僕の異世界転生はもっと充実するべきだ。

タカナシリョウ

3・財布が軽くなる呪いを受けたようだ。

☆前回のあらすじ☆
リリカが仲間になった!以上!

って雑だなおい!
「ん?誰に突っ込んだのです?」
「ん?い、いや別に、、、。」
「うわぁ、、この人幻覚まで見えるんですか、、やっぱりこの人と手を組むのやめましょうか、、。」
と、僕への罵倒を出会って二時間程度で容赦なく浴びせてきやがられるこいつはリリカ。まぁ色々ありこいつと今手を組んでいるのだが、、
「はぁ〜!!よく食べた!じゃあお会計お願いします☆」
こいつ僕のお金で食べてるって知ってこの量食べてるのかよ!何故こいつはこんなに食べて胸が小さいのだ、、、。
「む?リン、今なにか私の胸について考えませんでしたか?」
「いえーなにもー。ていうかお前、そろそろ夜になるけどなにか犯人を捕まえる方法は考えているのか?」
ちなみに犯人ってのは詳しくは2話を見てくれ。え?露骨な宣伝?んなもん知らん。
「いえ、なにも?ていうかそれが思いつかないからあなたの手を借りているのではないですか。バカなんですか?」
うっわーめっちゃムカつく、、、。っていうか捕まえる方法自体を考えていないあなたが悪いと気づかないんですか。バカなんですか?
「あーはいはい。んで、そろそろその犯人が出てくる夜になるわけだが、」
「ん?あの、先程から言いたかったのですが、何故その犯人が出てくる時間を夜だと決めつけているのです?」
「、、、え?だ、だってよ、普通窃盗といえば夜にやるもんだろ?バレないように町のみんなが寝静まってからやるもんだろ?まさかみんなが活動している真昼間になんて窃盗するわけないじゃないですか〜やだな〜冗談キツイですよお嬢様〜。」
「口調気持ち悪いですよ、、それがするんですよね〜。そこが犯人のすごいところなのです!」
うお!いきなり力入れてくんなよびっくりするじゃん。
「その犯人というのは真昼間だろうが関係なく店の入り口から入って入り口から出るのに・・・・・・・・・・・誰にも気付かれずになんでも盗んでしまうという人物なのです!う〜憎らしい!」
「ん?でも誰にも気づかれないのならそもそもお前は別に避けられなくないか?だって気づかれないのなら見た目だってバレないのだし、お前に似ているどころか見た目すらわからんはずだが。」
「いえ!その犯人が一度だけボロを出したのです。昨日の昼、その犯人は町の真ん中付近にある服屋さんに忍び込んだらしいのですが、その時そこの店主であるおばあさんに見つかり撃退されたらしいのです!」
それ僕が服を買ったところじゃね?あのばぁちゃんそんな強かったの?
「ですが話はそこでは終わりません!なんとそのおばあさんは犯人の外見の特徴を覚えていたのです!ちなみにその犯人の動くスピードはかまいたち並に早いとされています。だから誰も気づけないんですよね〜。早すぎて姿すら見えないし。」
ばぁちゃんすげぇぇぇぇええ!!ばぁちゃん動体視力良すぎでしょ!しかも撃退したってことはばぁちゃんその犯人の動きについていったってことでしょ?もうばぁちゃんが魔王倒せよ。
「それで、、ここだけの話なんですが、、明日なんとその犯人がここの飲食店に忍び込むという情報を入手しました。」
「ほう。なるほど。」
こいつまったく使えんように見えて以外と使えるのかもしれんな。少し見直した。
「それで私は考えました!そして閃いちゃったのですよ!犯人を捕まえる方法が!」
ほう。その方法とは?
「ズバリ!入り口前に二人でバリケードを作り、きた瞬間捕まえればいいのですよ!いや〜私やっぱり天災だなぁー!!」
天災になってるよ〜自称天災。さっき見直したのにすぐに見直し返したわ。
「あのな、、第一そんな堂々と店の前にいたら侵入してこないだろ。それにそもそも姿も見えないんじゃどっちにしろ捕まえられんが?」
「むぅ〜、、、そ、そんなにいうのであればリンは何か方法を考えているのですか!?」
ふっふっふっ。残念、考えてあるんだなぁ〜。
「勿論だ。よし今から説明するぞ。」
(まずあれをこうして、、、なるほど、でもそうするとこうなるのでは?、、そこでこれをやるんだ、、、)


30分後


「むぅ〜、、本当にこれで成功するのでしょうか?あまりにも単純すぎるというか、、、」
「まぁなんとかなるだろ。よし、夜になるしどこか宿舎に泊まるか。」
「あの、、私お金ないんですけど、、」
「お前は野宿な。」
「えええっ!?酷いですよぉ〜!私も泊まらせてください〜!」
「嫌だね!大体お前の晩御飯代で金どんだけ取られたと思ってんだ!全部で7000ルピナスだぞ!?とにかくお前は野宿だ!これ以上お前のために金は使わん!」
「うぅ、、人間のやることじゃない、、悪魔めぇ、、。」
うるさい無一文のお前が悪いんだ!さっ行くか。
「ちょ、ちょっと待ってください!本当に置いてく気ですか!?ねぇ!?ちょっとぉ!おい!なんでもしますから!話を聞いてよぉぉお!!」


翌日の昼


(さて、今日のターゲットはあそこか。随分寂れているな。まぁいいだろう。さっさと済ませるとしよう。ふっ!!)
タッサッ
(素早く迅速に!!って、、誰もいない、、?どころか明かりすらついていない、、、?)
『いまだ!!』
(!!くそっ!事前に私がくることを知って!)
「くっ!!早い!避けられた!」
「リンのタイミングが遅いせいでしょう!こののろま!」
「うるせぇ!今そんなのやってる場合か!」
(二人!くっここは一回引くしか!って、、なに、、これ、、?)
バシュ
「くっ、、なんだこれ?これは、、網?くそ!出れない!!」
「はぁ、、はぁ、、引っかかったか。」
「はぁ、、、本当にこれで引っかかるとは思いませんでしたよ。」
「あぁ、、僕も正直びっくりだよ、天下の大泥棒様がこんなあっさりと捕まるなんてな。」
「くぅ、、、何故私がここにくるとわかった?」
「残念だが、昨日お前がここにくるという噂があってな、店長さんに協力してもらい、お前を捕まえるのにこの店を利用させてもらった。」
まぁ僕とリリカで頼んだら当然信じてもらえなかったのだが(というかリリカが犯人だと思われているのだが)服屋のばぁちゃんに協力してもらったら、あっさりと信じてもらえた。マジでばあちゃん何者なんだ、、。
「でも、、何故私が入り口から出るとわかった?」
「そんなのお前が今まで帰る時入り口から出ていたからに決まってるじゃん。だから店に入ってきたら網を張ってあとは襲いかかるだけでオーケーって寸法よ。」
ん?何故姿が見えないのに入り口から出るのがわかったかって?細かいこと気にすんな。ハゲるぞ。
「ん?というかこの人何処かで見たような、、、?ま、まさかこの人は!?」
「ん?私もこの声を聞いたことがある、、、その声はまさか!?」
「マリ姉さん!?」
「リリカか!?」
、、、どうせそんなもんだと思ったよ!




「というわけなんだ、、、。」
「なるほど。」
というかマリ本当にリリカにそっくりだな。違いといえば少し目つきが鋭いのと胸が大きいだけか。あと妹がボブカットなのに対し姉はポニーテールか。僕は断然マリ派だな。だって巨乳だし。こりゃHカップはあるんじゃないか?
「む、リン。いまなにかとても失礼なことを考えなかったか?」
「い、いや考えてないぞ?」
「む、そうか。ならば問題ない。」
なんでこの姉妹は胸に関しては勘がいいんだ、、、。
「で、いま説明してもらったことを簡単にいうと、お金がない!どうしよう!なら窃盗だ!というわけだな?」
「む、少し違う。私は決して盗んでいたわけではない。ただ私は貸してもらっていただけだ。一生返さないだけで。」
それを窃盗というんだお姉さん。
「姉さん、、、。」
「む、、リリカ、、その、、今まで一人にしていてすまなかった。」
「なによ!!一ヶ月もずっとどっかに行っていて!私にはなにも言わずに!それでやっていたことが窃盗だなんて最低よ!」
まぁそれが普通の意見だろうなだがよぉ、、、。
「あの、すまないがここ宿舎の僕の部屋だからそろそろ出てってくれないか?そんな騒がれると隣の部屋に話が筒抜けなんだ。大体なんで僕の部屋で姉妹喧嘩を始めるんだ。話を聞くとは言ったが話始めてもう4時間だぞ。そろそろ寝たいのだが。」
「だって、あのまま外で話したら私また野宿でしょう!昨日の夜私すごく蚊に刺されたのですからね!」
「む!それは本当か!だったら私がその蚊を一匹残らず潰すので許してくれないか?」
「許すわけないでしょこの無駄脂肪!!」
「む!それは聞き捨てならないな。巨乳はステータスだ。逆にリリカのようなAカップではもはや男ではないか。」
「な、なななななな!?もう姉さんなんか嫌い!もう知らない!ふんだ!」
「む!私だってリリカのようなものなど知らん!私だって色々考えて」
【うるせぇぇぇぇえ!さっさとでてけ!】
『えっちょ、うわっまって!』
はぁやっとうるさいのが出て行った。もう疲れたし寝るか。ん?なんだこれ?置き手紙?どれどれ?
『む、これを読んでいるということは私はもうこの部屋から追い出されたということだろう。それでなんだが、明日から私もリンの厄介になりたいと思っている。リリカがリンのことを信用しているようなので私も信用することにしたからだ。ということなので明日からよろしく頼む。マリ
Ps,私もいかんせんお金がない。盗んだものは今日のうちに返してしまったのでな。すまないがそこらへんもよろしく頼む。』
、、、もう嫌だ、、、、。

パーティにマリが加わった!!

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