いつかまたあの場所で

ノベルバユーザー313493

狩りだ!狩りだ!

 エクウェス 『うん、向こうから了解の返事も来たし狩に行くか』
 アリア 『よし、じゃあまずはサラの森でオオツシマキを狩ながら桑の木片を採取しましょ』
 †ランサー† 『ああそうだな、じゃあ準備するから少し待ってくれよ』
 エクウェス 『俺も準備するから待っててくれ』


 俺達はステータス画面からそれぞれ範囲攻撃が得意な魔法職にへ変えた。と、言うのも一度に沢山倒せるから楽なのだ。


 †ランサー† 『待たせたな』
 エクウェス 『お待たせ』
 アリア 『よし、じゃあ気を取り直して行きますか!』
 †ランサー† 『なんかエクウェスよりアリアの方がマスターっぽいなww』
 エクウェス 『確かにw』


 ちなみに俺達は†ランサー†がロストマジシャナーで強力な範囲魔法が得意だがHPと防御が低い職で俺はマジックナイトだ。
 これは聖騎士よりも魔法に特化した騎士でHP、防御が高く魔法の発動スピードが早く範囲魔法も得意な職だ。
 一見マジックナイトの方が強く見えるが魔法の威力がロストマジシャナーの方が10000以上高いからあまり強さは変わらないのだ。
 俺達はサラの森に着くとまず俺が敵を集めに行った。その間2人は桑の木片集めだ。


 エクウェス 『そろそろ戻るぞ〜』
 †ランサー† 『おうよ!』
 アリア 『わかったよ』 


 俺はオオツシマキを30匹位連れて戻ると速攻で防御魔法を発動する。


 †ランサー† 『メテオハリケーン!!』


 一瞬にして連れてきた奴らが消えた。ぱねぇっすロストマジシャナー


 エクウェス 『今のでどれくらい集まった?』
 †ランサー† 『だいたい40ちょいってところか』
 アリア 『まだまだね』
 †ランサー† 『ああ、まだ俺の方は範囲に余裕があるからあれの倍位連れてきてもいいぞ』
 エクウェス 『おいおいそうは言っても結構難しいんだぞ』
 †ランサー† 『ガンバwww.』


 酷い、俺、ギルマスなの・・・に扱いが酷すぎる。
 あ~あわかりましたよ言ってきますよ。
 俺は心の中でそう1人ごちるとスタスタと集めに走る。さっきの3倍連れてくると心に誓って。


 クルクルトントン


 ガブッ


 なんとか噛みつかれながらも多分3倍位捕まえた。大名行列のようだ。


 †ランサー† 『まだか〜』
 アリア 『大丈夫?』
 エクウェス 『ああ今そっち向かってるよ』
 †ランサー† 『ちゃんとつれt』
 アリア 『ごめん私のバグったみたいだから一旦落ちるわ』
 †ランサー† 『お前もか、奇遇だな俺もだ』
 エクウェス 『まてまて~!!バグじゃないぞ多分』
 †ランサー† 『じゃあおかしいだろ!マップが真っ赤だぞ』
 エクウェス 『お前が連れて来いって言ったんじゃないか、ちゃんと倒せよwww』


 それだけ伝えると俺は身代わりの術を使った。モンスター達か一斉に標的を俺が†ランサー†に変える。


 †ランサー† 『まてまて、悪かった、助けてくれ〜!!』


 逃げながらメテオハリケーンを撃つ†ランサー†、普通にやってはいるが実は凄い技術なのだ。
 暫くしてランサーが帰ってくる。HPはなんと3だった。


 エクウェス 『凄いジャマイカwww』
 アリア 『お疲れ様、エクウェス流石に†ランサー†が可哀想だったよ』
 エクウェス 『確かに、でもこれで結構集まったんじゃないか』


 そう言って俺達は拾った奴を全部集める。合計は1493だった。
 うん、凄いな。


 †ランサー† 『オイオイおかしいだろ!なんだよ1400って!あれ少なくとも700はいたってことだぞ!死ぬわ』 
 エクウェス 『そうだな、でもできたし次も同じくらい持ってくるわww』
 アリア 『可哀想だからやめてあげて』
 エクウェス 『しょうがないな〜じゃあ半分にしとくよ』
 †ランサー† 『多いわ!1/10でいいわ!』


 俺は無言で集めに行く


 †ランサー† 『お〜い聞いてるか』


 聞いてる、聞いてるwwwとか思いながら集める、集める、集める。
 こんなもんか。


 エクウェス 『行くぞ〜』
 †ランサー† 『おお、次はまともだな』
 エクウェス 『さて、それはどうかなwww』
 †ランサー† 『は!?』


 はい、また始まりました。追いかけっこ。今度はオオツシマキングだか、コイツはオオツシマキの糸が確定で50手に入るありがたい奴だ。
 やたら強いが、それが40以上普通じゃ集まらないが連れてきたのだ。
 可哀想だから俺も加勢する


 †ランサー† 『ヌオオ!!バフ、バフ、バフプリーズ!!!』
 エクウェス 『流石にやり過ぎたわ、つらたんwww』
 アリア 『笑えない!w』
 エクウェス 『笑ってんじゃんw』
 †ランサー† 『確かに』
 エクウェス 『俺がコイツらにバインドかけるからランサーはメテオレインを撃ってくれ。アリアは†ランサー†にバフ集中』
 †ランサー† 『おうよ!!』
 アリア 『わかった!』


 俺はキングをグルッと囲むように走るとバインドを放つ。見事全部捕えた。


 エクウェス 『今だ!』
 †ランサー† 『メテオレイン!!』


 隕石の雨が画面を埋め尽くす。うん、見事だ。全部倒せたらしい。


 アリア 『どうやら全部倒したみたいね』
 エクウェス 『ああ』
 †ランサー† 『ハァハァ、死ぬかと思った』
 エクウェス 『でもこれで2750・・・合計で4243、半分は集まった。今日はここらで戻ってお開きにしないか』 
 アリア 『そうだね、明日もあるし。あっ今日かw』
 †ランサー† 『そうだな、戻るか』


 こうして俺達は戻ってギルドの倉庫に採った素材をしまう。今日はオオツシマキの糸4243個と桑の木片が2900個手に入った。なかなかだ、ってかあの短時間でよくもこんなに集められたものだ。


 エクウェス 『これでよし、っとじゃあ皆お疲れ。おやすみ〜』
 †ランサー† 『おやすみ〜』
 アリア 『おやすみなさい』


 《エクウェスがログアウトしました》
 《†ランサー†がログアウトしました》
 《アリアがログアウトしました》


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 「はぁ〜疲れた。けど楽しかったな、明日が楽しみだ」


 そう1人ごちるとパソコンの電源を切ってベットに潜った。


 「お兄ちゃん、お兄ちゃんってば朝だよ。起きないと遅刻するよ」
 「おはよう。お前がお越しに来るなんて今日は槍でも降るのか」
 「失礼な、私だってお越しにくらい来ます~」


 とりあえず本当に遅刻しそうだったのでまずはリビングに行った。


 「あ、やっと起きて来た。まーたゲームしてたんでしょ、しかり寝なさい」
 「夜しか時間がないんだよ」
 「夜以外もやってるじゃん。ほら、そこにおにぎり置いといたからそれもって行きなさい」
 「ああ、ありがとう。行ってくるよ」


 鞄にお握りをしまうと俺は家を出てチャリに乗り駅まで向かった。


 「なん・・・だと・・・。まさか、まさかまさか、まさかまた休講だと!?ヒャッハー。ゲームだ、ネトゲだ、ネカフェだ!!」


 まさかの今日も休校だったのだ。とりあえず俺は今日もネカフェへ向かった。
 あ、そういえばアリアも同じ学科だから休講なのか。つまりもしかしたら脇で待ってたら会えるかも。
 そんな事を思いながら俺は店の脇の路地に入ろうとした、そのとき。


 「は?」


 いたのである。曲がり角に女の子が、確信した。彼女だ、完全に彼女だ。


 「あの、これはその、ストーカーとかではなくてですね、あの・・・その・・・そう、頼まれたんですよ、頼まれて仕方なく」
 「アリアさんですよね」
 「はい?」
 「ラスウェルです」
 「はぁぁぁ!!」
 「あの、声大きいですよ」


 おもいっきり叫ばれた、周りの人の視線が痛い、とりあえず手を掴んでネカフェに連れていった。俺はツインでフリータイム頼むと直ぐに部屋に引っ張っていく。


 暫くして・・・


 やらかしたー!!ヤバい、ヤバいよこの状況。この狭い空間に2人っきり、しかもよくみると可愛いし。彼女黙っちゃったし。あぁぁ、ごめんなさいお父さん、お母さんボクは。


 「あの・・・」
 「なんですか?」
 「さっきはすみませんでした」
 「こちらこそごめんなさいすぐ出ますね」


 椅子を立ち後ろの扉に手をかけようとしたとき・・・


 「待ってください。あのエクウェスなら別にいいですから」
 「でも・・・」 
 「いいですよ、ほんとうにすみませんでした」
 「そんなに謝らないでください。もういいですから、じゃあ改めて自己紹介しますね。
 俺は山邊鑿真って言います。ゲームではエクウェスってキャラでやってます。よろしくお願いします」
 「では私も、八雲奈々絵って言います。こちらこそよろしくお願いします」


 互いに自己紹介をすると妙な間が空いてしまった。俺は居心地悪くなりなにか話そうと口を開くと彼女が急に笑い始めた。


 「ごめんなさい。ゲームでずっと話してたからかな、なんか初めてあった気がしなくて」


 そう言いながら目元の涙を拭った。 


 「俺もそんな気がしてた。ゲームと同じように話してくれていいですよ」
 「じゃあ私にもゲームと同じように話しかけてください」
 「わかった、じゃあよろしく」
 「こちらこそよろしくね。せっかくネカフェに来たんだしゲームしましょ」
 「ああそうだな」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 《エクウェスがログインしました》
 《アリアがログインしました》


 「今日はどうするか」
 「そうね、まずは昨日取った肉を加工して売るかな」
 「わかった。でも俺料理スキルそんなにあげてないぞ」
 「そこはほら、私昨日のやつでいっぱい貯まってるからそれを朝振って料理と精錬スキルをマックスにしといたんだ」
 「おお!じゃあ頼んだ。俺はその間に桑の木片と、砂鉄、鉄塊を集めてくるから」
 「わかった、じゃあなにかあったら言って」
 「わかった」


 こうして俺達は暫く別々で動くことにした。


 俺は早速森を抜けて鉱山へ向かう。そこに出るアイアンゴーレムを倒すと大量の鉄塊が手に入るのだ。
 しかし、アイアンゴーレムというだけあって物凄く防御力が高い。けれども速度は遅いのが特徴だ。普通に戦えば一度に2体以上相手にしたら負けるが、そこはもちろん対策済みなのでまとめて10体ほど相手にする。


 「きたきた〜」


 俺は共鳴震を使う。これはアーチャーの3次転生の職の1つアサシンだ。回避と移動速度にしか取り柄がなく人気が低いが実はこのキャラが持つスキル共鳴震ならアイアンゴーレムと相性がよく一撃で倒せるのだ。
 俺はこの作業を何度も繰り返す。
 20回位した頃だろうか、鉄塊が10000を超えたので報告することにし。


 「アリア調子はどう?」
 「まあまあね、あと半分って所かな。そっちは?」
 「俺は今鉄塊が10000集まったから報告しようかなって、あと砂鉄が2000ちょい貯まった」
 「凄いね、じゃあ置いといて収束しとくから」
 「収束?」
 「知らないの?収束のは精錬のスキルの1つで他にも分解とかもあるんだよ」
 「へぇ〜じゃあもっと取ってくるな」
 「わかった。後は素材が幾つか売ってたから金めの物もお願い」
 「わかった」


 そうしてまた別れる。今度はゴールドゴーレムを目指してだ。こいつからは名前のとおり金塊が取れて、これを売ると金になるんだ。
 俺はそいつを何体か仕留めて、アイアンゴーレムもさっきの半分位倒すとまた戻った。


 「集めて来たよ」


 そう言って俺はとってきた鉄塊を倉庫にしまった。


 「ありがとう、丁度料理終わったよ。うん、これだけあれば鉄塊と砂鉄は十分かな」
 「じゃあ素材買いに行くか」
 「うん、私も料理売りたいし早く行こ」








 

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