家族全員で異世界転移したのに俺だけ弱すぎる件

炙りトロさーもん

第2話 ここどこだよ!!

「な、なんだ⁈」
辺り一面が真っ白に光り出した


「・・・うっ、目が痛え、誰のイタズラだよ」
拓は目を開けるが、視界はまだ真っ白なままだ
「くっそ!なんだよ一体!」
視界が徐々に戻り始め、かすかに目の前が見えるようになってきた
「・・・ん?普通の玄関じゃねーか。なんなんだよ一体」
そこには何も変わらないいつも通りの玄関があった
「拓ー、お帰りー、さっきの光は何だったのー?」
「いや、俺が聞きたいよ!てか何でサングラスしてるんだよ!」
「何となくよー」
やばいよ、この母親やばいよ!
てか何か後ろが騒がしいな
「おい、誰だよ、うちに何か用でも・・・」
は?
拓が振り返った時、そこには大量の人、いやもうこれはオーディエンスと言ってもいいくらいの人たちが集まっていた
「いや、何だよ・・・」
間違いなく言えることは日本人ではない
肌の色は白人のように白く
髪の色は、金から銀、青、赤、緑と全部言い出したらキリがない
よく見てみればここはご近所じゃない
辺り一面には手入れの行き届いた芝生、透き通った水の出る噴水、お洒落なベンチ、石造りの西洋風の巨大な建物、そう、まるでアニメの世界のような・・・
「母さん、これどういうことだよ!てかいい加減サングラス外せよ!」
芽衣子は息子に言われるがままにサングラスを外し外の世界を見渡す
「・・・あらあら、どこかしらね、テヘッ」
「いい歳こいて、テヘッじゃねぇーよ!」
なんなんだこの母親は・・・
状況整理の追いつかない頭を抱えながらもう一度外を確認する
やっぱ、現実だ・・・
おい!てか奥の方から変な武装集団が迫ってくるじゃねぇーか!
武装集団は玄関を取り囲むように構える
「何者だ!王の敷地に許可なく入るとは、身の程を知れ!」
うわー、なんだろこの展開、僕知ってる
てかなんで日本語⁈
「いや、俺が聞きたいよ!何でここにいるのか!」
「この奇妙な建物・・・、さてはお前らペテン師か何かか!」
「初対面でペテン呼ばわりとか失礼すぎだろ!」
「ええい、ペテンの言うことなど聞いてたまるか! あの者どもを縛り、牢屋にぶち込め!」
「「はっ!!!!」」
武装した部下たちが拓たちを取り囲み、縄で縛っていく
何だよ、寝たいんだよ!理不尽だ!
こうして俺たちは牢屋にぶち込まれだのだった


「カビくせぇー」
地下牢にぶち込まれてから、約2時間
ベッドはない、飯は出ない、トイレはない、話は聞いてもらえないともう最悪だ
しかも寒い!もうちょいで夏だぞ
「てか・・・、何であんたはこんな状況でも寝れるんだよ!」
芽衣子は息子など構わず爆睡している
「太郎ー、お前だけだよ、俺の家族は」
そして何故かわからないが太郎までついてきたらしい
太郎に抱きつきながら横になる
あー、俺も寝よう、そうだこれは悪い夢だ
「おやすみー、太郎・・・」
「おい、お前らついてこい」
「いや、空気読めよ! 寝れそうだったのに!」
「知らん、俺も早く帰りたいんだ、早くついてきてくれ」
くー、腹立つやつだな!
そうして、俺と母さんは地下牢から出され、どこかへ連れていかれた

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コメント

  • くあ

    期待しています!頑張ってください!

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