異世界転生したらチートでした

有林 透

治療

「まず、すまないが、部位欠損のところを見せてもらって良いか?傷口の消毒もしなければならないからな。あ、先アリア見せてくれ」


「はい。ここと、ここです」


そう言って見せてきたのは、獣人の特徴的な耳と、左腕だった。今更だが、まじまじとアリアを見ると10人中9人は振り向くような美しさだった。


「これは………酷いな…。前の主人にやられたのか?」


「………はい、そうです」


「そうか………辛かったな。もう治してやるぞ。『慈悲深き神のゴッド・コンプレッション』」


すると、アリアの体が光り出し、耳と左腕が生えてきた。外から見ていると、途轍もなく気持ち悪い光景だが、間近で見ると神秘的な感じがするのだ。


「あ、あぁ。腕がある!耳もある!ありがとうございます!ご主人様!」


ぽろぽろと涙を流し、喜んでいる美少女がそこに立っていた。狐の獣人族であるのも相まってとても美しい。誰もが惹きつけられるような、魅力を醸し出していた。


「あぁ、良いよ。じゃあ次はアンナ、
『慈悲深き神のゴッド・コンプレッション』」


アンナは右足と左足の腱を切られているのと、右手が切り落とされていた。それもが一瞬で治され、神人族デミゴッドだったので、回復するときの光が神々しく、女神が降りてきたかのような錯覚まで起こした。


「あぁ、ありがとうございます。ご主人様。このご恩は命に代えても返させてもらいます」


アンナもアリアと同じく、とても美しくなっていた。


「せっかく繋がった命だ。命などかけなくて良い。まぁ、買ってもらったばかりの男を信用しろというのは難しいと思うが、俺はお前たちに性的なことは一切しない。したいと思った相手にしてくれよ」


「わ、私はご主人様としたいです」


「ん、私も」


上はアリアで下はアンナだ。


「いや、やめてくれ。そんな事をしたら花蓮に何をされるかわかったもんじゃない」


「むぅ、それならしょうがないです。この屋敷で精一杯頑張らせてもらいます。ご主人様は冒険者だったら、基本的に夜に帰ってくるんですか?」


「うーん、EXランクとかになると世界が崩壊するぐらいの脅威がないと、依頼が来ないんだよね。だから家にいるか、昼に帰ってくると思うよ」


「わかりました。けど、そんなにすごいのならお店とか開いてみませんか?ご主人様がお店をしたら、とっても人気が出そうですし」


「あー、確かにそれもいいな。じゃ、そうと決まれば商業ギルドに行くか」


思い立ったが吉日だ。すぐに行動した方がいいだろう。


「その前にご主人様。お店を始めるというのなら、基本的にお帰りになるのは、夜という事でいいでしょうか?」


「あぁ、そうだな。光の日と、闇の日は休みにするつもりだから、他の日は全部夜だな」


あ、光の日っていうのは、土曜日で、闇の日は日曜日のことな。


曜日
月曜 風の日
火曜 火の日
水曜 水の日
木曜 木の日
金曜 土の日
土曜 光の日
日曜 闇の日


っていう感じだ。


月は日本と同じだ。


「わかりました。では、いってらっしゃいませ」


「あぁ、夜には帰ってくると思うよ」


そういい、屋敷を出た。

コメント

  • ノベルバユーザー412699

    本当に絶対神?
    花蓮の方が強くなるけど

    2
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