聖戦

ヤマネコ

第12話 英雄の老将

「ダグマ様、ドラコ軍が退がっていきます。」

ダグマはそれを聞いて、ふっと笑った。

「ガールダス隊を出撃させ、ドラコ軍を追撃しろ。」

「はっ!」

 ダグマは、ガールダス将校率いる3000の兵をドラコ追撃隊として出撃させた。一方、リガーンズでは...

「バルコ王国からの援軍はまだか?」

「はっ。伝令によると、あと半日で着くそうです。」

「遅い!それでは、ネオス軍にこの城を陥落されてしまう。」

「まぁまぁ、落ち着きなされ、将軍様や。」

と物陰から老人の声がした。

「その声はっ、ロドム老将軍!」

なんと、物陰から現れたのはロドム老将軍だった。ロドム老将軍とは、青年時代にグルーメル王国騎士団団長を務め、数十年前に起きた第二次オーガ戦役で、総大将であったオーガ族二代目首領ヤダームの首を討ち取り、その後69歳になった彼は、ラグズ王国につき、老将となった英雄である。

「老将軍が何故ここにいる。」

「いやいや、ちょいとトーレス将軍に話したい事がありましてな。」

「話したい事とは?」

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