5話 他人との接触

　レベルが10になって副業の解放や溜まったSP JPが結構あるし、

「SPとか振り分けるか」
前回の戦いで影隠れがレベル5になり影移動が出来るようになったことから考えるに、スキルレベルが一定になったら能力が劇的に上がるようだ。なので影系のスキルを全て5レベに、ゴブリンから受けた傷を1日寝ただけで完治させた自動回復のスキルレベルを上げるとしよう。

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雪八 柊 20歳 称号★世界の希望★
種族  人
レベル10
ＨＰ　：102/104(+15)
ＭＰ　：65/65
筋力　：83(+15)
防御　：79
敏捷　：96(+15)
器用　：42
魔力　：０
対魔力：30
ＳＰ　：40
ＪＰ　：40

職業　影人 レベル5
副業    無し

固有スキル　
ステータス補正 
SP JP補正
Lv up補正

スキル　
精神耐性レベル4       筋力上昇レベル3
気配察知レベル4       自動回復レベル3
殺意察知レベル4       回避レベル1
HP上昇レベル3     　 見切りレベル1
敏捷上昇レベル3

職業スキル 
影隠れレベル5
影操作レベル4
影術レベル3

※世界の希望 効果
HPが少なくなるほど、筋力、防御が上がる。

どうやら称号には効果があるようだ。上がり幅は分からないが、普通に強いと思う。

SPを使って気配察知と自動回復をレベル5に上げ、HPをレベル4へ上げよう。
あとのポイントは貯めておこう。

JPは影操作と影術をレベル5へ、職業レベルを6にしてポイントのあまりは無しになった。

影術と影操作がレベル5になったから色々検証してみるか。

最後に副業の選択。これはレベルが10になったら開放されるものだと思う。

副業選択可能
戦士
毒使い
医者
守り手
占い師
ゲーマー

俺は毒使いを選択した
毒使いで得られた職業スキルは

調合
麻痺
睡眠
の3つのスキルを覚えることが出来た。
職業レベルを上げてくにつれ、使える毒の種類も増えるだろう。

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影術と影操作の検証結果だが、影操作で自身の影を動かし、相手を拘束出来るようになった。これはかなり使える。
影術は影を武器のようにしたり、体に纏わせて防御したりと、とても万能だった。
戦闘能力は一気に上がったと思う。

「よしっ！行くか」

俺は近くにある高校、人が集まりそうな場所を目指した。

「久しぶりだな、単車に乗るのは」

モンスターを狩りつつ、単車を走らせること20分、今向かってる高校の制服を着た女の子が、モンスターに追われてるのを発見した。軽く女の子を追っていたモンスターを倒し、

「今から〇〇高校行くんだけど、乗っていきます？」

顔は整っていて、清楚な感じの女の子だった。

「いいんですか？」

いいよと答え、ヘルメットがひとつしかないので、女の子に着けてもらう。

「その、助けてくれてありがとうございます！」

「どういたしまして。所でなんであんな所にいたんですか？」

あの日以来なんだかんだで初めての会話相手だ。当たり障りのない会話でもしようと思う。

「えっと、高校に人が集まって、共同で生き延びてるんですけど、食料がないので、戦える人と荷物持ちでグループを組んで、食料を集めてたんです。でも、モンスターに襲われ、友達とはぐれてしまったんです」

やっぱり、高校生には人が集まってたようだ。

「その友達はどうしたの？」

「多分もう戻ってると思いますよ」
 
「なら平気か。そう言えば名前はなんて言うんですか？俺は雪八 柊」

「わ、私は白崎 香織です！」

そんな会話をしつつ高校へ到着した。