聖戦

ヤマネコ

第2章 邪神戦役編

第2章は第1章より話が非常に少なくなりますので、どうかご了承ください。それでは第2章、お楽しみ下さい。


オーガ族と邪神が復活してから2日後、邪神はオーガ族を率いて、まずはルシフェルの戦士のいるラグズ王国を目標に侵攻を開始した。

「報告!国王様、邪神率いるオーガ軍が我が国を目標に侵攻してきています!」

「なんじゃと?これはいかん、全員直ちに戦闘準備をしろ!」

「了解!」

ラグズ国王はラグズ王国の前に本陣を敷き、そこで諸将達を集め作戦会議を始めた。

「儂が考えている作戦は二つある。一つ目は、まずは第1陣を出撃させ、ラグベルト将軍率いる五万の騎馬隊と、グレン将校率いる三万の軽騎馬隊は、第1陣の軍とオーガ軍の交戦中にオーガ軍を挟み撃ちにし、混乱したオーガ兵をトーレス将軍の指揮する弓兵で殲滅する。二つ目は、敵の第1陣の将がバグロムだったとする。その時はラグベルト将軍の騎馬隊とビグロス将軍の騎馬隊を第1陣として出撃させ、第1陣とオーガ軍の交戦中にオーガ軍の後ろからグレン将校の軽騎馬隊で奇襲攻撃を仕掛け、グレン将校の錬金術でバグロムを討つ。これが作戦だ。今から開戦し、この二通りの作戦を使う事となるが、トーレス将軍、異議はあるか?」

「異議なしです。」

「ラグベルト将軍、グレン将校、サイラス将校は?」

「異議なしです。」

「国王様、オーガ軍が我が国の近くの草原のところまで到着しました!」

「皆の者、よーく聞け!今日から激しい戦いになると思うがこの国の為に...いや、この六国の人々の為に、そして儂の為にも、どうか命を捧げてくれ!我が国の英雄達よ。」

ラグズ国王は涙を流しながら大声で言った。

「オォーッ!!!!」

「皆の者、戦闘配置につけ!」

「了解!」

「ほぉ、老いぼれ(国王)があの軟弱な兵士共に激励したか。まぁ、でも今日で人類最期の日だ。最期の日として、悪足掻きさせてやろう。」

「邪神様、戦闘準備が整いました。いつでも開戦できますよ。」

「よし、ではキドム軍、バーロン軍、敵の首を狩ってこい。」

「ガァーッ!」

ボォーー(角笛の音)

「国王様、敵の第1陣、第2陣が進撃を開始しました。」

「では第1陣、出撃せよーっ!」

「オォーッ!」

こうして、人類の歴史に残る聖戦が開始された。

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