異世界に転移しちゃったよ〜鬼の力で異世界無双〜
五龍会
魔法適性試験、結果は言わずともかな。
認められたのは大量の魔力のみで、その適正は皆無であると。
つまり、魔法能力ゼロ。
「ま、魔法能力がなくても実技があれば大丈夫ですから! 」
慰める職員であるが。
「いや、気にしてはいない。さっさと実技試験に移ろうじゃないか」
どうでもいいと言わんばかりの、素っ気なくどこか自信のある対応である。
「じゃ、じゃあこちらの部屋に」
案内されたのは、地下室。
太陽の光は入って来ず、魔法具と呼ばれるもので明かりを灯している。
「実技の試験官は別の職員なので、少々お待ちください」
と、幼女職員は笑顔でその場を立ち去った。
実技試験、恐らくは職員と戦うだけではあろうが。
シキは、武器を素手とかいた。異質な目で見られるのは想定できる。
実に面倒だと。
「お前が、試験者か? 」
部屋に入ってきたのは、30半ばのおっさん。無償髭を生やし、赤髪が目立つ。
「そうだ」
「そうか、ならさっさと始めようか。武器は? 」
「あぁ、俺は素手だ」
指揮官、眉間に皺を寄せて。
「対人専門か? 魔物だったら素手はないだろう。ナックルかなにか、無いのか? 」
「いや、問題ない。それに、剣も槍も扱えばする」
「なら何故、それを書かない? 」
「得意なのは、素手だからだ」
そうかと―ならば問題ないと言わんばかりに、首を縦に振る。
「では、俺は刃引きの剣を使わせてもらう」
鞘に入れられることなく、壁に掛けられていた剣を取るとそれを構える。
「準備はいいか? 」
「問題ない」
一間置いて。
「よし、いくぞ! 」
剣を構え、向かってくる。その刃が、俺へと振り下ろされた時、剣を持つ職員の手を掴み、それを前に倒す。
捻られた職員は、手の力が抜けて剣を手放す。手のひらで職員の顔を突き、胴を2度殴る。
後ろによろけた職員だが、掴まれている右の手を引っ張られシキの方へと引き寄せられる。
胸ぐらを掴み持ち上げると、さらに手を引き投げ飛ばした。
仰向けに倒れる職員。
―だが、シキは息一つ乱して居ない。
「気絶したか? 」
少し気を緩めたシキに、職員の蹴りが顔を目がけて飛んでくる。
だが、それはシキの腕に遮られた。
だが、予想以上の力強さにシキは少し後ろへと、飛ばされた。
「それ、生身の攻撃じゃないだろ」
「そうだ、身体強化をしている。よく分かったな」
その魔法は、明らかな肉体変化が無ければそう簡単に見分けられないものだと。
―少なくとも、一発の蹴り程度では無理だと言う。
「お前も使え」
「要らん」
だが、素っ気なく返すシキ。
まるで、使わずとして勝てるとでも言わんばかりに。
認められたのは大量の魔力のみで、その適正は皆無であると。
つまり、魔法能力ゼロ。
「ま、魔法能力がなくても実技があれば大丈夫ですから! 」
慰める職員であるが。
「いや、気にしてはいない。さっさと実技試験に移ろうじゃないか」
どうでもいいと言わんばかりの、素っ気なくどこか自信のある対応である。
「じゃ、じゃあこちらの部屋に」
案内されたのは、地下室。
太陽の光は入って来ず、魔法具と呼ばれるもので明かりを灯している。
「実技の試験官は別の職員なので、少々お待ちください」
と、幼女職員は笑顔でその場を立ち去った。
実技試験、恐らくは職員と戦うだけではあろうが。
シキは、武器を素手とかいた。異質な目で見られるのは想定できる。
実に面倒だと。
「お前が、試験者か? 」
部屋に入ってきたのは、30半ばのおっさん。無償髭を生やし、赤髪が目立つ。
「そうだ」
「そうか、ならさっさと始めようか。武器は? 」
「あぁ、俺は素手だ」
指揮官、眉間に皺を寄せて。
「対人専門か? 魔物だったら素手はないだろう。ナックルかなにか、無いのか? 」
「いや、問題ない。それに、剣も槍も扱えばする」
「なら何故、それを書かない? 」
「得意なのは、素手だからだ」
そうかと―ならば問題ないと言わんばかりに、首を縦に振る。
「では、俺は刃引きの剣を使わせてもらう」
鞘に入れられることなく、壁に掛けられていた剣を取るとそれを構える。
「準備はいいか? 」
「問題ない」
一間置いて。
「よし、いくぞ! 」
剣を構え、向かってくる。その刃が、俺へと振り下ろされた時、剣を持つ職員の手を掴み、それを前に倒す。
捻られた職員は、手の力が抜けて剣を手放す。手のひらで職員の顔を突き、胴を2度殴る。
後ろによろけた職員だが、掴まれている右の手を引っ張られシキの方へと引き寄せられる。
胸ぐらを掴み持ち上げると、さらに手を引き投げ飛ばした。
仰向けに倒れる職員。
―だが、シキは息一つ乱して居ない。
「気絶したか? 」
少し気を緩めたシキに、職員の蹴りが顔を目がけて飛んでくる。
だが、それはシキの腕に遮られた。
だが、予想以上の力強さにシキは少し後ろへと、飛ばされた。
「それ、生身の攻撃じゃないだろ」
「そうだ、身体強化をしている。よく分かったな」
その魔法は、明らかな肉体変化が無ければそう簡単に見分けられないものだと。
―少なくとも、一発の蹴り程度では無理だと言う。
「お前も使え」
「要らん」
だが、素っ気なく返すシキ。
まるで、使わずとして勝てるとでも言わんばかりに。
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