貧乏姫の戦争 〜異世界カードバトルを添えて~

一刻一機

第一章 ~貧乏姫の戦争~(13)

18


 さて、キリアの発案で、帝国に忍び込む事になった俺達だが、ゲームのように当然「さあ、行くぞ」と言って出発できるわけもなく、一週間程度の準備期間が必要だった。
 足りない保存食を掻き集めたり、お世話になった人達への挨拶をしたり等……
 特に俺達が、と言うか俺が一番問題視したのがアヴェルの存在だった。
「こんな小さい子供を、危険な旅に連れて行けるか!」
 と俺が主張しても、誰も聞き入れてくれず、むしろ「こんな懐いている子供を置いていこうとするなんて」と怒られた。
 しかも、アヴェルには「我を置いていくとはどういうつもりじゃ!」と怒られるだけならまだしも、最終的には「我を本当に置いていくのか?」と涙目でせがまれ、ノックアウト。


 次に、問題だったのが……と言うか、別に全く問題ではなかったのだが……
 俺とファラ一家の交流は意外と多く、結構暇を見つけては家の復興作業を手伝ったり、ファナとアヴェルと一緒に遊んだりと仲良くしていたので、もしかしてファラに旅に出ることを告げれば「行かないで!」なんて泣かれたりするかなと、思っていたのだ。
 まあ……もちろんそんな事はなく、ファラには「そうなんですかー、気を付けてくださいね」とあっさり言われたが。
 結構いい関係になりそうだと思ってただんけどなぁ……
 ちなみに、ファナちゃんはしっかりと「えー!いなくなっちゃうの!」と泣いてくれました。アヴェルに対して。
 ……俺も泣きそうだよ、ファナちゃん。


 ◇


 そして一週間後、二人旅とは思えない量の荷物が、俺の目の前に置かれていた。
「……これ、二人分にしては多くないか?絶対俺達じゃ持てないだろ」
「いえ、これから森を東に抜け、獣人の集落で仲間一人と合流する予定ですので、今回は三人分の物資を用意しております」
「ああ、例のおおかみの勇者って人?」
「狼ではなく、狼人ろうじん族です。その辺の表現は、彼らはかなり神経質ですので、獣人達の集落に行った場合は、発言に気を付けてくださいね」
「り、了解」
 思ったよりも真剣な様子で、キリアに注意されてしまった。
 やはり、異世界にも差別問題があったりするのだろう。
 そこらへんは、異世界でも地球でも変わらないのかもしれない。
「荷物に関しては問題あるまい。後で説明しようと思ったが、ついでだ。今回我が国から渡す事ができる軍事物資のうち、魔法カードを先にお渡しておこう」
 わざわざ見送りに来てくれた王様が、自ら俺に数枚のカードを手渡してくれた。
 なお、王様はいつもの平民っぽい獣皮の服だが、キリアは全体をグリーン基調で揃えた、長袖長ズボンのボーイッシュな恰好だ。
 いつも降ろしていた金髪を、後ろでポニーテールにしている事も相まって、普段のお姫様然とした雰囲気と全く違う。
 ……こういうギャップ萌えっていいよね!正直、とてもドキマギします。


ファイア』火属性 ★
【大気中の熱量を集める】


風の盾ウィンドシールド』風属性 ★★
【大気中の気圧を動かし、術者周辺かつ任意の方向に激しい風の渦を作る】


攻撃力強化パワーアップ(中)』祝属性 ★★★
【魔力を付与することで、攻撃の意思が込められた行動に対し、その威力を向上させる】


窃盗スティール』闇属性 ★★★
【影の中に亜空間を作成し、一時的に非生命体を格納できる】


「……明らかに一枚、違法そうな名前のカードが混じってるんだけど」
「うむ。この『窃盗スティール』は、持っているだけで逮捕される街もあるからな。気を付けろよ!」
 にこやかな笑顔で俺に、サムズアップをしてくる王様がいる。
 『イイ笑顔』が本当にキリアに似てやがる。
「気を付けてじゃないですよ!そんなカード持たせないで下さいよ!」
「でも、これが無いとすごい量の荷物を背負わなければなりませんよ?」
 思わず悲鳴を上げた俺を、キリアが興味も無さそうに淡々と荷物のチェックを行っている。
「おい……まさか?」
「そうです。これを使って、亜空間に荷物を入れて下さい」
「あー、そう言う事かー……いや、わかるんだけど、もっと、法に触れないカードは無いのかよ」
「あるにはあるらしいのですが……四ツ星の光属性『格納ストレージ』と言う魔法カードは、その……」
「『格納ストレージ』は星数ランク以上に有能なカードじゃから、超々高価なカードじゃ!とてもじゃないが、この国では買えまい!」
「ぎくっ!」
 濁そうとしたキリアの言葉尻を拾って、アヴェルが身も蓋もない言い方をする。
 むしろ「ぎくっ!」って表現が異世界にもある事にびっくりだよ。


 あ、そうだ「ある事にびっくり」で言えば、完全に余談になるが、今回用意してもらった保存食の中に、なんと「魚醤」があった事にとても驚いた。
 この国は西南にちょっとだけ海岸線がある事で、わずかに海産物も採れるが、あまり量は摂れないので、そこまで本格的な生産体制は整っていないらしい。
 しかし、一応は(失礼)王族であるキリアには献上品(もしくは近所のお裾分け)として海産物が結構な割合で送られてくるらしい。
 そして、その中でもかなりインパクトのあるこの「魚醤」が実はキリアの好みだとの事。
 日本人でも結構癖が強くて好みが分かれるらしいが、異世界人が食べると聞くと、物凄い違和感を感じる。
 ちなみに、他の保存食は焼き締めたパン。ブメのチーズ。干し肉、干し魚、干した果実。またはベーコンやソーセージ等の加工肉も多かった。
 この辺は地球でもわかるものだが、意外だったのが、小麦粉と、干し野菜。そして塩も大きめの袋で渡された。
 更に、包丁やフライパンのような調理器具も。
 こんなもの渡されても、旅先でどうするんだと思ったが。そこはさすが異世界。
 冷静に考えれば、魔法のおかげで、よほど劣悪な環境ではない限り火も水も起こし放題なのだ。
 現地で加工して食えと言う事なのだろう。
 個人的には出汁が摂れそうな、昆布や鰹節が無いことが不満だが、魚醤のおかげでかなり風味豊かなスープ等ができそうで、日本人として正直嬉しい。


「あ、ちなみに私は料理はさっぱりですので、道中よろしくお願いしますね」
「いや、それは別にいいけどさ」
 どう見てもお子様なアヴェルにも、料理は期待できそうにない。
 俺は、地球でも料理は妹と交代でよく作っていたので、むしろ料理には自信がある。
 異世界人と味覚が違うかもしれないが、それは俺のせいではないので、二人と、今後参加するであろうもう一人には精々俺の味に慣れてもらおう。


 荷物を確認し終わったところで、一つ問題が生じた。
 何故か、俺一人が『窃盗スティール』のカードを発動して、全ての荷物を入れることになっているのだ。
「『窃盗スティール』は、荷物を運ぶ最中、召喚カードと同様に、ずっとカードに魔力を流し続けなければなりません。女王巨人蜘蛛クイーンジャイアントスパイダーさえ、召喚・維持ができるミナト様の魔力ならこれぐらい余裕でしょう?」
「そういうもん?」
 前々から感じていたが、どうやら俺の『魔力』とやらは、この世界においては常識の範囲外にあるようだ。
「『窃盗(スティール』」
 受け取ったカードをさっそく使ってみると、何も発動する気配がない。
「あれ?」
「カードの説明を読まれました?そのカードは影の中でしか使えませんよ」
 キリアに呆れたように言われてしまった。
 俺は壁の影に入り、もう一度発動してみると、今度は無事に影の中の空間が割れ、更に深い闇を覗かせている。
 少し体から「何か」が抜けていく感じがするが、確かに特段の負担は感じない。
「あら、思ったよりも深い亜空間ができましたね。ミナト様はてっきり風属性か祝属性に親和性をお持ちかと思いましたが、もしかしたら闇属性の方が親和性がおありかもしれませんね」
「それはどうなの?なんか、喜びづらいんだけど」
「そうですか?確かにイメージは悪いのですが、意外と汎用性の高い魔法が多いらしいですよ」
「らしい。なんだ」
「……魔法学の本で見ましたが、正直実物を見る機会は少ないので」
「……そっか」
 理由は聞くまい。
「ミナトよ!そろそろ行くぞ!」
 ついつい、話が脱線してしまった俺とキリアを、アヴェルが小さな体をぷかぷかと浮かべ急かして来た。
「そうですね。確かに一日でも早く森を抜けないといけませんからね」
「姫様、くれぐれもお気をつけて」
「ミナトよ、娘を頼んだぞ」
「姫様。旅の無事をお祈りしております」
 アヴェルの催促をきっかけに、あきらめてさっさと荷物を魔法で収納した俺達を、聖樹の国のみんなが見送ってくれた。


 そこには、当然のようにファラの姿は無く、俺はため息を吐きながら、異世界で初めて訪れた国を後にする事になったのだ。


 ◇


 ……とは言え、やはり、この巨木が並んだ葉や蔓が生い茂った深い森に入れば、どうしても躊躇してしまう。
 どちらも実物は見たことは無いが、富士の樹海ともののけな森を合体させ、更にグレードアップさせればこんな森が出来上がるんじゃないだろうか。
 これなら確かに女王巨人蜘蛛クイーンジャイアントスパイダーのマリアや、テッサさんが捕まえようとした地竜なんてものもいてもおかしくない。
「ここを本当に抜けるのか?帝国の奴らが拓いた道の方が楽だし安全なんじゃないか?」
「そんな事をすれば、それだけで一週間以上かかるわよ。そんなのやってらんないわ」


 ……ん?


「キ、キリア、随分と口調が違わないか?」
「あ?ああ、この口調のこと?あったりまえでしょ。親父も爺もいないのに、わざわざあんな『ですわ』何て言ってらんないわよ」
「ミ、ミナト……怖いのじゃ」


 ……うわぁ。
 こいつ、本性を現しやがった。
 アヴェルでさえ、本気で引いた顔で俺の頭にしがみついている。
 でも、何だろう。今までの恐怖のシゴキや、戦闘方法、そしてあの「イイ笑顔」を思い出せば、むしろしっくり来るかもしれない。
「ミナトだって、別に私に『お姫様』っぽいのは期待してないでしょ?」
「いや、まあそうだけどさ」
「じゃ、いいじゃん。ミナトと帝国の糞野郎共のおかげで、久しぶりに国を出れるわ。このお礼に、あいつら今度あったら本気でぶん殴ってやる」
 そう行って、両手の骨を鳴らしながらニヤリと笑ったキリアは、城で見た時よりも百倍輝いて見える。
「俺は、帝国の奴らがむしろ可哀想に思えてきたよ」
「ふふん。当然よ。あいつらに、一体誰に喧嘩を売ったのか思い知らせてやるんだから。さて、ミナト、アヴェル。さっさと行くわよ」
「お、おう。クロスケ、戦闘になったら頼むぞ」
「ミナトは、我が守るのじゃ!」
「はいはい。頼んだよ、魔王様」
 なるべく気分が重くならないように、俺達は軽口を交えながら、さっさと森に入って行った。
 キリアは鼻歌交じりの軽い気分で、鉈を振り回し、ちょっとした枝や蔓を切り払いながら進んでいるが、俺は周辺に飛び回るでっかな虫や、遠くから聞こえる猛獣の鳴き声に、へっぴり腰でびくびくと震えながら、キリアの後を必死になって着いていく。
「キリア、ちょっと、待ってくれ。俺たちは、そんなに早く進めないんだ!」
 だが、産まれてから森に慣れ親しんだキリアの探索速度は異常に早い。
 森どころか、自然と言えば近所の公園ぐらいしかなかった、都会暮らしの俺は、段々と歩調が重くなっていった。
「あら?まだまだ森の浅いところよ?こんな所でへばってたら、森の中で暮らす羽目になるわよ?……それに、ほら。のんびりしてればお客さんも来るしね」
「え?」
 しかも、すっかり忘れていたが、この聖樹の森は化け物級の魔物モンスターがごろごろ居る、魔の巣窟である。
「GRRRRRRR!」
「うわあああ!?」
「おお!珍しいな、双頭狗ツインハウンドじゃ!」
 俺とアヴェルの後ろには、涎を垂らした、大型トラック程のサイズもある、二つの頭を持った犬がいた。
「うひぃ!?」
 余りにも驚き、魔法を使おうと思う暇もない。
 俺は、反射的にアヴェルを抱っこしたまま、後ろに跳んだ。
「ミナト!下手に邪魔すれば死ぬわよ!複合魔法コンボ攻撃強化パワーアップ(中)』『武器強化ウェポンストレングス(中)』大竜爪!」
 キリアの右手が白光し、犬の体を大きく抉る。
「GRRR!?」
 それに一瞬怯んだ双頭狗ツインハウンドだったが、傷に構わずキリアに立ち向かっている。
 キリアは華麗に躱しているが、あのアヴェルよりも大きな爪がかすっただけでも、キリアは致命傷を負うだろう。
「くそ!見てるだけなんて、できるかよ……こうなったら、「アレ」をもう一回……


複合魔法コンボマジック!『体力強化タフネスアップ』『魔力強化マジックアップ』『攻撃強化パワーアップ』『防御強化ディフェンスアップ』『速度強化スピードアップ』『知能強化インテリジェンスアップ』『精神強化マインドアップ


 全身強化鎧パワードスーツ!!」


「……?」
「……?」
 しーん、一瞬森の中が静まり返る。
 キリアとアヴェルどころか、双頭狗ツインハウンドにさえ、四つのつぶらな瞳で見つめられてしまった。
 あれ?発動しない?
 それぞれの魔法カードはきちんと発動しているらしく、それぞれのステータスが上昇しているのは感じるが、あの時のような全能感が全く無い。
「ん……も、もう一回だ。複合魔法コンボマジック!『体力強化タフネスアップ』『魔力強化マジックアップ』『攻撃強化パワーアップ』『防御強化ディフェンスアップ』『速度強化スピードアップ』『知能強化インテリジェンスアップ』『精神強化マインドアップ全身強化鎧パワードスーツ!!」
「……」
「……」
「……」
「GRRRR!」
「うわあああ!ごめんなさい!」
 な、なんでだ!?
 カミラとの戦いでは、スムーズに使えたどころか、全身強化鎧パワードスーツの三重掛けまでできたのに!
「はあああ!複合魔法コンボ、『攻撃強化パワーアップ』『速度強化スピードアップ』『武器強化ウェポンストレングス』飛竜脚!」
「GRRRR!?」
 一人で、技名(魔法)を叫んだ挙句失敗し、羞恥に悶えている俺の横で、キリアがあっさりと双頭狗ツインハウンドの片方の頭にその細い脚を突き刺している。
 もしかして、俺って役立たずなんじゃ……
「クロスケ!?」
 俺が衝撃の事実に打ちひしがれていると、影から飛び出したクロスケが、体から何か糸のようなものを吐き出し、双頭狗ツインハウンドの脚に絡める事で動きを止めた。
「よしっ!ナイスアシストよ、クロスケ!二重ツイン複合魔法コンボ攻撃強化パワーアップ』『武器強化ウェポンストレングス』双竜爪!」
 キリアの両手に黄金の光が渦巻き、その光と共に両手が交差するように振るわれた。
「GRRRR!!!!!」
 そして、俺の出番が一切来る事なく、双頭狗ツインハウンドは残った頭もキリアに砕かれ、その巨体で大地を揺らした。
「あ……」
「ふぅ、いきなり双頭狗ツインハウンドは厳しいわね」
「あの強さ。ざっと五ツ星級と言うところかのぉ」
「そうね。女王巨人蜘蛛クイーンジャイアントスパイダーを覗けば、地竜と並んで森の中では最強クラスの魔物モンスターね。まあ、単純な個体の強さの話だけど。厄介さなら、発狂猿人マッドゴリラの群れの方がずっと危険よ」
「……」
「あ、クロスケ。この双頭狗ツインハウンド食べたいなら、喰っちゃっていいわよ。どうせ不味くて食えたもんじゃないし」
「……」
「さっきからなによ、ミナト。何を悲しそうな顔してんのよ」
「いや、自分の余りの不甲斐無さに……つい」
 さっぱりした顔で、アヴェルとクロスケと会話している、キリアの横顔をついつい無言で見つめてしまっていたらしい。
「あれは、ミナトが不甲斐無いと言うよりも、そもそも反省点が多すぎるわ。ミナト、貴方何故最初から複合魔法コンボマジックに、しかも七重セブンフォールド複合魔法コンボマジックなんてものに頼ろうとしたの?」
「え……だって、俺の身体能力じゃ、普通にあんな魔物モンスターに立ち向かえるはずがないじゃないか」
「そこよ」
「ん?どういうことだ?」
「まず、戦闘では『出来る事』と『出来ない事』を明確にしなさい。『出来るかもしれない』なんて不確定要素に頼るのは、ただの博打でしかないわ。何百、何千、何万回と普段の修練の中で培ったものしか、実戦の中では絶対に使えないものと知りなさい」
「む……」
 残念ながら、キリアの言にぐうの音も出ない。
 本当に恥ずかしかったのは、技名(魔法)を無駄に叫んだ事ではなく、自分の力量を把握できていない事だったか……
「悪かったよ。今度から、ちゃんと『突風弾エアシュート』とかで後方支援するぐらいにしておくよ」
「あら、そんなの駄目よ」
「え!?いや、今の話の流れって……そういう話だろ?」
「違うわ。何百、何千、何万回、何十万回と練習すればいいって意味よ」
「そっちかよ!」
 しかも、増えてるし!
「せっかく時間もあるし、練習台モンスターもたくさんいるんだから。森を抜けるまでに、一皮むけてもらうわよ!さあ、まずは、そのすぐに魔法に頼ろうとする根性から叩き直してやるわ!」
「ええええええ!?」
 やばい!キリアの「イイ笑顔」に殺気を感じる!
 奴は、本気で俺を殺すヤる気だ!


「誰か!誰か助けてえええええ!」
 誰も応えてくれない、俺の叫び声が森に呑まれ、そして消えて行った……




 あ、クロスケは帝国兵との戦闘プラス大量の武器防具接種ぼういんぼうしょく、そして双頭狗ツインハウンドの遺骸が駄目押しになり、(俺を差し置いて)更なるレベルアップを果たしたようだった。
 と言うか、俺、クロスケよりも活躍できていない気がする……


「クロスケ」ダークネス・スライム★★★(+1)
 体力 ★★★(+1)
 魔力 ★
 攻撃 ★★★(+1)
 防御 ★★★(+1)
 素早 ★★★(+2)
 知性 ★
 精神 ★
 特性:闇属性、衝撃吸収、魔素吸収、毒無効、状態異常耐性、物理耐性(NEW)
 特技:溶解、影真似、鉄の糸、土魔法、硬化(NEW)


 そして、クロスケは双頭狗ツインハウンドを喰べたことで星数ランクがあがり、「ダーク」から「ダークネス」に名前が変わってしまった。
 相変わらず、見た目には何の変化も無いが、素早さが急上昇したのは双頭狗ツインハウンドの影響だろうか。
 それに、特技スキルに硬化が増えた。
 これは帝国兵たちの鎧とかも、たくさん喰べたせいかな?

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