涙の色は

事件?

「成瀬、明日遊園地でも行かね?」
「え、行きたい!」
「遊園地だと人数多い方が楽しそうだし晴飛と美香も誘っていい?」
「うん!いいよ!」
「じゃあ明日の10時に駅集合って伝えといて」
「了解!」

「こんな感じいつぶりだろう。1年くらい恋なんてしてなかったからな〜」
服とかいろいろ決めなきゃな。
「あ!あたし服とかメイクしてあげよっか!」
「え、いいの?超嬉しい!」
「任せな〜、男を落とすプロに。」
「じゃあ任せちゃおっ。」

「あ、晴飛また来てたの〜」
「おう、宿題でもしよっかなーと思って」
「自分の部屋でやりなよ」
「お前どうせ俺の写しにくるだろ」
「まあそうだけど〜(笑)あ、てかね私海里とまた付き合うことになったの」
「あ、そーなんや」
「だから明日4人で遊園地行くよ」
「いってらっしゃい」
「晴飛もだよ」
「俺もかよ」





女子「お待たせ〜」
晴「遅せぇよ」
海「いや5分も待ってねーだろ(笑)」

「よし、じゃあ行くか」

「どれ乗る〜」
「あれ乗ろうよ!」
美「じゃあ席は新婚のお二人さん同士で♡」
晴「俺、ジェットコースターでもお前と隣の席になるのか?」
美「嬉しいのは分かるけど騒がないでね〜?」
晴「はー!?」
「夫婦漫才してるみたい」
「仲良いね〜相変わらず」
美・晴「良くないわ!」
「はもってるし...(笑)」

「うわーこれ怖かったなー」
「まじそれな!」
「でもお前ビビりすぎだわ」
「うるさいよー」

「じゃあ次は観覧車かな〜」
晴「もう俺こいつと乗るの嫌だからグッパーで決めよーぜ」
美「いや新婚さん優先しなさいよ」
海「いや二人の時間なんていつでも作れるしそれでもいいよ、ね?」
「うん、全然いいよ」
本当は観覧車でキスするのが今日のメインリッシュなんて事言えるわけないし。
「グッパ」
美「海里とかー」
海「残念がるなよ(笑)」
晴「じゃあ先乗るぞー」
「え、待ってよ」

「なあ、結お前は今幸せか?」
「うん、すごく」
「だよな〜」
「お前が幸せならそれでいいや」
「え、何?どうしたの?晴飛幸せじゃないの?」
「うーん、どうだろうな」
「そいえば前言ってた好きな人って誰なの?」
「誰だろうな(笑)」
「教えてよ〜私と晴飛の仲じゃん」
「だな、教えてやりたいよ」
「え?じゃあ教えてよ」
「でもそれは無理だ、お前が幸せならそれでいい」
「え、何言ってんの?晴飛も幸せになってよ」
「だから!無理だって言ってんの...。」
「晴飛...?」
「俺の好きな人はお前だから、だから無理なんだよ、分かってくれよ、ずっと好きだったんだ」
「え、嘘でしょ?」
「嘘でこんな事言えると思うか?」
「・・・」
その瞬間、晴飛はキスをした。
「やめて!」
「ごめん、でも本気だから」

観覧車が下に着いたら晴飛は走りながら
「急用思い出した」と言って帰った。
美「観覧車の眺めってやっぱ最高!」
海「あーずっとお前うるさかったな。晴飛が嫌になる理由もよく分かるわ」
美「なんか言った?」
海「言ってません」

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