異世界に転生したら異能が目覚めた

くろまめ

第3話 出会い

「僕の名前はクレスだよよろしくね!」
「あ、ああ俺は勇太だよろしく」とこんな軽い挨拶を済ませクレスは聞いてくる。

「ところでどうしたの?何か困っているみたいだけど。」
「ああそれがな、この国に来たのはいいんだけど、どうやら俺はこの国のお金持ってないんだよ」と俺は困り果てたように言う。
するとクレスは、「じゃあ、僕の家に泊まりなよ」「それは助かるけどいいのか?」「うん、構わないよ。あっ、でもちょっと待っててね」「あ、ああ分かった」クレスが宿屋の人と何か話をしている間に俺はこれからどうしようか考えていた。

「おまたせ、それじゃ家に行こうか」そう言って俺はクレスの家に案内される。
クレスの家はあまり家具が無かった。その理由を聞くと、どうやらこの家を明日宿屋に売ってしまうらしい。なんでも、クレスは、冒険の旅に出るらしく旅の資金にするようだ。
「なんでクレスは冒険者になろうと思ったんだ?」「僕のお父さんは、冒険者だったんだ。僕はお父さんが帰ってきて冒険の話してくれるのがとても好きだったんだよ。でも、お父さんは2年ぐらい前から帰ってきてないんだ」「それって」「うん、たぶんお父さんはもうこの世にはいないと思うんだ」「そうなのか」とこの時俺は「しまった、結構重い話だった。申し訳ない事したな」と後悔していた。俺がそんな事を思っているとも知らずにクレスは話を進める。
「勇太、君はこの世界の全ての話しを聞いただけでこの世界のすべてを知っていると言えるかい?僕は、そうは思わないかな。だから、僕はこの世界の全てをしってみたいから冒険者になるって決めたんだ。これが僕の冒険者になりたい理由かな。」僕が話し終わって勇太をみると、少し気まづそうな顔をしていたのでわだいを変えてみることにした。「勇太はこれからどうするのかと考えてるの?」「いや〜それがどこに行こうにもお金もってないし何にも出来ないんだよねー」「ってことはなんにも考えてないと。」「HaHaHa、マジでどうしよう」「じゃあさ、僕と冒険しない?ってまぁ、冗談」「えっ、マジで!いや〜俺一度は冒険してみたかったんだよねー」予想以上の反応だった。まぁ、お金には余裕があるから大丈夫かなとクレスは思う。

「じゃあ明日からの計画を立てようか」
それからは計画を立てたり。たわいもないことを話したりしていたら、いつのまにか日は落ちていた。「明日に備えて、今日はご飯を食べたら寝ようか」とクレスが言うとフランスパンのような長いパンを持ってきた。俺はそれを食べた。
「うん、これフランスパンだ」「フランスパンって何?」「このパンの別名だよ」この世界では、フランスパンっていう名前じゃないんだな。
そんな事を思いながらパンを食べ進める。
 パンを食べた後は、布団を出して寝る準備をする。
「明日は、楽しみだね勇太!」「そうだな、明日からは頑張ろうぜ」「じゃあ、おやすみ」「おう、おやすみ」
俺は布団に入ると、疲れていたからかすぐに眠くなり目を閉じる。

今回は長くなりましたがこれで終わります。
さぁ、ついに次回からは勇太とクレスの冒険が始まります。2人の冒険は一体どうなってしまうのか。次回をお楽しみに!
次回   第4話    クロノスの力

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