寿命時間

ノベルバユーザー318922

ゲーム

2020年 5月14日 木曜日  この日、僕、暗野 瞬(くらのしゅん)の人生は  
終わったように思えたが 違った...。


時は遡り、7時間前


太陽の日差しが、カーテンの隙間を通り
僕は、ふと、目覚める。 デジタルの時計たには、午前8時と書いてあった。

僕はいつも通りの日常をはじめる。
 支度をし学校へ行く。

学校に着き、教室の扉を開ける。
そこは、何も変わらない光景と匂い。
何も無いと、その時までは、
思っていた。いつもの一日も終わりと思い。
学校を出て。下校の時に、

事は起こった。

一瞬の事だった、少しの無意識な状態だった、 信号は赤、僕は、すっと、踏み込んでいた。

ふと、気づいた時には遅く、一瞬の間に 
中へ舞う。その時、僕は、思った。

(何故、僕は飛んでる?  あれ、今もしかして、状況的にやばいじゃね)

そう考えてると、ふと、思った。

(あ、死んだ...) 


体が、地面に着いた時、僕は、意識が朦朧と
する、 そんな中、聞こえた、最後に聞こえた音は 人の騒ぐ声、 

そして、体外に出ていく自分の血液が
道を赤く染める、 


その日、僕は、死んだ。


そう思っていた。




ふと気がつくと、暗い空間にいた 寒くも 暑くもない、そして、何よりも、不思議な世界、  僕は、辺りを不思議そうに見てると、

「ようこそ、天界へ」

そう言ってきたのは、銀髪で、背は、
僕の肩くらまでの可愛らしい、少女

すると


「私は、ミナ  女神です。」



僕は、戸惑った、何故なら、急に、その少女は目の前で、自分の事を、神と呼ぶからだ。
しかし、そんな僕の、気を無視するように
話を進める。

「あなたは、先程、不慮の事故により、
      現世で、死にました。 これからは、
       次の世界で生き延びてください。」

謎が、増えた、 頭の中は疑問ばかりだ
次の世界?  女神?  そんな事が頭の中では浮かんで消えての繰り返し、そんな僕が混乱
してるのに気づいたのか詳しく 説明し始める。

「次の世界とは言わば異世界のようなもので
     プレイヤー同士が戦い寿命を伸ばしていく ゲーム世界の事です。」

そんな事を聞いた僕はさらに問う 
「ゲーム?、 というかプレイヤーとは?」
  僕は、分からない部分を聞いた 
すると


「このゲームは、現世で寿命以外で死んだ人のみができるものです。と言うよりは、ほぼ 
強制なんですけどね、プレイヤーとは、
貴方と同じように、事故や病死などの死で
転生しこのゲームを行ってる者。」

そう、ミナは言った、 しかし僕は、まだ本質が分からない、そして聞いた
「このゲームはなんになるの  意味はあるのか?」すると   「はい、あります、 このゲームを攻略すれば、もう一度現世の復活と攻略者の願いを叶える事が許されます。」


そして僕は、攻略条件を聞いた

「攻略条件はゲームマスターを倒すこと、
     まぁ、後にやれば分かります。
      それと、プレイヤーにはそれぞれ
       一つだけ能力が与えられます。これは
      貴方の使い方次第です。」

それから、多少の会話をした。

そして、「そろそろ、転送します。」



僕は、コクリと頷き、少しの覚悟は出来た
が、しかし  後に知る、覚悟の重みを 
このゲームがどんなものかを、

僕は光に包まれた、気づいたらさっきとは、
全く違う場所、そこは、誰も居ないような 
薄暗い街  戦場であるだろうが、  あまりにも
静かだ、何も分からない  どう、動くか 
ここからどうするか、    けど
一つだけ分かった事がある。

僕は、いつ死んでもおかしくない所にいて
その、死と近い場所故に恐怖心がある事。


その日、僕の日常は 、デスゲームという
異色の空間へと変わった。


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