異世界転生したらチートでした

有林 透

過去話

「ま、まぁそうだよ」


すると、ロベルトは喜んだのだが、その喜んだ理由が衝撃的すぎた。


「いやー、良かった良かった。転生して俺Tueeeeeしてたら目付けられたから、同じチート仲間がいて嬉しいよ」


「そんな理由かよ!お前が俺Tueeeeeしなかったら良かったじゃねぇか!」


図星だったのか、渋い顔をして、目を逸らした。


「ま、まぁそうだけど…。俺Tueeeeeするのはロマンじゃん⁈やっぱりやめられないぞ」


こいつ…開き直りやがったな。


「そんなことは置いといて、お前、なんで俺の家知ってんの?あと、なんでこんなにもチートになったんだ?」


そうすると、ロベルトは過去を語り始めた。


ロベルトside(飛行機事故の時)




あぁー、あとちょっとでアメリカに着くな。礼二とかに、どんな土産買おっかなぁ。


バァァン‼︎‼︎     ビシッ!


!なんの音だ!


外を見てみると、エンジンが火をあげ、亀裂が入っていた。


「きゃぁぁぁ!」  「皆さん落ち着いてください!まず席に座っていてください!」


騒いだところで何もできやしない。なら落ち着いて待っている方が安全なのに。


ビシッ!バキバキッ!


そんな音が鳴った。不意に浮遊感に襲われた。見ると俺と一緒に落ちてくる人が4人ほどいた。




あぁ、このまま死ぬんだな。


自分でないような、他人事に感じていた。死に際になると冷静になるんだなぁ。そんな事を考えていると、空中に魔法陣が発生し、俺も含めて5人がそこに吸い込まれた。


目が覚めて周りを見てみると、どこを見ても白、奥行きなどがわからない部屋だった。




ここはどこだ?ッ!人の気配がする。どこだ?どこにいるんだ?


そう思い探していると、真後ろに気配を感じた。


「誰だ!出てこい!」


そう叫ぶと、後ろの空間が歪み、人が出てきた。いや、人と呼ぶのすら恐れ多い事だと、一瞬で悟った。気がついたら俺はひざまづいていた。


「む〜、そこまでかしこまらなくて良いのに。取り敢えず顔上げて。話できないから。あと、敬語とかもいらないよ」


「わかり………、わかった。で?なんで俺をここに呼んだんだ?確か俺は死んだはずだ。あんたが神だとしても、俺をここに呼ぶメリットがない。………礼二が絡んでなかったらの話だがな」


そこまで言うと、神は笑い出した。


「ははははっ!やっぱり君は面白いね!もちろん礼二様が絡んでるよ。あ、転生してから地球に念話送らないでね?礼二様まだ絶対神の時の記憶が戻ってないから」


「あ、あぁ。わかった。それより俺を呼んだって事は、転生させてくれるのか?それだったら魔法ぶっぱしたいから、エルフに転生させてくれ」


「うん、良いよ、じゃあ行ってらっしゃい!」


すると、白の空間がより一層白くなり、急に視界が暗くなった。



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品