ブラッド・トリガーライフ
第1話 part3 銀髪の少女
アジト 尋問室前の廊下
ガルシア「ッ!」
エレナ「あはっはははは!それ『銃』だっけ?面白いおもちゃだねー!」
クソが…
クソガキ…エレナから距離を取りつつ数発弾丸を撃ち込むがまるで手応えがない
クソがクソがクソが!
エレナ「ねー、お兄さん?いい加減名前教えてよー?お兄さんがここのリーダーなんでしょ?」
ガル「…」
もう2発、エレナの頭を狙って撃ち込むが2発とも素手で弾かれた
エレナ「はー…じゃあもういいよ」
…!
エレナが少しため息をついた直後、
エレナ「ーーー死んじゃえ!」
まるで猫が走るように静かに俺の方へ急接近するエレナ、俺はそれをーーー
ガル「はあっ!」
タイミングを合わせ、右腕の義手で思いっきり殴り飛ばした
エレナ「っいったーい!なにその腕!」
ガル「…」
とりあえず右手で殴るのは効果がありそうだが決定打には到底なりそうにねえ…とするとこいつをぶっ殺す方法は2つ
ガル「…」
銃の残弾数を確認しながら考える
1つはなんとかして対物ライフルを取りに行き、そいつを使ってエレナの頭をぶち抜くこと…だが武器庫のある地下2階へはエレベーター以外に行く手段は無い、そしてこの状況でエレベーターになんか乗ったら
エレナ「殴るなんてひどいよー…バラバラにして仕返ししちゃうからね!」
当然のように追い付かれて死ぬ、追いかけて来ないとしても俺はエレナを見失う、そしてそのまま逃げられたらもう奴を始末できない!
ガル「チッ!」
掴みかかってきたエレナを避けつつ、もう1つの方法を頭に浮かべる
もう1つは関節技を仕掛けて首をへし折ることだ、人間と同じ形ならいくら頑丈だろうと簡単に砕けることを俺は知っている、もちろん密着するわけだから相手が炎を出せるとかそういう『能力』を持っていたらこっちの負けだ…だが!
ガル「リスクはあるが…!」
タンッ、とこっちからエレナに近づき関節技を仕掛けるため、エレナの首に手を伸ばす
こいつをブッ殺せるならリスクなんて知ったことか!
エレナ「おお?」
例え腕がもがれようがもう関係ない!こいつだけは絶対に殺す!
そう覚悟し、エレナの首に右手が届く…その瞬間、
ポテッ
ガル「…?」
すぐ横でボテッと缶ジュースのようなものが死体の上に落ちた
…!これは…
カッ
エレナ「わっ!」
ガル「!」
閃光弾…!目が…
強烈な光と共に辺りが見えなくなる
やったのは誰だ?…ん!?
視界ゼロのまま誰かに左腕を掴まれ、引っ張られる
エレナじゃない…これは男の手だ、ということは…
?「ボス!」
ガル「離せ!」
なんとか手を振り払おうとするもそいつはかなり必死に腕を掴んでいて離さない、必死だと分かるのは掴む力で嫌でも分かる
ガル「やめろ!」
?「逃げないと殺されますよ!」
だが今の俺にはそんなことはどうでもよかった、ただ…
今下がる訳には行かないんだよ!
ここで引いたらチャンスを失う…!
ガル「離せっつってんだよ!」
俺の腕を掴む誰かの腕を本気で振り払おうとするが次の瞬間ーーー
?「…すみません」
ガル「ぐっ…!?」
頭に強い衝撃が走り、意識がグラつく
殴られたのか?意識が…
ガル「…」
そのまま俺は誰かに担がれ、何処かへと運ばれていった…
…
エレナ「…へぇ」
数十分前… アジト 尋問室
ジェルフ「はぁ…」
銀髪の少女「」
ボスが…ガルシアが出ていってから俺はこの子をどうやって逃がすか必死に考えていた
明日の朝までになんて…車すら手配できない、どうしよう…
?「ジェルフ君」
ん?
背後から優しそうな声に呼ばれ、振り返る
ジェ「あ、レニーさん」
レニー「お疲れさま」
ジェ「お疲れさまです」
レニー「もう、敬語はいらないって…それよりもその子なんだけどさ、私が逃しておくからジェルフ君はちょっと休憩室にでも行って休んでなさい」
へ?
いきなりレニーさんからそう言われ一瞬困惑するが、それをレニーさんは感じ取ったのか言葉を続けた
レニー「どうせいつもみたいに後先考えず連れてきたんでしょ?」
う…その通りだ…
レニー「私が逃がしておくから…ね?」
確かに普段から物資調達を担当しているレニーさんならトラックの荷台とかに紛れ込ませて逃がせるだろう
ジェ「あ、ありがとうございます…」
レニー「でもかわりに約束して、もう1ヶ月前みたいなことは起こさないって」
ジェ「…っ!」
ズキン、と胸の奥が痛む
…あれはーーー
レニー「ジェルフ君、返事は?」
ジェ「…はい、約束します」
レニー「よし!じゃ、後は任せて」
俺はもう一度レニーさんに感謝の言葉を言い、尋問室を出て近くのエレベーターに乗る
ジェ「…1階へ行ってくれ」
機械音声「かしこまりました、上へまいります」
ジェ「はぁ…」
1階に着き、エレベーターのドアが開く
ジェ「…」
エレベーターから出た俺は迷いなく近くの休憩室に入り、椅子に座ってテーブルに突っ伏した
ジェ「1ヶ月前みたいなことは起こさない、か…」
今まで戦地から助けた人たちが頭に浮かぶ
ジェ「…いや、俺は間違ってない!」
そうだ、間違っている筈がない!そのままでは死んでしまう人を助けて何が悪いんだ!
自分は何も間違っていないと自分自身に言い聞かせ、テーブルの上で組んだ両腕に頭を埋める
ジェ「…」
眠いな…
中途半端な眠気のせいでどれくらい机に突っ伏していたかわからないが、外からの声と足音に少しだけ眠気が覚める
ジゼルの声「んな!ちょっ、待てよ!」
ジェ「…?」
この声…ジゼルさん?
慌てるような足音が気になり、休憩室から出て軽く周りを見回すと…
機械「かしこまりました、下へまいります」
閉まろうとしているエレベーターのドアの隙間からジゼルさんと…
ジェ「…ボス」
ボスの…ガルシアの姿が見えた
…あ!
そこで俺は重大な事に気がつき、急いでエレベーターの前に走り、ボタンを押した
ジェ「ジゼルさんが居たってことは…」
おそらくレニーさんを探しているんじゃないか?だからボスにそれを聞きに行って…
ジゼルさんとレニーさんは普段付き合っているんじゃないかってくらい一緒にいる、だからそれは大いにありえるだろう
ジェ「ジゼルさんがレニーさんを探す分にはいい、だがボスも一緒だというのは…」
もしあの子…エレナ君とレニーさんだけの状況をボスが見たら?
ジェ「エレベーターが遅い…まだかよ…!」
俺が彼女の保護を放棄したと捉えて始末するかもしれない、レニーさんもボスには逆らえないだろう
…来た!
ようやく来たエレベーターに乗り、地下1階へ行くよう機械に言う
機械「かしこまりました、下へまいります」
ジェ「…」
最悪の場合を考え、懐から閃光手榴弾(閃光弾)を取り出す
この際ボスに逆らう事になっても…俺の所為で誰かが死ぬよりはマシだ
閃光弾を握りしめ、覚悟を決める
機械「地下1階です」
地下1階に着き、エレベーターのドアが開くと同時に飛び出す…が
ジェ「!?」
待っていたのは…俺が想像していたどの状況とも違う、地獄のような光景だった
右を見ても左を見ても目に映る死体…死体…死体…
なん、だよ、これ…
?「殴るなんてひどいよー…バラバラにして仕返ししちゃうからね!」
!
聞き覚えのある声のした方を見るとジゼルさんの銃を持つボスと全身血塗れで悪魔のような笑いを浮かべるエレナくん、そしてエレナくんの足元には…
ジェ「…ジゼルさん?」
ジゼルさんの服を着た頭のない死体が転がっていた
ジェ「!」
何故?どうして?それを考えるより先に身体が動く
ジェ「ッ」
閃光弾のピンを抜き、エレナくんの足元に投げる
カッ
エレナ「わっ!」
ガル「!」
エレナくんの目が眩んだ隙に死体につまずかないよう気をつけながらボスの元へ走り、左腕を掴んだ
ジェ「ボス!」
ガル「離せ!」
掴んだ途端、振り払おうとするボス
くっ!
当然振り払われる訳にはいかない、この惨状を見ればエレナくんがこれをやったのは明らか、1秒でも早くここを離れるべきだ
ガル「やめろ!」
ジェ「逃げないと殺されますよ!」
ガル「離せっつってんだよ!」
…!
話を聞こうとしないボスに、俺は最後の手段を取った
ジェ「…すみません」
右手の甲でボスの後頭部を打つ
ガル「ぐっ…!?」
そのまま昏倒するボスを担ぎ、エレベーターに乗り込む
ジェ「1階だ!早く!」
機械「かしこまりました、上へまいります」
とりあえず予備アジトに行こう、あそこなら最低でも1ヶ月は凌げる
機械「1階です」
エレベーターのドアが開き、俺はエレベーターの外へと出る
ジェ「…行こう」
第2話 part1へ続く
↓プロフィール…の前に
作者のルルザムートですここまで読んでくださりありがとうございます、物語の投稿ですが1つのシナリオを一気に投稿するのではなく他のシナリオ『9尾の妖狐は学生と洋食が好き』や『王子の僕には変態の姉がいる』と並行して投稿して行きます
4つのシナリオそれぞれの第1話の投稿が終わり次第、第2話の投稿を始めるという形です。4つのシナリオ全てを投稿し終わった後、4つのシナリオの裏…真相編を投稿して行きたいと考えております
長文失礼いたしました、それではプロフィールに参ります
↓プロフィール
ジゼル・ワーク
性別 男
年齢 21歳
身長 175㎝
体重 64㎏
血液型 O
髪の色 茶
目の色 赤
武器 銃火器
好きなもの レニー、ウルフルズ
嫌いなもの 面倒事
犯罪組織ギャラクシー・ウルフルズの数十人いる幹部の中でも本部待機を任された3幹部の1人
もう1人の3幹部であるレニーとはウルフルズ結成前からの仲で恋人関係だったようだ
戦闘能力が現幹部の中で最も高く、ボスであるガルシアからの信頼も厚かったが最後は戦うことすら出来ず、エレナ・アルコットに頭部を潰され殺害される
ガルシア「ッ!」
エレナ「あはっはははは!それ『銃』だっけ?面白いおもちゃだねー!」
クソが…
クソガキ…エレナから距離を取りつつ数発弾丸を撃ち込むがまるで手応えがない
クソがクソがクソが!
エレナ「ねー、お兄さん?いい加減名前教えてよー?お兄さんがここのリーダーなんでしょ?」
ガル「…」
もう2発、エレナの頭を狙って撃ち込むが2発とも素手で弾かれた
エレナ「はー…じゃあもういいよ」
…!
エレナが少しため息をついた直後、
エレナ「ーーー死んじゃえ!」
まるで猫が走るように静かに俺の方へ急接近するエレナ、俺はそれをーーー
ガル「はあっ!」
タイミングを合わせ、右腕の義手で思いっきり殴り飛ばした
エレナ「っいったーい!なにその腕!」
ガル「…」
とりあえず右手で殴るのは効果がありそうだが決定打には到底なりそうにねえ…とするとこいつをぶっ殺す方法は2つ
ガル「…」
銃の残弾数を確認しながら考える
1つはなんとかして対物ライフルを取りに行き、そいつを使ってエレナの頭をぶち抜くこと…だが武器庫のある地下2階へはエレベーター以外に行く手段は無い、そしてこの状況でエレベーターになんか乗ったら
エレナ「殴るなんてひどいよー…バラバラにして仕返ししちゃうからね!」
当然のように追い付かれて死ぬ、追いかけて来ないとしても俺はエレナを見失う、そしてそのまま逃げられたらもう奴を始末できない!
ガル「チッ!」
掴みかかってきたエレナを避けつつ、もう1つの方法を頭に浮かべる
もう1つは関節技を仕掛けて首をへし折ることだ、人間と同じ形ならいくら頑丈だろうと簡単に砕けることを俺は知っている、もちろん密着するわけだから相手が炎を出せるとかそういう『能力』を持っていたらこっちの負けだ…だが!
ガル「リスクはあるが…!」
タンッ、とこっちからエレナに近づき関節技を仕掛けるため、エレナの首に手を伸ばす
こいつをブッ殺せるならリスクなんて知ったことか!
エレナ「おお?」
例え腕がもがれようがもう関係ない!こいつだけは絶対に殺す!
そう覚悟し、エレナの首に右手が届く…その瞬間、
ポテッ
ガル「…?」
すぐ横でボテッと缶ジュースのようなものが死体の上に落ちた
…!これは…
カッ
エレナ「わっ!」
ガル「!」
閃光弾…!目が…
強烈な光と共に辺りが見えなくなる
やったのは誰だ?…ん!?
視界ゼロのまま誰かに左腕を掴まれ、引っ張られる
エレナじゃない…これは男の手だ、ということは…
?「ボス!」
ガル「離せ!」
なんとか手を振り払おうとするもそいつはかなり必死に腕を掴んでいて離さない、必死だと分かるのは掴む力で嫌でも分かる
ガル「やめろ!」
?「逃げないと殺されますよ!」
だが今の俺にはそんなことはどうでもよかった、ただ…
今下がる訳には行かないんだよ!
ここで引いたらチャンスを失う…!
ガル「離せっつってんだよ!」
俺の腕を掴む誰かの腕を本気で振り払おうとするが次の瞬間ーーー
?「…すみません」
ガル「ぐっ…!?」
頭に強い衝撃が走り、意識がグラつく
殴られたのか?意識が…
ガル「…」
そのまま俺は誰かに担がれ、何処かへと運ばれていった…
…
エレナ「…へぇ」
数十分前… アジト 尋問室
ジェルフ「はぁ…」
銀髪の少女「」
ボスが…ガルシアが出ていってから俺はこの子をどうやって逃がすか必死に考えていた
明日の朝までになんて…車すら手配できない、どうしよう…
?「ジェルフ君」
ん?
背後から優しそうな声に呼ばれ、振り返る
ジェ「あ、レニーさん」
レニー「お疲れさま」
ジェ「お疲れさまです」
レニー「もう、敬語はいらないって…それよりもその子なんだけどさ、私が逃しておくからジェルフ君はちょっと休憩室にでも行って休んでなさい」
へ?
いきなりレニーさんからそう言われ一瞬困惑するが、それをレニーさんは感じ取ったのか言葉を続けた
レニー「どうせいつもみたいに後先考えず連れてきたんでしょ?」
う…その通りだ…
レニー「私が逃がしておくから…ね?」
確かに普段から物資調達を担当しているレニーさんならトラックの荷台とかに紛れ込ませて逃がせるだろう
ジェ「あ、ありがとうございます…」
レニー「でもかわりに約束して、もう1ヶ月前みたいなことは起こさないって」
ジェ「…っ!」
ズキン、と胸の奥が痛む
…あれはーーー
レニー「ジェルフ君、返事は?」
ジェ「…はい、約束します」
レニー「よし!じゃ、後は任せて」
俺はもう一度レニーさんに感謝の言葉を言い、尋問室を出て近くのエレベーターに乗る
ジェ「…1階へ行ってくれ」
機械音声「かしこまりました、上へまいります」
ジェ「はぁ…」
1階に着き、エレベーターのドアが開く
ジェ「…」
エレベーターから出た俺は迷いなく近くの休憩室に入り、椅子に座ってテーブルに突っ伏した
ジェ「1ヶ月前みたいなことは起こさない、か…」
今まで戦地から助けた人たちが頭に浮かぶ
ジェ「…いや、俺は間違ってない!」
そうだ、間違っている筈がない!そのままでは死んでしまう人を助けて何が悪いんだ!
自分は何も間違っていないと自分自身に言い聞かせ、テーブルの上で組んだ両腕に頭を埋める
ジェ「…」
眠いな…
中途半端な眠気のせいでどれくらい机に突っ伏していたかわからないが、外からの声と足音に少しだけ眠気が覚める
ジゼルの声「んな!ちょっ、待てよ!」
ジェ「…?」
この声…ジゼルさん?
慌てるような足音が気になり、休憩室から出て軽く周りを見回すと…
機械「かしこまりました、下へまいります」
閉まろうとしているエレベーターのドアの隙間からジゼルさんと…
ジェ「…ボス」
ボスの…ガルシアの姿が見えた
…あ!
そこで俺は重大な事に気がつき、急いでエレベーターの前に走り、ボタンを押した
ジェ「ジゼルさんが居たってことは…」
おそらくレニーさんを探しているんじゃないか?だからボスにそれを聞きに行って…
ジゼルさんとレニーさんは普段付き合っているんじゃないかってくらい一緒にいる、だからそれは大いにありえるだろう
ジェ「ジゼルさんがレニーさんを探す分にはいい、だがボスも一緒だというのは…」
もしあの子…エレナ君とレニーさんだけの状況をボスが見たら?
ジェ「エレベーターが遅い…まだかよ…!」
俺が彼女の保護を放棄したと捉えて始末するかもしれない、レニーさんもボスには逆らえないだろう
…来た!
ようやく来たエレベーターに乗り、地下1階へ行くよう機械に言う
機械「かしこまりました、下へまいります」
ジェ「…」
最悪の場合を考え、懐から閃光手榴弾(閃光弾)を取り出す
この際ボスに逆らう事になっても…俺の所為で誰かが死ぬよりはマシだ
閃光弾を握りしめ、覚悟を決める
機械「地下1階です」
地下1階に着き、エレベーターのドアが開くと同時に飛び出す…が
ジェ「!?」
待っていたのは…俺が想像していたどの状況とも違う、地獄のような光景だった
右を見ても左を見ても目に映る死体…死体…死体…
なん、だよ、これ…
?「殴るなんてひどいよー…バラバラにして仕返ししちゃうからね!」
!
聞き覚えのある声のした方を見るとジゼルさんの銃を持つボスと全身血塗れで悪魔のような笑いを浮かべるエレナくん、そしてエレナくんの足元には…
ジェ「…ジゼルさん?」
ジゼルさんの服を着た頭のない死体が転がっていた
ジェ「!」
何故?どうして?それを考えるより先に身体が動く
ジェ「ッ」
閃光弾のピンを抜き、エレナくんの足元に投げる
カッ
エレナ「わっ!」
ガル「!」
エレナくんの目が眩んだ隙に死体につまずかないよう気をつけながらボスの元へ走り、左腕を掴んだ
ジェ「ボス!」
ガル「離せ!」
掴んだ途端、振り払おうとするボス
くっ!
当然振り払われる訳にはいかない、この惨状を見ればエレナくんがこれをやったのは明らか、1秒でも早くここを離れるべきだ
ガル「やめろ!」
ジェ「逃げないと殺されますよ!」
ガル「離せっつってんだよ!」
…!
話を聞こうとしないボスに、俺は最後の手段を取った
ジェ「…すみません」
右手の甲でボスの後頭部を打つ
ガル「ぐっ…!?」
そのまま昏倒するボスを担ぎ、エレベーターに乗り込む
ジェ「1階だ!早く!」
機械「かしこまりました、上へまいります」
とりあえず予備アジトに行こう、あそこなら最低でも1ヶ月は凌げる
機械「1階です」
エレベーターのドアが開き、俺はエレベーターの外へと出る
ジェ「…行こう」
第2話 part1へ続く
↓プロフィール…の前に
作者のルルザムートですここまで読んでくださりありがとうございます、物語の投稿ですが1つのシナリオを一気に投稿するのではなく他のシナリオ『9尾の妖狐は学生と洋食が好き』や『王子の僕には変態の姉がいる』と並行して投稿して行きます
4つのシナリオそれぞれの第1話の投稿が終わり次第、第2話の投稿を始めるという形です。4つのシナリオ全てを投稿し終わった後、4つのシナリオの裏…真相編を投稿して行きたいと考えております
長文失礼いたしました、それではプロフィールに参ります
↓プロフィール
ジゼル・ワーク
性別 男
年齢 21歳
身長 175㎝
体重 64㎏
血液型 O
髪の色 茶
目の色 赤
武器 銃火器
好きなもの レニー、ウルフルズ
嫌いなもの 面倒事
犯罪組織ギャラクシー・ウルフルズの数十人いる幹部の中でも本部待機を任された3幹部の1人
もう1人の3幹部であるレニーとはウルフルズ結成前からの仲で恋人関係だったようだ
戦闘能力が現幹部の中で最も高く、ボスであるガルシアからの信頼も厚かったが最後は戦うことすら出来ず、エレナ・アルコットに頭部を潰され殺害される
「現代アクション」の人気作品
-
-
4,126
-
4,981
-
-
986
-
755
-
-
817
-
721
-
-
756
-
1,734
-
-
186
-
115
-
-
184
-
181
-
-
183
-
157
-
-
181
-
812
-
-
149
-
239
コメント