る手前に声が響く。
今欲しいかって言われたら、やっぱり欲しいね。別談、何かする出来るとかじゃなくさ。ただ、自分の為に生きたいよ。
―――そんなに欲しいのならあげるよ。
子供らしい声で頭に響くそれは今の僕をバカにしたように上から目線で言う。もともと闇に半分使っていた体にもうその言葉に返す力はない。ただ、フ〇ックとだけ言ってやった。
「・・・・・・・・・ん、うん?」
目が覚めたというべきか意識が戻ったというべきか、とりあえず重たい瞼を持ち上げようとする。しかしまだ眠いみたいだなかなか目が明かない。でもその中で分かることがあったさっきまでの鉄と油の匂いが消えて逆に葉と水の空気に代わっていたのだ。
つまりここは事故現場じゃない。別の何処・・・
そろそろ目を覚まさなければ。のどが渇いた。お腹もすいた。
耳元で川のせせらぎが聞こえる。鳥の鳴き声も。
「ふわぁぁぁぁ・・・」
体を持ち上げると自然とあくびが出る。
「・・・・ふぬ?」
気の抜けたような声で僕は周りを見渡す。生い茂る木々、頭上の小川、、いや水たまり。何と言うか此処は完全なる弱肉強食の世界・・・
「ジャングル?」
一言、たった一言で察した。
捨てられたな、と
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