冴えないワタルは異世界勇者より勇者らしい。
第4話:賢者の聖剣は旅立ちの前章
アエナとオーガスは黒騎士団団長に支持しされた通り捕虜作戦としてルナ王国に潜入することが成功したがそれを全て見抜いていた王国を占拠する魔王デ・モール。デ・モールの包囲網に万事休すであったが魔族の影響を受けていない騎士団長が寝返り勇者たちを魔王を討伐する武器、賢者の聖剣へと誘い、当のアエナ達はその言葉を信用して国中を奔走していたのであった。走りながらオーガスは不安になりながら
「ねえ、ほんとにそんな聖剣あるの?僕聞いたことないよ。」
「じゃあ彼が私たちを逃がしてる意味無いでしょ。多分情報ツウのあんたでさえも知らないことがあるのよ。」
「せめてどこにあるかくらい言ってほしかったけど、あの状況じゃ無理か。」
「町の人たちは見かけないというか人のいる気配すらないから人に頼るのも難しいかも」
「もしかしたら、どこかに住民が避難してる場所があるのかも。そういうこと前に聞いたことある。たしか、『シェルター』だったと思う。」
「じゃあそれを早く見つけましょう。なるべく隠密にね。」
彼女たちは最小限の情報だけを頼りにシェルターを探すことにした。くまなく探したがなかなか見つからないでいたが、ある大きな教会に入ったところでオーガスはあることに気付いたのであった。
「地下墓地・・・そうか!地下墓地だよ!」
「何それ?」
「教会には地下にお墓を建てる習慣のあるところもあるんだ。多分その広大な地下の霊園がシェルターの役割をしてるんだよ。きっとこの床のどこかに入口になる隠し扉があるよ。」
オーガスは必死に床をなめまわすように見まわしたが隠し扉らしいものは見つからず、落胆していたがアエナがなんとなしに壁にかかっていた燭台に触るとそれがレバーのように作動して下がると何もなかった壁が空いて地下につづく階段が現れた。
「すごいよ!アエナ。燭台のカラクリに気づくなんて。」
「ま、まあ、勇者の勘ってやつね。もしくは神のご加護ね。さ、見つからないうちに先を急ぐわよ。」
その頃、魔王見習いサ・タールこと佐江内渉は先程の乱戦の中での話を聞いていて、いち早く聖剣のある場所に辿り着いていた。聖剣は女神像が右手に持っており、彼を魅了するように光り輝いていた。 サ・タールは思い悩んでいた。ここで何をすべきかを。
「急いでここに来て見たはいいけど、勇者はこの場所のことを知らないからまだたどり着いていないんだろう。今頃はどこかで血眼に探していることだろうな。でも正直何で来たんだろう。」
剣は女神の右手に輝き続けていた。彼は迷っていた、しかし、彼の意志とは別に引き寄せられるように手を伸ばしてその彫像から剣を引き抜いていた。自分の置かれている状況に混乱しながらも彼は光り続ける剣で自分自身を見つめながら自分の今の状況を振り返りながらどこか不満に独り言をつぶやいた。
「魔王って言うのは表立って悪いことできるし正直ストレス発散になる。けどこのまま“魔王の役”をするのは今までと何も変わらない気がする。前もそうだったのかもしれない。それが何かは覚えてないけどきっとここに来る前のぼくはここよりももっとぱっとしない奴だった気がする。変わらないままでいるのは嫌だ。変わりたい。自分を変えられるなら今、ここしかない!」
決意は決まったものの、少年は持った剣をどうしようか迷っていた。その頃アエナは未だにありかに辿り着けずにカタコンベに避難していた住民に話を聞いていた。住民は希望に満ちた顔で迎え入れて
「あなたが勇者様なのですね。すばらしい。」
「お願いします。我々にできることがあるならなんなりと!」
「じゃあ時間がないから単刀直入に聞くわね。魔王を倒すための聖剣、賢者の聖剣鳴る物がこの国のどこかにあるらしいんだけど知ってることがあれば教えてほしいんだけど。」
「あ、はい。ですがこれは伝承の範囲なのですが、王国の宮殿には地下に謎の空間がありそこに聖剣が眠っているとの噂です。確かではありませんが・・・。」
「それが本当なら宮殿に向かう必要だね。なら急ごう、アエナ。」
「そう言えば騎士団長が地下牢がどうのこうのって言ってた気がするから可能性はないことはないわね。」
二人は確証のない噂話を半信半疑でありながらそれを信じるしか手段も情報もなかったので急いで宮殿へと向かうことにした。向かうまで何度か魔王の手下モンスターや錯乱し洗脳された黒騎士団員に遭遇したがなんとか打開していってようやく宮殿に着いた。宮殿の中はがらんとしていて人の気配はどこからもしなかった。この宮殿のどこかに地下への入口があると二人は躍起になって探すが、あてもなく王族たちが幽閉されている頼みの綱の地下牢さえも見つからないままだったが、アエナは人気を感じてそちらに向かうと書斎の中の地下の入口から抜ける人間が剣を持ってこちらに来るのが見えた。
「あなた、誰?もしかしてそれ聖剣?だったらそれ大事なものなんだけど・・・」
「・・・勇者か。そんなことは知っている。私は魔王見習いサ・タール、おまえはこれを欲するか。」
「あなたが団長の言ってた変わった魔王ね。なんで魔王のあなたが聖剣を持ててるわけ?それより、早くそれを渡して!あなたは話が分かると信じてる、多分。」
「その根拠は?仮にでも私は魔王だ。」
「じゃあそれはどうするつもりだったの?」
ぼくはぐうの音も出なかった。実際、剣を持ってこれたのはいいけれどこれをどうするかなんて考えてなかった。いっそのこと彼女に渡そうか。それとも彼女の目の前で折って絶望させるのかどちらがいいのだろう。いや、抜く前から決めていたような気がする。意を決して本音を言うことにした。
「‐‐正直な話、私はこの世界の魔王によって呼び出された異世界の存在なんだ、多分。だから、この世界がどうなろうと関係ない、けどぼくは・・・」
「いやそういう自分語りはいいから、ようはあなたも私たちに協力したいのね。」
「えっ、あ、はい。」
「いやいや!彼は紛れもない魔族なんだよ!?」
「なんか、あなたを見たら気が抜けちゃった。こんな気の優しそうな魔族見たことないけど?」
「ふん、いいだろう。私を使役させてやろう。我が真の名‐‐」
「サエナイ・ワタルって言うんでしょ?」
「う、うわーーー!!・・・っていやね、こ、ここはなんかドラマチックに言うのが‐って聞いてない。」
ワタルは自分自身の以前の記憶を取り戻したもののこれまでの魔王としての記憶が上書きされて混乱して体は動かなかった。彼女たちはポカンとしたままのワタルを置いて、急ぎ足でこの場所を後にした。彼は転生した時よりも混乱した様子だったが
「早く、その剣持って! 一緒に退治しに行くわよ!ワタル。」
使役されているから命令に従ったのかは分からないがその一言ではっとして、彼自身も決心がつき、三人は宮殿を後にした。騒動のあった場所に戻ると騎士団長はぼろぼろの姿で膝立ちになっていた。そこには逆上しているデ・モールの姿が見えた。
「魔王デ・モール!騎士団長をよくも・・・それと私の村を襲ったわね。覚悟しなさい。」
「ん?逃げたと思ったら威勢よくやって来たじゃない。っ!? あれ、見習いなんで、というかその剣は賢者の聖剣! なぜそれを・・・ああ。つまりはあれか、お前も裏切ったのか。どいつもこいつもそういう展開がお好きだなあ!」
デ・モールは間合いを颯爽とアエナの方に詰めよってくる。三人は一旦ばらばらになりながらオーガスはまだ信じていない顔つきで脅すように
「ワタル、君の一撃が勝敗を左右するんだ。ここは一旦協力してやるからちゃんとけりつけろよ!アエナも」
「私は無論そのつもりよ。さ、龍神の剣がどこまで通じるか。<リヒト・ゴッドラッヘ>!」
デ・モールに対して一斉に猛攻をかけていくアエナとオーガス、それに乗じて渉は死に物狂いで数多の元同族を薙ぎ払いながらかつての同僚であり先輩目がけて刃を向ける。
「・・・っはぁ!! 賢者の聖剣よ!魔王を倒す力を与えたまえー!」
一刺しだった。ほんの一刺しで魔王デ・モールの体は冷たくなったと思えば、急に傷口の部分から青い炎が舞い上がり熱く、激しく燃え上がっていった。ワタルはその感覚に震えながら剣を抜いたが、手からするりと落ちてしまっていた。アエナ達もその立ちあがる炎に見とれながら立ちつくしていた。王国上空は吉兆を指すようにスポットライトのように日の光があたる様を見て彼女たちは安堵した。
「ぼくたちは、あの魔王をやったのか。勝ったんだな?」
「ええ、そうみたいね。ちょっと時間かかったけど。」
「君のへっぴり剣でよく勝てたなって思うよ。」
戦いの終わりを察したかのように地下墓地にいた国民たちはぞろぞろとその強い日差しに手をかざしながら勇者たちに近づいて行った。彼らは勇者といる魔王に一瞬戸惑ったがアエナの言葉に一同納得した。ワタルは自分の口で語り始めた。
「あなたたちの国王だが、まだ地下牢で安静にしている。鍵は開けてあるから復活は時間の問題だろう。操られていたとはいえ、あなたたちに迷惑をかけてしまい本当にごめんなさい。」
アエナは彼が謝っている時、すこしビックリした。いくら魔王手先で手伝っていたとしてもここまでするのだろうか。彼女は何となく彼の事、考えていることをもっと知りたいと感じた。彼はもう一度住民に会釈をして急いで自分の荷物を取りこみ、王国を後にしてこの少女でありながら勇者のアエナ・マクスウェルとその幼なじみオーガス・トムゼンと共に旅路へと旅立つのだった。
「ねえ、ほんとにそんな聖剣あるの?僕聞いたことないよ。」
「じゃあ彼が私たちを逃がしてる意味無いでしょ。多分情報ツウのあんたでさえも知らないことがあるのよ。」
「せめてどこにあるかくらい言ってほしかったけど、あの状況じゃ無理か。」
「町の人たちは見かけないというか人のいる気配すらないから人に頼るのも難しいかも」
「もしかしたら、どこかに住民が避難してる場所があるのかも。そういうこと前に聞いたことある。たしか、『シェルター』だったと思う。」
「じゃあそれを早く見つけましょう。なるべく隠密にね。」
彼女たちは最小限の情報だけを頼りにシェルターを探すことにした。くまなく探したがなかなか見つからないでいたが、ある大きな教会に入ったところでオーガスはあることに気付いたのであった。
「地下墓地・・・そうか!地下墓地だよ!」
「何それ?」
「教会には地下にお墓を建てる習慣のあるところもあるんだ。多分その広大な地下の霊園がシェルターの役割をしてるんだよ。きっとこの床のどこかに入口になる隠し扉があるよ。」
オーガスは必死に床をなめまわすように見まわしたが隠し扉らしいものは見つからず、落胆していたがアエナがなんとなしに壁にかかっていた燭台に触るとそれがレバーのように作動して下がると何もなかった壁が空いて地下につづく階段が現れた。
「すごいよ!アエナ。燭台のカラクリに気づくなんて。」
「ま、まあ、勇者の勘ってやつね。もしくは神のご加護ね。さ、見つからないうちに先を急ぐわよ。」
その頃、魔王見習いサ・タールこと佐江内渉は先程の乱戦の中での話を聞いていて、いち早く聖剣のある場所に辿り着いていた。聖剣は女神像が右手に持っており、彼を魅了するように光り輝いていた。 サ・タールは思い悩んでいた。ここで何をすべきかを。
「急いでここに来て見たはいいけど、勇者はこの場所のことを知らないからまだたどり着いていないんだろう。今頃はどこかで血眼に探していることだろうな。でも正直何で来たんだろう。」
剣は女神の右手に輝き続けていた。彼は迷っていた、しかし、彼の意志とは別に引き寄せられるように手を伸ばしてその彫像から剣を引き抜いていた。自分の置かれている状況に混乱しながらも彼は光り続ける剣で自分自身を見つめながら自分の今の状況を振り返りながらどこか不満に独り言をつぶやいた。
「魔王って言うのは表立って悪いことできるし正直ストレス発散になる。けどこのまま“魔王の役”をするのは今までと何も変わらない気がする。前もそうだったのかもしれない。それが何かは覚えてないけどきっとここに来る前のぼくはここよりももっとぱっとしない奴だった気がする。変わらないままでいるのは嫌だ。変わりたい。自分を変えられるなら今、ここしかない!」
決意は決まったものの、少年は持った剣をどうしようか迷っていた。その頃アエナは未だにありかに辿り着けずにカタコンベに避難していた住民に話を聞いていた。住民は希望に満ちた顔で迎え入れて
「あなたが勇者様なのですね。すばらしい。」
「お願いします。我々にできることがあるならなんなりと!」
「じゃあ時間がないから単刀直入に聞くわね。魔王を倒すための聖剣、賢者の聖剣鳴る物がこの国のどこかにあるらしいんだけど知ってることがあれば教えてほしいんだけど。」
「あ、はい。ですがこれは伝承の範囲なのですが、王国の宮殿には地下に謎の空間がありそこに聖剣が眠っているとの噂です。確かではありませんが・・・。」
「それが本当なら宮殿に向かう必要だね。なら急ごう、アエナ。」
「そう言えば騎士団長が地下牢がどうのこうのって言ってた気がするから可能性はないことはないわね。」
二人は確証のない噂話を半信半疑でありながらそれを信じるしか手段も情報もなかったので急いで宮殿へと向かうことにした。向かうまで何度か魔王の手下モンスターや錯乱し洗脳された黒騎士団員に遭遇したがなんとか打開していってようやく宮殿に着いた。宮殿の中はがらんとしていて人の気配はどこからもしなかった。この宮殿のどこかに地下への入口があると二人は躍起になって探すが、あてもなく王族たちが幽閉されている頼みの綱の地下牢さえも見つからないままだったが、アエナは人気を感じてそちらに向かうと書斎の中の地下の入口から抜ける人間が剣を持ってこちらに来るのが見えた。
「あなた、誰?もしかしてそれ聖剣?だったらそれ大事なものなんだけど・・・」
「・・・勇者か。そんなことは知っている。私は魔王見習いサ・タール、おまえはこれを欲するか。」
「あなたが団長の言ってた変わった魔王ね。なんで魔王のあなたが聖剣を持ててるわけ?それより、早くそれを渡して!あなたは話が分かると信じてる、多分。」
「その根拠は?仮にでも私は魔王だ。」
「じゃあそれはどうするつもりだったの?」
ぼくはぐうの音も出なかった。実際、剣を持ってこれたのはいいけれどこれをどうするかなんて考えてなかった。いっそのこと彼女に渡そうか。それとも彼女の目の前で折って絶望させるのかどちらがいいのだろう。いや、抜く前から決めていたような気がする。意を決して本音を言うことにした。
「‐‐正直な話、私はこの世界の魔王によって呼び出された異世界の存在なんだ、多分。だから、この世界がどうなろうと関係ない、けどぼくは・・・」
「いやそういう自分語りはいいから、ようはあなたも私たちに協力したいのね。」
「えっ、あ、はい。」
「いやいや!彼は紛れもない魔族なんだよ!?」
「なんか、あなたを見たら気が抜けちゃった。こんな気の優しそうな魔族見たことないけど?」
「ふん、いいだろう。私を使役させてやろう。我が真の名‐‐」
「サエナイ・ワタルって言うんでしょ?」
「う、うわーーー!!・・・っていやね、こ、ここはなんかドラマチックに言うのが‐って聞いてない。」
ワタルは自分自身の以前の記憶を取り戻したもののこれまでの魔王としての記憶が上書きされて混乱して体は動かなかった。彼女たちはポカンとしたままのワタルを置いて、急ぎ足でこの場所を後にした。彼は転生した時よりも混乱した様子だったが
「早く、その剣持って! 一緒に退治しに行くわよ!ワタル。」
使役されているから命令に従ったのかは分からないがその一言ではっとして、彼自身も決心がつき、三人は宮殿を後にした。騒動のあった場所に戻ると騎士団長はぼろぼろの姿で膝立ちになっていた。そこには逆上しているデ・モールの姿が見えた。
「魔王デ・モール!騎士団長をよくも・・・それと私の村を襲ったわね。覚悟しなさい。」
「ん?逃げたと思ったら威勢よくやって来たじゃない。っ!? あれ、見習いなんで、というかその剣は賢者の聖剣! なぜそれを・・・ああ。つまりはあれか、お前も裏切ったのか。どいつもこいつもそういう展開がお好きだなあ!」
デ・モールは間合いを颯爽とアエナの方に詰めよってくる。三人は一旦ばらばらになりながらオーガスはまだ信じていない顔つきで脅すように
「ワタル、君の一撃が勝敗を左右するんだ。ここは一旦協力してやるからちゃんとけりつけろよ!アエナも」
「私は無論そのつもりよ。さ、龍神の剣がどこまで通じるか。<リヒト・ゴッドラッヘ>!」
デ・モールに対して一斉に猛攻をかけていくアエナとオーガス、それに乗じて渉は死に物狂いで数多の元同族を薙ぎ払いながらかつての同僚であり先輩目がけて刃を向ける。
「・・・っはぁ!! 賢者の聖剣よ!魔王を倒す力を与えたまえー!」
一刺しだった。ほんの一刺しで魔王デ・モールの体は冷たくなったと思えば、急に傷口の部分から青い炎が舞い上がり熱く、激しく燃え上がっていった。ワタルはその感覚に震えながら剣を抜いたが、手からするりと落ちてしまっていた。アエナ達もその立ちあがる炎に見とれながら立ちつくしていた。王国上空は吉兆を指すようにスポットライトのように日の光があたる様を見て彼女たちは安堵した。
「ぼくたちは、あの魔王をやったのか。勝ったんだな?」
「ええ、そうみたいね。ちょっと時間かかったけど。」
「君のへっぴり剣でよく勝てたなって思うよ。」
戦いの終わりを察したかのように地下墓地にいた国民たちはぞろぞろとその強い日差しに手をかざしながら勇者たちに近づいて行った。彼らは勇者といる魔王に一瞬戸惑ったがアエナの言葉に一同納得した。ワタルは自分の口で語り始めた。
「あなたたちの国王だが、まだ地下牢で安静にしている。鍵は開けてあるから復活は時間の問題だろう。操られていたとはいえ、あなたたちに迷惑をかけてしまい本当にごめんなさい。」
アエナは彼が謝っている時、すこしビックリした。いくら魔王手先で手伝っていたとしてもここまでするのだろうか。彼女は何となく彼の事、考えていることをもっと知りたいと感じた。彼はもう一度住民に会釈をして急いで自分の荷物を取りこみ、王国を後にしてこの少女でありながら勇者のアエナ・マクスウェルとその幼なじみオーガス・トムゼンと共に旅路へと旅立つのだった。
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