日常を取り戻したい学生。

No.碌 おしまい…?

まぁ今回の話はここで終わりなんだけど…。え?スレンダーマンは?って?だってあれ、優香に消されちゃったし。あぁ、因みに布団優香は全能のやつだ。ちょくちょく話してたやつ。俺はあいつが嫌いだが、あいつは俺で遊ぶのが好きらしい。本当に厄介で不可解なやつだ。
平の妹?元から平の家に普通にいた。事になっている。多分優香が記憶いじったんだと思う。ほんとに全能って便利だな。ってかどうして平の妹がいなかった事が分かるんだろうか。あいつの事だから盗み聞きしてたのかな。
俺が家に帰ったあと?劣と平と幽さんに驚かれた。「あれをどうしたんだ?!」とか、「お兄ちゃん!」とか、「え…?なんで生きてるんですか?」って。もう俺をお兄ちゃんっていうの板についてるな。全く心配してなさそう。そこから流れで何故か俺が倒した事になった。まぁ、俺が優香の名前を出さなかったからなんだけど。
でも名前を伏せたせいで俺が倒したことになって春休み中にパーティーしようって流れになるなら言えばよかった。なんで俺の家でやるんだよ。
次の日には案がまとまったらしく、平はコンビニでマンガ肉買ってくるから食べようぜ!って言うし、劣はホールケーキ買ってくるって言ってた。幽さんは特に何も用意出来ないから、という事でその日のうちにマッサージしてくれた。主に背中と胸と腕。骨折れていたところと肺の辺りをマッサージしてくれました。怪我してることを言ってなかったから自業自得なんだけど痛いです。overkillです。ってかホールケーキ買ってくるのって俺じゃなかったっけ?まぁ出費が減ったし気づいてないフリしよう。んで、1番のツッコミどころは平。マンガ肉がコンビニにある訳ないだろ。せめてUSJ行って買ってこい。モン○ンの所あったぞ。
因みに怪我したのは内緒にしてた。多分心配されるし。
気になってるのは内緒にした事じゃないって?怪我はどうしたのかって?そのまま寝たよ?肺潰れてるし骨折れてるし。そんな状態でさすがに動けない。だから寝ることにした。みんな擦り傷で病院行く?そんな感じだよ。いや、自分の感覚がおかしいのはわかる。俺の考えが麻痺してるし。でも寝たら治るのは本当のことだ。




三日後。
「秀~。」
「ん?なんだ?」
「怪我してるでしょ。」
「いや、してないけど?」
「嘘。」
と言うと劣は肺の辺りに速くて重いパンチをしてきた。
「!?!??っ!???!?、。、?」
「怪我してるじゃん。」
マジかよ…こいつ…。潰れてる方を的確にやってきやがった。
「他は?」
足の準備運動してる。死神の鎌レベル。これは殺しに来てる。言わないと蹴られる。
「…腕の骨と肋骨。」
「…はぁ。なんで言わないの?」
「心配させるかもとおもってーって?!?!、、!?。」
蹴られた。頭おかしい。
「あのね。骨折れてるじゃん。骨だけで済んだんだからそれはいい事じゃん。」
「え?」
「死んでるかと思ったんだよ?!あんなのに襲われて生きてるなんて思わないじゃん!骨だけですんで本当によかったと思ってるんだよ!?」
「お、おう。」
心配させていたのか。なんか悪い事したな。ってか骨だけで済んだ?肺が潰れてるのはに気づいてないのかな?肋骨パンチのつもりが肺パンチになってたのかな?
「ちなみに肺も潰れてるんだけど…?」
「…え?」
「いや、肺が片方今潰れてるんだよ。」
「ここで冗談?」
「いや、ほんとに。」
「…」
「え?」
「救急車呼んでくる!」
「待て待て待て待て!何でだよ!肺が潰れてるだけだぞ?!」
「馬鹿なの?肺が潰れてるんだよ?」
「うん。」
「」
「寝れば治るし。」
「そんなわけないでしょ。肺が潰れてるけど寝たら治りました!なんて人見たことないよ。」
「いや、でも本当のことだから。」
「…分かったよ。嘘ついてないっぽいし。」
「そういえば幽さんの時もそうだったけどさ。」
「ん?」
「嘘ついてるとか分かるの?」
素朴な疑問だ。俺の嘘がバレたのなんて中一ぶりだ。
「ぽいかぽくないか…かな?」
「?」
「嘘ついてそうだったらついてるんじゃない?」
「そんなもんか?」
「そんなもんだよ。」
そんなものらしい。
「秀~。」
「ん?」
「次は背中流して~。」
「…は?」
「背中だよー。」
「自分でやれよ。」
「約束破るの?」
「違う。約束は一緒に風呂に入るだ。背中流すとは言ってない。」
そう。現在風呂に入ってます。約束通り風呂に入ってます。はいそこ変態って言わない。
約束だからし か た な く入ってるんです。仕方ないね!約束だからね!
「ライン越えはしない。」
「───なるほどね。童貞だし仕方ないね。ろくに女の身体も知らないもんね~。」
「は?」
「まぁ分かったよ。やっぱり秀は心が弱いなぁ。」
「お前は違うのかよ?」
「ん?」
「あの、なんて言うか…その…。」
「なに?」
「あの…やってないのかよ。」
「なにを~?」
こいつ分かってやってるな。言いにくいことをいい事に弄んでるな。
「あの……処女じゃ無いのかよ。」
「うん。」
「お前もじゃねーか!…って。え?」
「仕事柄色々必要だからね~。」
…なんで俺の方が悪い感じになってるんだろう。いや、実際俺が悪くない訳でもないんだけど、責任が全部俺に来てる。
「なんか、ごめん。」
「何が~?」
「その…デリカシーなくて。」
「いいんだよ。別に。悪いの私だもん。」
「あの…ほんとに責任感じるからその言い方は…。」
「大丈夫。秀は悪くないよ。」
「ごめんって。後で何かするから。」
「今背中流してくれればいいよ?」
「責任感じて損したわ。」
とか話していると。
「あのー。」
「なんだよ。」「なにー?」
「あ…お二人でお風呂でしたか。すみません。」
「…え?」
「ごゆっくりー。」

「違います!幽さん!?」「幽ちゃん!ちがうよ!?勘違いしてない?!」
マジか。幽さんなんで家にいるんだよ?ってかまじか!2人でいつも風呂はいっていると思われる!恥ずかしい!これだったら死ねる!
「はぁ…。後で秀一さんには話があるので。お風呂上がりにでも学校来てください。1人で。」
説教だ!お咎めだ!この歳で説教とか恥ずかしいわ!もう劣とは風呂入らんからな!…当たり前のことだった。

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