異世界転生したらチートでした

有林 透

聖者

よし、これでオッケーだな。さて、店開きするか!

カランコロン

「はい!開店です!本日もこの雑貨店をよろしくお願いします!」

元気よく、さっきおきた事など感じないように振る舞った。
それから半年、何事もなく月日が過ぎていった。
 もうすっかりこちらの生活に馴染み、売り上げも好調だった。その間は、特にトラブルもなく、ゆったりとした生活を送っていた。だが、そんな生活が続くわけもなく、魔物暴走《スタンピート》が起きた。

「スタンピートが起きたぞぉ ︎ギルドランクC以上のやつは討伐用意をしろ!」

スタンピート。その単語が聞こえた途端、町中が騒がしくなった。魔物暴走《スタンピート》と聞けば、誰でもわかるだろう。ダンジョンから大量の魔物たちが出現し、そのダンジョンの近くの街を襲撃するのだ。近くにあるダンジョンによるが、過去に記載されていたものを見てみると、最高でSランクの魔物も出たそうだ。その時はSSランクの冒険者が命と引き換えに殺したのだとか。

「スタンピートか!稼ぎどきだなぁ!」

「スタンピートが来ちゃったのね………。あぁ、神よ。私たちに勝利の導きを………」

「素材が安く手に入る!これは商人の血が騒ぐぜ!」

などと、多種多様な反応をしていた。かくいう俺は、とてもドキドキしていた。だってはじめての大規模襲撃なんだぞ!これで冒険者たちとの絆が深められる!と、そんなことを思っていた。


ギルドの表

ざっと見ただけで、約500人はいるだろう全員が猛者という感じが出ている。ある者はいかにも高そうな杖を持ち、ある者はミスリルか何かでガッチガッチに固めているタンクがいたりした。

まじまじと、ほかの冒険者たちを見ていると、ギルドマスターが出てきた。

「おう!お前らよく集まってくれたな!聴いたとは思うがスタンピートが起きた。規模は約400000らしい。その中にSランクの魔物もいるそうだ。だから、礼二!お前に任すぞ」

急に名前を呼ばれ、皆がこっちを向いたが。そんなことは気にせず、強気にこう答えた。

「おう!任せろ!なんなら全部狩ってきてやる!」

そして、右手を空に突き出し、約500人の冒険者に支援魔法《バフ》をかけた。ちなみにかけた支援魔法《バフ》は全属性耐性、魔法力増加、魔力回復増加、この3つをかけた。

ウォォォォォォォォオオオオオ!やるぞオラァ ︎ ︎

俺のバフが戦闘開始の合図になった。

「よしっ!今だ!バリスタを撃て!魔法部隊、弓部隊も撃てっ!」

ズドンッ!ドドドドドンッ!ドンッ!

魔物との戦いははじめの方は有利だったが、3時間も経てばだんだんと疲れも出てき、前線が押し上げられてきた。ここまできたらあの魔法を使うしかないだろう。

「今から大規模魔法を使う!皆を下がられてくれ!」

ギルマスにそう言い、皆が下がった。

「オラァ!特大魔法だ!『聖者の行進』」

遥か上空から翼をつけた聖騎士達が舞い降りてきた。その光景は、まるで、神界にいるかのような錯覚さえもさせてしまう。そんな光景に誰もが釘付けになり、上を見上げていた。さぁ、ここからは俺の蹂躙タイムだ!

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