聖戦

ヤマネコ

第8話 反乱!?

ラグベルト達は本陣に戻り、サイラス将校に合流した。

「さてサイラス将校、王国の緊急情報を聞かせてもらおう。」

「はい。その情報というのは、我が王国に反乱が起きているとのことです。」

「なんだと!それでは我々が王国を出発した頃、もうすでに反乱が勃発していたということか。」

「反乱の首謀者は誰だ?」

グレンはサイラス将校に尋ねた。

「それが、ラグズ王でして...。」

「え....」

一同は驚いた。

「てことは、王自身が反乱を起こしたということなのか?」

「そうではなく、ラグズ王が二人いてその内の一人が起こしたそうです。」

「王が二人?!」

一同はまた、驚いた。

「とっ、とにかく王国に戻ろう。」

ラグベルト率いる五万の兵士達は急いで王国へと引き返した。だがすでに遅く、王都に火の手が燃え上がり住民達の悲鳴が聞こえていた。すぐさまラグベルト達は兵士達に命令した。

「伝達班は住民の避難を、攻撃班と俺の精鋭部隊と兵士達をサイラス将校に託し、反乱軍を殲滅してこい。グレンと残った兵士達は俺についてこい。皆の者、分かったな!」

「了解!!」

ラグベルト達は反乱軍の本拠地である王城を目指した。

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