異世界転生で超お嬢様になってました!?
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ここは、どこだろうーー
目を開けると見たことの無い天井だった。ピンクの生地に白いレースがついた天蓋が目の前に広がっている。"私"は必死に記憶を辿る。確かすごい痛みが背中にあって,出血で死ぬのではと言うくらい流血していたはず、なのだ。たが,病院でもないだろう、恐らくは。
「目覚められましたか!お嬢様が急に倒れて頭打ってしまうのでとても驚きました」
え?誰、記憶はあるのに思い出せない。
そういえば背中の痛みはないな。代わりにというべきか頭が痛いな。気のせいではないのか。
「リリスお嬢様大丈夫ですか?」
自分に向かって言っているのだろうか。リリスとは一体誰なのだろう。
「無理なさらないでください、私のことお分かりいただけます?」
この侍女のような人が私の意識を聞いてくるので私は仕方なく答えることにした。
ーーあれ、そういえば今は私ではないんだっけーー
ーーってことは異世界転生とかいうやつでは・・・・・・ーー
ーーまてまて仮にそうだったとして、今私の名前を言ったら混乱したとか思われるかもーー
ーーなら頭を打った衝撃で記憶喪失って設定にしてしまうしかないのではーー
「あの、ここどこですか……」
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