if中二病が異世界転移したら
オアシスの消失
探索を開始して既に一時間がたとうとしていたが成果と言えば神聖石を幾つか手に入れただけだった。
「ここもなにもない・・・か」
「元々なにもないんじゃねぇのか」
「いやそんな、はずはない。岩人形しかも神聖石岩人形がなにもない場所に現れるはずがない」
「そうなんですよね、隠し扉でもあるんでしょうか」
俺は再度《探索》を発動し、隠し扉なとがないか確認する。
「うん、やっぱりなにもない」
暫く歩くと行き止まりになっていた。
「行き止まりですね」
「待ってください。あれはなんですか」
サクラが指を指した方をみてみると少し岩が崩れて七色の部分が見えている。恐らくまた神聖石だろう。普通こんなに見つかるわけがないのだが━━━━
「もしかしたら神聖石岩人形が護っていた物ってこれなんじゃないんですか」
「それはないです。岩人形は遺跡などを護るものですから」
「いや、もしかしたらサクラの予想はあながち間違いではないかもしれん」
「どうゆうことだ?」
「うむ、仮設だがもしかしたら神聖石岩人形はここで産まれているのかもしれない。さすればこの神聖石の量もうなづける。それにここは魔素が溜まっている、岩人形の産まれる条件は満たしている」
「確かにそれならあれだけいたのもうなづける」
取りあえず俺達は岩の裏にあるオリハルコンを回収する事にした。
岩を崩すとそこにはとんでもない物が埋まっていた。
「・・・うそだろ」
「まさかな」
「ホムラさんの予想は当たっていたみたいですわね」
そう、そこに埋まっていたのは半分岩人形の形をした神聖石だった。しかも今までのよりもいくらか大きい気がする。幸いまだ核は出来上がっていなかったがこれでわかった。ここは岩人形が産まれた場所だったのだ。
俺はまるまるそれをストレージにしまうとここを後にする事にした。
「凄かったな!」
「サクラには最悪な冒険者デビューだったよね」
「そんな事なかったですわ」
「そうか?ならよかった」
俺達は現在AHN-MARKⅠでサンドリヒ王国を目指している。そこは国土のほとんどが砂漠で占められており、人々はオアシスと呼ばれる湖の周りで暮らしているそうだ。
「街が見えて来たぞ〜」
俺達はAHN-MARKⅠから降りると街へ行く。
「なんか皆さん元気がないですわ」
「ああ、まるで死者の街だぜ」
「カリナさんあんまりそうゆう事は言ってはいけませんよ」
「でも本当のことだろ」
「そうですけど」
そう、皆痩せ細り、暗い表情だ元気、生気が感じられない。本当にまるで死者の街だ。
竜次達は取りあえずギルドへ向かった。しかしギルドには受付で一人伏せている人以外いなかった。
「ひどいですね」
「すみません。なにがあったんですか」
「ああ、冒険者の方かここには何もない。別の所に行きな」
「だからなにがあったんですか」
「一月位前だ、急にオアシスか水が湧かなくなって。すぐに今の状態になったんだ」
答えたのはギルドの職員ではなく後から来た人だった。
「あなたは?」
「俺か?俺はケイルだ」
ケイルと名乗った男は冒険者兼商人として働いているらしい。
ここは彼の産まれた街でたまたま帰って来たらこんな事になったらしい。
「竜次さん」
「ああ、ケイルもしよかったらオアシスに連れて行ってくれないか。もしかしたらなにかわかる事があるかもしれない」
「そうゆう事なら、ついてきてくれ」
そこは酷かった地面は干上がり割れていた。とてもオアシスがあった場所だとは思えない。
「どうだなにかわかりそうか」
「ん・・・いや、すまない」
「・・・そうか」
やはりみただけでは何もわからなかった。もっとこう、情報があれば。
「水が湧かなくなる前の数日で何か変わった事はなかったか」
「・・・ああ、あったあった。地揺れがあってな、神の怒りだって騒ぎになったな」
「それだ!」
わかった水が湧かなくなった原因が。俺は早速錬成で細長くい棒を作る。
「竜次さん何かわかったんですか?それにその棒は?」
「ああ、まず水が湧かなくなった原因は地震、いやここでは地揺れか。これで地面がずれたんだ。
恐らく陥没、地面に凹んでいる場所がある筈だからそこを探してくれ」
竜次達はオアシスがあった場所を歩き回って陥没している場所を探す。そしてそれは直ぐに見つかった。
「やっぱりな。よし、皆ここから離れてくれ」
竜次は全員を十分に離れさせると棒の先端を尖らせて地面に突き刺す。そこへ更に重力強化を発動し更に棒を埋める、どんどん棒の重さを増やしてゆく。
暫くして地面が揺れ始め竜次はその場を離れた。
「おいおい、またかよ」
「大丈夫だ」
それから暫くすると棒を刺した場所が膨れ上がり一気に水が溢れ出す。水は勢い良く飛び出し雨となって竜次達の頭上に降り注いだ。
「・・・や・やった〜!!竜次ありがとうな、ありがとうな━━━━」
「いいからそれより早く逃げた方がいいよ」
俺は皆を避難させると戻ってケイルに声をかけるも一向に動く気配がない。仕方く俺はケイルを連れて《瞬間移動》でその場を離れる。
「へ?」
その直後さっきまでいた場所に濁流が押し寄せる。
 「おま、すげぇな。皆に知らせてくる」
ケイルは一目散に駆けて行った。暫くすると人々が集まって来てオアシスを、みた人々は涙を流しながら喜んでいた。
「本当にありがとうな、何かお礼をしたいんだがあいにく今はどこも食料不足でな。すまねぇ」
「いいよ、そういえばこの街には獣人族が一人もいないんだな」
竜次がその質問をしたとたんにまた周りのふいんきが暗くなった。
なんか嫌な予感がする。
「ここもなにもない・・・か」
「元々なにもないんじゃねぇのか」
「いやそんな、はずはない。岩人形しかも神聖石岩人形がなにもない場所に現れるはずがない」
「そうなんですよね、隠し扉でもあるんでしょうか」
俺は再度《探索》を発動し、隠し扉なとがないか確認する。
「うん、やっぱりなにもない」
暫く歩くと行き止まりになっていた。
「行き止まりですね」
「待ってください。あれはなんですか」
サクラが指を指した方をみてみると少し岩が崩れて七色の部分が見えている。恐らくまた神聖石だろう。普通こんなに見つかるわけがないのだが━━━━
「もしかしたら神聖石岩人形が護っていた物ってこれなんじゃないんですか」
「それはないです。岩人形は遺跡などを護るものですから」
「いや、もしかしたらサクラの予想はあながち間違いではないかもしれん」
「どうゆうことだ?」
「うむ、仮設だがもしかしたら神聖石岩人形はここで産まれているのかもしれない。さすればこの神聖石の量もうなづける。それにここは魔素が溜まっている、岩人形の産まれる条件は満たしている」
「確かにそれならあれだけいたのもうなづける」
取りあえず俺達は岩の裏にあるオリハルコンを回収する事にした。
岩を崩すとそこにはとんでもない物が埋まっていた。
「・・・うそだろ」
「まさかな」
「ホムラさんの予想は当たっていたみたいですわね」
そう、そこに埋まっていたのは半分岩人形の形をした神聖石だった。しかも今までのよりもいくらか大きい気がする。幸いまだ核は出来上がっていなかったがこれでわかった。ここは岩人形が産まれた場所だったのだ。
俺はまるまるそれをストレージにしまうとここを後にする事にした。
「凄かったな!」
「サクラには最悪な冒険者デビューだったよね」
「そんな事なかったですわ」
「そうか?ならよかった」
俺達は現在AHN-MARKⅠでサンドリヒ王国を目指している。そこは国土のほとんどが砂漠で占められており、人々はオアシスと呼ばれる湖の周りで暮らしているそうだ。
「街が見えて来たぞ〜」
俺達はAHN-MARKⅠから降りると街へ行く。
「なんか皆さん元気がないですわ」
「ああ、まるで死者の街だぜ」
「カリナさんあんまりそうゆう事は言ってはいけませんよ」
「でも本当のことだろ」
「そうですけど」
そう、皆痩せ細り、暗い表情だ元気、生気が感じられない。本当にまるで死者の街だ。
竜次達は取りあえずギルドへ向かった。しかしギルドには受付で一人伏せている人以外いなかった。
「ひどいですね」
「すみません。なにがあったんですか」
「ああ、冒険者の方かここには何もない。別の所に行きな」
「だからなにがあったんですか」
「一月位前だ、急にオアシスか水が湧かなくなって。すぐに今の状態になったんだ」
答えたのはギルドの職員ではなく後から来た人だった。
「あなたは?」
「俺か?俺はケイルだ」
ケイルと名乗った男は冒険者兼商人として働いているらしい。
ここは彼の産まれた街でたまたま帰って来たらこんな事になったらしい。
「竜次さん」
「ああ、ケイルもしよかったらオアシスに連れて行ってくれないか。もしかしたらなにかわかる事があるかもしれない」
「そうゆう事なら、ついてきてくれ」
そこは酷かった地面は干上がり割れていた。とてもオアシスがあった場所だとは思えない。
「どうだなにかわかりそうか」
「ん・・・いや、すまない」
「・・・そうか」
やはりみただけでは何もわからなかった。もっとこう、情報があれば。
「水が湧かなくなる前の数日で何か変わった事はなかったか」
「・・・ああ、あったあった。地揺れがあってな、神の怒りだって騒ぎになったな」
「それだ!」
わかった水が湧かなくなった原因が。俺は早速錬成で細長くい棒を作る。
「竜次さん何かわかったんですか?それにその棒は?」
「ああ、まず水が湧かなくなった原因は地震、いやここでは地揺れか。これで地面がずれたんだ。
恐らく陥没、地面に凹んでいる場所がある筈だからそこを探してくれ」
竜次達はオアシスがあった場所を歩き回って陥没している場所を探す。そしてそれは直ぐに見つかった。
「やっぱりな。よし、皆ここから離れてくれ」
竜次は全員を十分に離れさせると棒の先端を尖らせて地面に突き刺す。そこへ更に重力強化を発動し更に棒を埋める、どんどん棒の重さを増やしてゆく。
暫くして地面が揺れ始め竜次はその場を離れた。
「おいおい、またかよ」
「大丈夫だ」
それから暫くすると棒を刺した場所が膨れ上がり一気に水が溢れ出す。水は勢い良く飛び出し雨となって竜次達の頭上に降り注いだ。
「・・・や・やった〜!!竜次ありがとうな、ありがとうな━━━━」
「いいからそれより早く逃げた方がいいよ」
俺は皆を避難させると戻ってケイルに声をかけるも一向に動く気配がない。仕方く俺はケイルを連れて《瞬間移動》でその場を離れる。
「へ?」
その直後さっきまでいた場所に濁流が押し寄せる。
 「おま、すげぇな。皆に知らせてくる」
ケイルは一目散に駆けて行った。暫くすると人々が集まって来てオアシスを、みた人々は涙を流しながら喜んでいた。
「本当にありがとうな、何かお礼をしたいんだがあいにく今はどこも食料不足でな。すまねぇ」
「いいよ、そういえばこの街には獣人族が一人もいないんだな」
竜次がその質問をしたとたんにまた周りのふいんきが暗くなった。
なんか嫌な予感がする。
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