悪役令嬢登場! ~伝説の召喚士は転生して最強を目指すそうです~

ノベルバユーザー313607

7 ダンジョンにおいてナメプすることが死亡フラグ

[前回のあらすじ]
俺はカブス師匠に挨拶をして、ヴァーナに部屋を案内してもらい
グロッグと少し話したあと寝た。


......それだけ!?:


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翌日、学校が休みだった俺らは
どっかに遊びに...ではなく、


「今日はダンジョンに殴り込みに行くから準備しろ!!!」


     らしい.............




「父上、なぜ急にそんな所に向かわれるのですか?」


森を歩きながらヴァーナがそう言うと。。
師匠は俺の方に振り返って、


「召喚士の強さは、霊体や魔物を自由に召喚できる点だ。
さらに、召喚された者の魔力を自分の物として使うこともできる。」


そう言った後、少し咳払いをして


「つまり....召喚する魔物や霊体が多ければ多いほど強くなるということだ」


なるほど、それで今日は仲間の魔物を増やすためにダンジョンへ行くという訳か




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目的地は、里から結構離れた場所だったからか
メッチャ掛かった。


「よし!! 着いたぞ、突入する!!!!」


あぁ、そんなデッカイ声だしたら..


「魔物が逃げてしまいますよ、お静かに」


おお、ナイスツッコミだ。ヴァーナ!
これなら少しは.....


「そうか! 気をつける!!!」


..いや、ただ『!』が一つずつ減っただけじゃねぇか!
作者の負担が少し減っただけじゃねぇか


さっそく、人生初のダンジョンに入ってみた。
ダンジョンの中はひんやりしていて
所々にきれいな鉱石や結晶がある 
どちらかというと洞窟に近い感じだ








「ではここからは二人だけで行きなさい
我はここで待っている!」


「何で!?」


ヴァーナも驚いている


「当然だろう?
我が一緒に行ってしまえばすぐに攻略できてしまう」


確かに、何かつまんなそうだしな。




「それじゃあ、行ってらっしゃい!」


そういって彼は入り口に戻ったのだった。






「...さて、行くか!」


「うん」


そして、しばらく捜索していると....








********スライムが現れた************


..取り敢えず触ってみよう
ぷにぷにしてて、ひんやりしている
色は無色透明だ。でも見た目的に戦闘は得意じゃなさそうだな
という感じで観察していると、


「おぉ、こいつは結構使えるんじゃないか?」


!?
俺はボスモンスターが現れた時並みに驚いた。


「ちょっ、いきなり話しかけるなグロッグ」


「あぁ、悪い悪い。あまりにも珍しかったんでな。」


そうなのか、どこにもいそうだけど。


「自然という概念が有る限り永遠に生き続け
体を硬くさせたり、柔らかくさせたり、粘液のように
ベタベタした液体に変身することもできる」


不死身なのか。


「なかなか良いじゃん!
決めた❗ こいつを仲間にする
で、どうすればいいんだ?」


「簡単よ。なつかせればいいの
そこら辺の鉱物でも与えてみたら?」


言われた通り、
近くにあった青い鉱物を食べさせてみる
言葉は使え無さそうだが
嬉しさと美味しさを体で表現しているようだった
そして俺のことが気に入ったのか
俺に触れてきた。
なんかすごい可愛い!


「へぇ、案外可愛いのね。なついたみたいだから
持ち帰って父上に育成方法について聞いてみれば?」


「うん、そうするよ」








このあともまた奥深くに潜ったのだが
何故か魔物がおらず、
スライム一匹を連れて入り口に戻ろうとした...が




「俺を構えろ和也! 何か....来る.」


!!
グロッグの予感は的中した


..ダン、ダン、ダン、ダン


十、いや...五十くらいだろうか
まるで軍隊だ


耳をすますと、全員で何かを言っている。


「ダンジョンを荒らす者共よ
我ら、小鬼集団オグルゾリターを見てしまった者共よ
死んでからでも後悔するがよい」


この静かで神秘的な場所に合わないほどのモンスターの数
現れたのは五十五体のゴブリンだった





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