軌跡を奪われし村人は、復讐に身をゆだねない
第十七話 【受付】
喧騒が迸っている。石畳を敷き詰められた大通りには何十人もの人が行きかい、先々にある店から放たれる店員の呼び込みの声が耳朶を打つ。
封印の塔を中心にして円をつくるよう広がった街並み。建造物は二階三階は当たり前、時には十階を超えるタワーもある。
コータン村とは比較にもならない喧噪、発達した街並み。しかし、それも至極当然のことだ。アルスバランはダンジョンの道たる『彼方の隔壁』をあまた抱え込んでいるのだから。
ダンジョンとは命を懸けることと引き換えに、莫大な財を築ける可能性を秘めた場所。そこには当然、一獲千金を夢見て、集まる冒険者がいる。
そうして人が集えば需要が生まれ、需要が生まれれば商人がやってくる。そして商人が集まれば、町は発展し、町が発展すれば人が集い――――。
もちろんそれだけではないが、単純に言えばそうやってこのアルスバランという国は発展してきた、らしい。
モモカがひとしきり街並みを興味深げに見渡したのち、スウイに話しかける。
「やっぱり、初めはギルドですか?」
「ああ。俺は今日の宿代も持ってねえしな。森では野宿でだが、さすがに町で宿無しはな。モモカはどうするつもりだ?」
「? 一緒ですよ?」
「……?」
いったい何に対しての疑問符だ。町で宿無しは嫌だということに対して、当たり前のことをなぜ聞く?
ならば、わかる。
だが、もし、モモカは今後どうする? に対してのものであるならば――――。
しかしその思考がそれ以上続くことはなかった。モモカの声がスウイの思考を切り裂く。
「どっちに行けばいいんです?」
「え、ああ。あっちだ」
ギルドの場所を指で指し示す。モモカはスウイの指の通りに、進んでいった。気持ちが逸っているのか、その足取りはスウイより幾分早いもの。
先行するモモカの背を眺め、スウイにある疑問が去来した。
「…………こいつ、ちゃんと分かってんのか?」
スウイはモモカに教えたのだ。『お前は仲間じゃない』と。事実、今を持ってスウイはモモカを、そう認識している。
たまたま同道することになった迷子の少女。一緒にいる義理などない相手。それでも言葉を教え、同行を許し、お荷物となった少女を担いでまで連れてきたのは、ただ哀れに思っただけの事。死という運命にあると分かって、見捨てられなかっただけ。ただの同情。
仲間なんかじゃあ断じてない。心の底からありえない。
「あいつらだっていないんだ。もう、俺は――――」
互いに互いがほかの何よりも一番だと、そう愛しあってた恋人がいた。
毎日顔を合わし、楽しく遊んでいた友人たちがいた。
『お前は俺の自慢だ』とスウイを誇ってくれた父さんがいた。
スウイを慈しむと言っても過言ではないほどに、愛を注いでくれた母さんがいた。
けど、現在その誰もが、スウイのそばにはいないのだ。あんなに長い時を過ごしてきたのに。あんなに互いを想っていたのに。
原因はある。アキトがすべてを台無しにしたのだ。
けど、スウイは思う。それは本当に全てが全て、アキトのせいかと。
考える時間だけは腐るほどあったから、スウイはずっと考えていた。なんでこんなことになったんだ、と。
どうしてこんなに心が痛い。アキトといちゃつくリーシアに、どうしてここまで心をえぐられる。友達が、スウイがいないのに普段通りにふるまうことに、何故苦しくなるのか。
スウイが悪かったのか。アキトが悪かったのか。リーシアか。リアか。ボルグか。アーカインか。父さんか母さんか。それとも――――。
そして出た結論。『誰も悪くない』
諸悪の根源たるアキトも、悪意など抱いていなかった。純然に自分を『スウイ』だと勘違いして、そう振舞っていただけ。そしてほか皆も『アキト』を『スウイ』と思っていただけ。
裏切りに理由など、誰かの悪意など無かった。
だから、スウイは仲間なんて要らない。望まない。
それほどに絆が脆弱DATEというのなら、またこんな痛みを刻まれることになるのなら――――――――仲間なんて居ない方がいい。
*** *** *** *** ***
「どうぞっす」
受付の女性がスウイに要件を話すよう促す。二十歳程度と思われる綺麗な女性だ。無気力系のたれ目に、予想を裏切らない気怠げな態度。それがどうにも男の庇護欲を誘う。
そのほかの受付の子もキレイどころばかりで、これはギルドの受付は冒険者の気をよくするように、美人だけを採用しているという話も本当かもしれない。
とわいえ、スウイは風俗に女を探しに来たわけではないので、無駄話などせず単刀直入切り込んだ。
「冒険者登録をしたい」
「そっすか。では、名前とランク、その他補足していてほしい情報を言ってほしいっす。ウチが書くっすから。……ん、そっちの子もっすか?」
受付嬢の視線の先、黒髪の少女がいる。モモカは人見知りなのか、キョどりながらうなづいた。
「は、はい」
受付嬢は軽く顎を引いて応じ、モモカに向けていた視線をスウイに戻した。
「では、そっちのお兄さんからどぞっす」
「名前は……『スー』だ。ランクは4。他は記載しなくていい」
「ふんふん、名前は『スー』、ランク4、と」
咄嗟にスウイは偽名を使った。顔はいまだ『マスク』で隠しているが、名前から身元がばれるわけにはいかない。幸い、受付嬢はセカンドネームを言わなかったスウイに何の言及もしなかった。
仕事にやる気がないだけか、スウイのように偽名を使うやつが多いのか。どちらにせよスウイにとって都合がいい。
「ではそっちの子、どぞっす」
「東雲……じゃなくてモモカ・シノノメです。ランクは1です。書くのはそれだけで」
「モモカ・シノノメ。ランク1、と。では、あそこの椅子に座って数分待っててほしいっす。ギルドの会員証をつくりますから」
「会員証? 何ですか、それ」
モモカが会員証について疑問の声を上げた。間髪入れず受付嬢が応答する。
「会員証はギルドの一員であるという証、及びダンジョンへの通行手形っす。冒険者は会員証に許可された『彼方の隔壁』にしか入れないっすね」
「あ、ありがとうございます」
「別にいいっす、仕事っすから。じゃ、ちょっと作ってくるっすから待っててくださいっす」
「ああ、分かった」
スウイの言葉に受付所は軽く会釈して奥に引っ込み、数分置き再び戻ってきた。すっと手元にあった二枚のカードをこちらに渡す。
「はい、これがお二人の会員証っす。そこに記載された『彼方の隔壁』しか入っちゃダメっすよ」
スウイのものには一から三十までと記載されている。『彼方の隔壁』は個別に番号付けされており、番号の低い順に難易度も低くなる。アルスバランに納められた『彼方の隔壁』は計百三十八個。
最高で三十階層とはランク4の雑魚さ加減が察せられると言うものだ。
横からのぞき込んでみれば、モモカは一から十までとの記載。ランク1であるため相当に低い。
「あと、さっき聞きそびれちゃったんっすけど、お二人、パーティーを組むつもりっすか? なら、資料に書いとかなきゃいけないんすけど……」
パーティー。それはあれか。一緒にダンジョンを潜る仲間であり、危険に陥った時は互いが互いを助け合うというそんな間柄。
信頼や絆がなければやっていけないあれの事か。
それはそれは―――――、
「組まねえよ」
「組みます」
互いにかぶせるように発せられた、間逆の言葉。驚愕の眼差しでスウイはモモカを見る。するとなぜかモモカも目を見開いてスウイを見ている。
どういうことか訳が分からなかった。心が理解を拒絶している。モモカは一緒にパーティーを組むつもりだったのだろう、なんて発想は思い浮かぶ。けれどそれをなぜかスウイは信じたくないらしい。受け入れたくないらしい。自分で自分が分からなくなってきた。
誰かを信頼するという未来を想像するだけで吐き気がしてくる。
「――――――――断る。仲間なんて要らない、必要ない。ちゃんとお前には話しただろ。三日寝てたら忘れたとでもいうつもりかよ」
苛立ち、拒絶。気づけばそんな思いを込めていた。言葉は毒を含んでいるし、幾分声も低くなっている。
まあいい、このまま突っ切ろう。
「お前を助けたのは同情だ。可哀そうだから助けただけだ。――――すり寄られてきても迷惑なんだよ」
スウイが吐き捨てるように言い終えて、ふとモモカを見れば彼女は顔をうつむけていた。泣いているのか、怒っているのか。
罪悪感がないわけでもないが、このままなし崩しに仲間になられるよりはずっとましだ。
アキトにやられた心の傷は自分ではどうしようもないぐらいスウイを変えていたようである。
家族や友達が大好きだったはずなのに、今はそれがたまらなく恐ろしい。憎しみさえ感じてしまう。
「い、いやです。私はスウイさんと一緒にいたいです」
それは一体どういう感情なのか。ただの行きずりの関係であるモモカとスウイには精々が知り合い程度の縁しかない。友情、愛情、そんなものあるはずがない。
かといってモモカがスウイに寄生しようとしているとも思えない。これまで感じてきたモモカへの印象と大きく異なるのだ。
「私は、私は……!!」
言葉にもならない様子でモモカは喉を詰まらせる。スウイは何を言うこともできず立ちすくむしかなかった。
その時、
「あの、込み入った話なら奥の応接室使うっすか?」
受付嬢から個別の部屋という提案を受けた。できることなら両者納得の上で離れたかったためスウイはその提案を受け入れることにした。
封印の塔を中心にして円をつくるよう広がった街並み。建造物は二階三階は当たり前、時には十階を超えるタワーもある。
コータン村とは比較にもならない喧噪、発達した街並み。しかし、それも至極当然のことだ。アルスバランはダンジョンの道たる『彼方の隔壁』をあまた抱え込んでいるのだから。
ダンジョンとは命を懸けることと引き換えに、莫大な財を築ける可能性を秘めた場所。そこには当然、一獲千金を夢見て、集まる冒険者がいる。
そうして人が集えば需要が生まれ、需要が生まれれば商人がやってくる。そして商人が集まれば、町は発展し、町が発展すれば人が集い――――。
もちろんそれだけではないが、単純に言えばそうやってこのアルスバランという国は発展してきた、らしい。
モモカがひとしきり街並みを興味深げに見渡したのち、スウイに話しかける。
「やっぱり、初めはギルドですか?」
「ああ。俺は今日の宿代も持ってねえしな。森では野宿でだが、さすがに町で宿無しはな。モモカはどうするつもりだ?」
「? 一緒ですよ?」
「……?」
いったい何に対しての疑問符だ。町で宿無しは嫌だということに対して、当たり前のことをなぜ聞く?
ならば、わかる。
だが、もし、モモカは今後どうする? に対してのものであるならば――――。
しかしその思考がそれ以上続くことはなかった。モモカの声がスウイの思考を切り裂く。
「どっちに行けばいいんです?」
「え、ああ。あっちだ」
ギルドの場所を指で指し示す。モモカはスウイの指の通りに、進んでいった。気持ちが逸っているのか、その足取りはスウイより幾分早いもの。
先行するモモカの背を眺め、スウイにある疑問が去来した。
「…………こいつ、ちゃんと分かってんのか?」
スウイはモモカに教えたのだ。『お前は仲間じゃない』と。事実、今を持ってスウイはモモカを、そう認識している。
たまたま同道することになった迷子の少女。一緒にいる義理などない相手。それでも言葉を教え、同行を許し、お荷物となった少女を担いでまで連れてきたのは、ただ哀れに思っただけの事。死という運命にあると分かって、見捨てられなかっただけ。ただの同情。
仲間なんかじゃあ断じてない。心の底からありえない。
「あいつらだっていないんだ。もう、俺は――――」
互いに互いがほかの何よりも一番だと、そう愛しあってた恋人がいた。
毎日顔を合わし、楽しく遊んでいた友人たちがいた。
『お前は俺の自慢だ』とスウイを誇ってくれた父さんがいた。
スウイを慈しむと言っても過言ではないほどに、愛を注いでくれた母さんがいた。
けど、現在その誰もが、スウイのそばにはいないのだ。あんなに長い時を過ごしてきたのに。あんなに互いを想っていたのに。
原因はある。アキトがすべてを台無しにしたのだ。
けど、スウイは思う。それは本当に全てが全て、アキトのせいかと。
考える時間だけは腐るほどあったから、スウイはずっと考えていた。なんでこんなことになったんだ、と。
どうしてこんなに心が痛い。アキトといちゃつくリーシアに、どうしてここまで心をえぐられる。友達が、スウイがいないのに普段通りにふるまうことに、何故苦しくなるのか。
スウイが悪かったのか。アキトが悪かったのか。リーシアか。リアか。ボルグか。アーカインか。父さんか母さんか。それとも――――。
そして出た結論。『誰も悪くない』
諸悪の根源たるアキトも、悪意など抱いていなかった。純然に自分を『スウイ』だと勘違いして、そう振舞っていただけ。そしてほか皆も『アキト』を『スウイ』と思っていただけ。
裏切りに理由など、誰かの悪意など無かった。
だから、スウイは仲間なんて要らない。望まない。
それほどに絆が脆弱DATEというのなら、またこんな痛みを刻まれることになるのなら――――――――仲間なんて居ない方がいい。
*** *** *** *** ***
「どうぞっす」
受付の女性がスウイに要件を話すよう促す。二十歳程度と思われる綺麗な女性だ。無気力系のたれ目に、予想を裏切らない気怠げな態度。それがどうにも男の庇護欲を誘う。
そのほかの受付の子もキレイどころばかりで、これはギルドの受付は冒険者の気をよくするように、美人だけを採用しているという話も本当かもしれない。
とわいえ、スウイは風俗に女を探しに来たわけではないので、無駄話などせず単刀直入切り込んだ。
「冒険者登録をしたい」
「そっすか。では、名前とランク、その他補足していてほしい情報を言ってほしいっす。ウチが書くっすから。……ん、そっちの子もっすか?」
受付嬢の視線の先、黒髪の少女がいる。モモカは人見知りなのか、キョどりながらうなづいた。
「は、はい」
受付嬢は軽く顎を引いて応じ、モモカに向けていた視線をスウイに戻した。
「では、そっちのお兄さんからどぞっす」
「名前は……『スー』だ。ランクは4。他は記載しなくていい」
「ふんふん、名前は『スー』、ランク4、と」
咄嗟にスウイは偽名を使った。顔はいまだ『マスク』で隠しているが、名前から身元がばれるわけにはいかない。幸い、受付嬢はセカンドネームを言わなかったスウイに何の言及もしなかった。
仕事にやる気がないだけか、スウイのように偽名を使うやつが多いのか。どちらにせよスウイにとって都合がいい。
「ではそっちの子、どぞっす」
「東雲……じゃなくてモモカ・シノノメです。ランクは1です。書くのはそれだけで」
「モモカ・シノノメ。ランク1、と。では、あそこの椅子に座って数分待っててほしいっす。ギルドの会員証をつくりますから」
「会員証? 何ですか、それ」
モモカが会員証について疑問の声を上げた。間髪入れず受付嬢が応答する。
「会員証はギルドの一員であるという証、及びダンジョンへの通行手形っす。冒険者は会員証に許可された『彼方の隔壁』にしか入れないっすね」
「あ、ありがとうございます」
「別にいいっす、仕事っすから。じゃ、ちょっと作ってくるっすから待っててくださいっす」
「ああ、分かった」
スウイの言葉に受付所は軽く会釈して奥に引っ込み、数分置き再び戻ってきた。すっと手元にあった二枚のカードをこちらに渡す。
「はい、これがお二人の会員証っす。そこに記載された『彼方の隔壁』しか入っちゃダメっすよ」
スウイのものには一から三十までと記載されている。『彼方の隔壁』は個別に番号付けされており、番号の低い順に難易度も低くなる。アルスバランに納められた『彼方の隔壁』は計百三十八個。
最高で三十階層とはランク4の雑魚さ加減が察せられると言うものだ。
横からのぞき込んでみれば、モモカは一から十までとの記載。ランク1であるため相当に低い。
「あと、さっき聞きそびれちゃったんっすけど、お二人、パーティーを組むつもりっすか? なら、資料に書いとかなきゃいけないんすけど……」
パーティー。それはあれか。一緒にダンジョンを潜る仲間であり、危険に陥った時は互いが互いを助け合うというそんな間柄。
信頼や絆がなければやっていけないあれの事か。
それはそれは―――――、
「組まねえよ」
「組みます」
互いにかぶせるように発せられた、間逆の言葉。驚愕の眼差しでスウイはモモカを見る。するとなぜかモモカも目を見開いてスウイを見ている。
どういうことか訳が分からなかった。心が理解を拒絶している。モモカは一緒にパーティーを組むつもりだったのだろう、なんて発想は思い浮かぶ。けれどそれをなぜかスウイは信じたくないらしい。受け入れたくないらしい。自分で自分が分からなくなってきた。
誰かを信頼するという未来を想像するだけで吐き気がしてくる。
「――――――――断る。仲間なんて要らない、必要ない。ちゃんとお前には話しただろ。三日寝てたら忘れたとでもいうつもりかよ」
苛立ち、拒絶。気づけばそんな思いを込めていた。言葉は毒を含んでいるし、幾分声も低くなっている。
まあいい、このまま突っ切ろう。
「お前を助けたのは同情だ。可哀そうだから助けただけだ。――――すり寄られてきても迷惑なんだよ」
スウイが吐き捨てるように言い終えて、ふとモモカを見れば彼女は顔をうつむけていた。泣いているのか、怒っているのか。
罪悪感がないわけでもないが、このままなし崩しに仲間になられるよりはずっとましだ。
アキトにやられた心の傷は自分ではどうしようもないぐらいスウイを変えていたようである。
家族や友達が大好きだったはずなのに、今はそれがたまらなく恐ろしい。憎しみさえ感じてしまう。
「い、いやです。私はスウイさんと一緒にいたいです」
それは一体どういう感情なのか。ただの行きずりの関係であるモモカとスウイには精々が知り合い程度の縁しかない。友情、愛情、そんなものあるはずがない。
かといってモモカがスウイに寄生しようとしているとも思えない。これまで感じてきたモモカへの印象と大きく異なるのだ。
「私は、私は……!!」
言葉にもならない様子でモモカは喉を詰まらせる。スウイは何を言うこともできず立ちすくむしかなかった。
その時、
「あの、込み入った話なら奥の応接室使うっすか?」
受付嬢から個別の部屋という提案を受けた。できることなら両者納得の上で離れたかったためスウイはその提案を受け入れることにした。
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