悪役令嬢登場! ~伝説の召喚士は転生して最強を目指すそうです~
序章 入学
俺にはいつもご飯を作ってくれる母親はいない
いつも遅く帰ってきて女臭い父親はもう出ていった
そしてこの犬小屋のように小さく暗い家。
しかし、俺には家族がいるんだ。それは兄弟でもないし、親戚の人でもない。
紹介しよう
「暇だからさ、来てくんね?」
「えー」
天上から青い物体が降りてくる。
それは、本当はここに来れないもの。もう、現世での人生を終えたもの。
そう、俺は死んだものを呼び出したり、話すことができる
「来たぜ、で、何のようだ。」
こいつの名前はグロッグ。人に仕えていた『カエル』だったらしい。
人の言葉を話せるため、俺はこいつに言語を教わった。
「いや、ただ話したかっただけ」
「はぁ、お前な、それだったら俺がわざわざ現世に降りる必要がないだろ
せっかく今から寝ようとおもったのに。..ていうかお前明日、初めての学校だとか言ってなかったか?」
「あ、そうだった。」
「それなら、俺なんかと話してないで早く寝ろ! じゃあな」
「うん、バイバイ」
いつもの事ながらなんだかんだ言って結局優しい奴である。
さて、序章でこれだけだと面白味が一切無いので最初に俺の自己紹介だ
俺の名前は和也。年齢は六歳。
ヴァンフォースという里に住んでいる。
明日、『ヴァンフォース魔法勇者育成学園』に入る多分期待の新人勇者である。
俺の目標は、最強になること。偉大な勇者になること。そうすれば大金持ちに..
そして、この里を守りたい。死にたくないし
とまぁ、めんどくさい話はこれくらいにして明日に備えて寝よう。
入学初日は、学校生活において一番大事だからだ。
○△▽○△▽○△
翌日俺は今、入学式を終え、自分達のクラスに行く途中である。
学校の外装は協会のように、明るく、そして静かで神秘的であった。
内装も、そんな感じだったが、何か宗教にでも属しているのだろうか。
そんなことを考えているうちに教室に着いた。一年一組だそうだ
黒板を見た。三人一組の席で縦に5列、横に3列の合計30人で俺は一番左の一番下の席である。
もう俺の隣の人は席についているようだ。黒板付近にいるときは前の人に隠れ、わからなかったが近くで見たら他の人とは明らかに異質だった。
他のクラスメートの奴らとは違う異様なオーラを放ち、私服(貴族みたいに派手なやつ)に身を包んでいる
そして、青い髪の毛で、赤い目をしている神秘的な顔だった。
彼女を見た後に他のクラスメートを見ると、道端の石や雑草に見えるほどに
輝いていた。
....メッチャ話しずれぇ...無視されたらどうしよう..
が、しょうがない。ここで黙ったら、俺はボッチになる可能性がとてつもなく上がる。
大丈夫だ俺、単なる初めの挨拶だ。
そう自分に言い聞かせながら唾を飲み込む
「よ...よろしく」 よし噛まずに言えた、、
「あら、こちらこそよろしくね、カズヤ君」
あ、俺のこと知っててくれたんだ。案外良い人じゃん。
恐らく黒板で自分の席を確認したあと、ついでに俺の名前も見ておいてくれたのだろう
一安心した直後に、俺は自分のある失敗に気がついた
...あぁぁぁぁぁぁ!!!そうだったぁぁぁ!!!俺この人の名前確認するの忘れたぁぁぁ!!!!!!!!
ど、、、どどどどどどーする俺..
このままだと俺だけ名前を知らないまま、いつも挨拶だけで会話が途絶えてしまう可能性がある。
いや、たとえ一番後ろの席だとはいえ、俺の視力をもってすれば.......
と、全神経を目に集中させたが、時すでに遅し。
担任の先生らしき人物が、まるで呼吸をするかのように
黒板の字を消してしまったのだ。
あぁ終わったな..いまさら名前見てなかったなんて言えない..
「俺は今日から、未来の勇者になる皆の担任となった天達カズマだ。
早速だが、そこに本があるだろう、その本に..........」
それにしても短い人生だったなぁ、来世からは人の名前ちゃんと覚えないと
「おい...おい!!」
ハッ..どうやら自分で勝手に死んだと思い込み、走馬灯を見ていたようだ
「何で初日そうそうボーーっとしてるんだ貴様は!!早く[天職の儀式]を行わんか!!」
え、転職? あ、やっべ。追い出されるかも
「その本の1ページ目を開けてみて、手形があるでしょう?そこに手を置いて魔力を流し込むの」
「...?」
「手に全神経を集中させてそのエネルギーをこの手形に流し込むイメージよ」
「....ありがとう」
名前を覚えなかった人間に対してこの子はなんて優しいのだろう、それに比べて俺は...
決めた!!明日から不登校になろう。そんなことを思いながら俺はヤケクソでおもいっきし魔力とやらを流し込む
「そしたら本を閉じて、そして表紙を見てみて、あなたの天職をこの本が色で教えてくれるわ」
「なんか..ごめんね?」
「いいえ、どういたしまして」
彼女はクスクス笑いながらそう言った。
よくみたら他のクラスメートの奴らもこっちを見てニヤついている
あぁこりゃ舐められたな...
俺は少し涙目になりながら、表紙を見た。その色は...............
「黄色になりました」
突然、クラスの大半の人物がこちらを向く。
「な、、なにーーーーーーーーー!!!!!!!?」
UFOを偶然見つけた一般人のように
いきなり目を丸くして、先生が大声で叫んだ
え、...?なに?俺もしかしてやり方間違えた...?と最初は思ったが
「まさか、、まさか俺のクラスに召喚士が現れるとは....」
と、先生が泣きながら喜んでいたのでまぁそれはないだろう。
こうして俺の魔法学校生活1日目は、名前を見忘れたことを除けば無事終了したのだった。めでたしめでたし...ではないか
いつも遅く帰ってきて女臭い父親はもう出ていった
そしてこの犬小屋のように小さく暗い家。
しかし、俺には家族がいるんだ。それは兄弟でもないし、親戚の人でもない。
紹介しよう
「暇だからさ、来てくんね?」
「えー」
天上から青い物体が降りてくる。
それは、本当はここに来れないもの。もう、現世での人生を終えたもの。
そう、俺は死んだものを呼び出したり、話すことができる
「来たぜ、で、何のようだ。」
こいつの名前はグロッグ。人に仕えていた『カエル』だったらしい。
人の言葉を話せるため、俺はこいつに言語を教わった。
「いや、ただ話したかっただけ」
「はぁ、お前な、それだったら俺がわざわざ現世に降りる必要がないだろ
せっかく今から寝ようとおもったのに。..ていうかお前明日、初めての学校だとか言ってなかったか?」
「あ、そうだった。」
「それなら、俺なんかと話してないで早く寝ろ! じゃあな」
「うん、バイバイ」
いつもの事ながらなんだかんだ言って結局優しい奴である。
さて、序章でこれだけだと面白味が一切無いので最初に俺の自己紹介だ
俺の名前は和也。年齢は六歳。
ヴァンフォースという里に住んでいる。
明日、『ヴァンフォース魔法勇者育成学園』に入る多分期待の新人勇者である。
俺の目標は、最強になること。偉大な勇者になること。そうすれば大金持ちに..
そして、この里を守りたい。死にたくないし
とまぁ、めんどくさい話はこれくらいにして明日に備えて寝よう。
入学初日は、学校生活において一番大事だからだ。
○△▽○△▽○△
翌日俺は今、入学式を終え、自分達のクラスに行く途中である。
学校の外装は協会のように、明るく、そして静かで神秘的であった。
内装も、そんな感じだったが、何か宗教にでも属しているのだろうか。
そんなことを考えているうちに教室に着いた。一年一組だそうだ
黒板を見た。三人一組の席で縦に5列、横に3列の合計30人で俺は一番左の一番下の席である。
もう俺の隣の人は席についているようだ。黒板付近にいるときは前の人に隠れ、わからなかったが近くで見たら他の人とは明らかに異質だった。
他のクラスメートの奴らとは違う異様なオーラを放ち、私服(貴族みたいに派手なやつ)に身を包んでいる
そして、青い髪の毛で、赤い目をしている神秘的な顔だった。
彼女を見た後に他のクラスメートを見ると、道端の石や雑草に見えるほどに
輝いていた。
....メッチャ話しずれぇ...無視されたらどうしよう..
が、しょうがない。ここで黙ったら、俺はボッチになる可能性がとてつもなく上がる。
大丈夫だ俺、単なる初めの挨拶だ。
そう自分に言い聞かせながら唾を飲み込む
「よ...よろしく」 よし噛まずに言えた、、
「あら、こちらこそよろしくね、カズヤ君」
あ、俺のこと知っててくれたんだ。案外良い人じゃん。
恐らく黒板で自分の席を確認したあと、ついでに俺の名前も見ておいてくれたのだろう
一安心した直後に、俺は自分のある失敗に気がついた
...あぁぁぁぁぁぁ!!!そうだったぁぁぁ!!!俺この人の名前確認するの忘れたぁぁぁ!!!!!!!!
ど、、、どどどどどどーする俺..
このままだと俺だけ名前を知らないまま、いつも挨拶だけで会話が途絶えてしまう可能性がある。
いや、たとえ一番後ろの席だとはいえ、俺の視力をもってすれば.......
と、全神経を目に集中させたが、時すでに遅し。
担任の先生らしき人物が、まるで呼吸をするかのように
黒板の字を消してしまったのだ。
あぁ終わったな..いまさら名前見てなかったなんて言えない..
「俺は今日から、未来の勇者になる皆の担任となった天達カズマだ。
早速だが、そこに本があるだろう、その本に..........」
それにしても短い人生だったなぁ、来世からは人の名前ちゃんと覚えないと
「おい...おい!!」
ハッ..どうやら自分で勝手に死んだと思い込み、走馬灯を見ていたようだ
「何で初日そうそうボーーっとしてるんだ貴様は!!早く[天職の儀式]を行わんか!!」
え、転職? あ、やっべ。追い出されるかも
「その本の1ページ目を開けてみて、手形があるでしょう?そこに手を置いて魔力を流し込むの」
「...?」
「手に全神経を集中させてそのエネルギーをこの手形に流し込むイメージよ」
「....ありがとう」
名前を覚えなかった人間に対してこの子はなんて優しいのだろう、それに比べて俺は...
決めた!!明日から不登校になろう。そんなことを思いながら俺はヤケクソでおもいっきし魔力とやらを流し込む
「そしたら本を閉じて、そして表紙を見てみて、あなたの天職をこの本が色で教えてくれるわ」
「なんか..ごめんね?」
「いいえ、どういたしまして」
彼女はクスクス笑いながらそう言った。
よくみたら他のクラスメートの奴らもこっちを見てニヤついている
あぁこりゃ舐められたな...
俺は少し涙目になりながら、表紙を見た。その色は...............
「黄色になりました」
突然、クラスの大半の人物がこちらを向く。
「な、、なにーーーーーーーーー!!!!!!!?」
UFOを偶然見つけた一般人のように
いきなり目を丸くして、先生が大声で叫んだ
え、...?なに?俺もしかしてやり方間違えた...?と最初は思ったが
「まさか、、まさか俺のクラスに召喚士が現れるとは....」
と、先生が泣きながら喜んでいたのでまぁそれはないだろう。
こうして俺の魔法学校生活1日目は、名前を見忘れたことを除けば無事終了したのだった。めでたしめでたし...ではないか
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