if中二病が異世界転移したら
依頼と夜
「ではまずこちらが返答の手紙だ。で追加でこれを運んで欲しい。もちろん追加で報酬を出そう、頼めるかな」
「もちろんです」
そう言うと銅貨を70枚くれた。
「では頼んだぞ」
竜次は手紙と袋を受けとると村をあとにした。暫く歩いて人がいなところまでくると蔵に袋と手紙をいれた。そして中からAHN-MARKⅠを出す。
「じゃあ次は皆の依頼をこなしますか、え~っとまずはナユリのメテオシープが近いな」
そう言っうとメテオシープの生息地に向かった。メテオシープの毛はとても柔らかいのが特徴で高く売れる。しかし見つかると直ぐに襲ってくるので基本毛はダメになってしまうのだ。
生息地の近くまで来ると、AHN-MARKⅠをおりて歩き出した。
「いたよ」
「了解です」
そう言うとナユリは魔法発動のイメージをしなが声にだす。
「雷よ槍となりてその身を穿て」
【ライトニングスピア】
唱え終えるとどうじにメテオシープへ向けたナユリの指先から細い雷が走り見事眉間を撃ち抜いた。竜次はそれを素早く蔵に入れると次々と見つけては穿ち、見つけては穿ちを繰り返した。おかげで一体も傷つけることなく捕まえられた。
「ナユリおめでとう」
「ほんとすげぇなおめぇ」
「普段は竜次様が強すぎて霞むけど凄いじゃないか」
「皆、ありがとう」
そうして遅い昼を食べると次にホムラの軍隊オオカミの生息地に向かった。こいつらは一体、一体は弱いが繁殖力と独自に持っていると思われるテレパシーのようものを使い一糸乱れぬ連携で襲ってくるのが特徴だ。しかしこいつらは高く売れるわけでもないのでとりあえずホムラのブレスで瞬殺だった。
「なんかあっけなかったな」
「ふむ全然手応えがなくてつまらなかったわ」
「いやその前にホムラは刀で戦うのに慣れないと」 
「それもそうですね、すみませんでした」
とりあえずオオカミ達もしまうと竜次の獲物パンダの生息地に向かった。パンダといってもあれである、白と黒で怖い目のした奴ではなく、一つ目の真っ黒でただ大きい熊である。
ただこいつの持つ魔法が強いのだ。半径10メートル以内に入ると直ぐに気がつかれてしまう。その上とても動きが素早く力が強い普通なら倒すのは大変だろう。しかしそこは竜次である。
「お、いたいた」
「いたいたじゃねえだろおもいっきし気づかれてんじゃねぇかよ」
「いや、問題ない」
そう言うと、竜次も一瞬でパンダに肉薄し、パンダの爪で頭を引き裂こうとする攻撃をしゃがんでよけた竜次はそのままパンダの鳩尾にボディーブローをきました。すかさず竜次は飛び上がり落下の速度を利用してそのままパンダの後頭部に飛び蹴りをいれた。その一撃でパンダの頭からバゴンッというなってはいけない音がなると動かなくなった。こいつも蔵にしまうとあとはカリナのだけとなった。
カリナの依頼はハヤガニの討伐兼採取だ。ハヤガニはとても動きが早く大きい、しかし身はプリっとして美味しく、ハリウサギに並ぶ高級食材だ。
「おっしゃ、やっとあたしの出番だぜ」
「張りきりすぎるなよ」
「頑張って下さい」
「頑張れよ」
そう皆から声援を受けとると片手を上げて返し、双剣を構えてハヤガニへ向かっていった。カリナは相手の気がついていない隙に、一気に肉薄し斬りかかった。すると踏み込んだとどうじにハヤガニは一気に逃げてだ。
「こんぢぐじょ~までゃこら!!」
そう言って追いかけるカリナ、逃げるハヤガニ、なんだかかわいそうな構図になった。
焦れたカリナは剣を片方ハヤガニへ向かって投げつけた。これにはさすがに気がつかなかったハヤガニは串刺しとなって動かなくなった。
「おしゃ~敵に背中みせてんじゃねぇよ!」
「アマゾネスだ、アマゾネスは本当にいたんだ!」
皆の顔が少しひきつっていた。その後も4杯ばかり仕留めた。
「じゃあ今日はここら辺にして帰るか」
「そうだね、今日はカニ料理にしてもらいましょ」
竜次はピンポイントゲートを設置するとそこを中心に認識阻害の結界を張って家へ帰った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ただいま」
「お帰りなさいませ」
「竜次さ~んお帰りなさい。皆さんもご無事でなによりですわ」
そうして挨拶を済ませると皆はお風呂に行くというので竜次はメイドさんのもとへ行った。
「あいたいた、ヒサネさん少しいいですか」
「なんでしょうか」
そう言ってヒサネさんを連れて外へ行った。
少し離れるように言うと蔵からハヤガニを一杯取り出した。
「これは!ハヤガニではないですか」
「依頼の数よりも多くとれたから皆で食べようと思って、今夜作れる?」
「はい、今すぐ取りかかります」
「ありがとう、じゃあ解体するから持っていって」
そう言うと1メートル位ある足と3メートル位ある体に切り分けるとメイドさん達に運んでもらい、竜次も風呂に行った。
「あ~さっぱりした~」
「はい、いいお湯でした」
「あぁ、こんないい湯に毎日つかれるなんて幸せだぜ」
「これも間宮様のおかげですね」
風呂から出た5人はもうすぐ夕食ができると言うことで食堂に集まり話していた。
「竜次さん達は今日はなにをしたのですか」
「今日はノイルさんのおかげで全員のランクがあがってたんだよ」
「そうだぜ、竜次なんかは7だってよ」
「本当ですか!?凄いじゃないですか。7っていったらカリウドリアには3人くらいしかいなかったはずですよ」
「へぇ~そんなに凄いのか」
「えぇなんといっても貴族の護衛ですもの。凄いなんてものじゃないですわよ。
さすが私の未来の旦那様ですわ!」
「いや、結婚しないから」
「いいえあなたはいずれそう遠くないうちに、私の虜にして見せますわ」
そんな話をしているとメイドの皆が料理を運んで来てくれた。
「これは」
「このかにはもともと甘いのであまり手を加えない方がいいと思いまして、カニをボイルしたものになります。カニ味噌をベースに作ったタレに付けてお召し上がりください」
フラナールさんからそう説明を受けて皆食べてみた。
「凄い美味しいです」
「ほんと最高だぜ」
皆が口々に感想をのべていく。そしてご飯、スープ、茶碗蒸しのようなものを食べた。
「どれも美味しかったよご馳走さま」
「それはよかったです」
「では今日はこれでおやすみさせてもらいます」
そう言って部屋に戻ろうとしたところで執事のアレスさんから呼び止められた。
「すみません間宮さん少しよろしいでしょうか」
「なんですか」
「今朝頼まれていた物件の資料をお持ちしたので選んでおいていただきたいのです」
そう言うとアレスは5枚の紙をを差し出してきた。どれも家の大きさと間取り、場所と金額が書いてある。
「仕事が早いですね、ありがとうございます。今晩中に選んで明日渡すのでお願いします」
「かしこまりましたお話は以上です。お引き留めしてすみませんでした。ではおやすみなさいませ」
「ありがとう、おやすみ」
そう言って竜次は部屋に戻った。そして暫くすると工房へ向かった。
工房に付くと直ぐに地下に行き、直ぐに物凄く集中して作業にとりかかった。
2時間位した頃だろうかやっとのことで完成したそれを蔵にしまうと部屋へ戻ろうと階段へ足を向けたとき
「まさかこんな場所があるとは思いませんでしたわ。凄いですね」
そこにいたのはサクラだった。
「なんでここにいるんだ。危ないから来ちゃダメって言っただろ」
「言いつけを破ったことは謝りますわ。ですが心配だったのです。朝早くに出発して疲れていられるのに、こんな時間まで工房に入って。
それに・・・私は皆と、竜次さんと一緒にいられなくて寂しかったのですわよ」
そう涙ながらに言うサクラ、それをみていた竜次はそこまてま心配してくれているサクラに申し訳なさを感じつつも、嬉しさが勝っていたことにまだ気がついていないのだった。
「心配させて悪かった。お詫びといってはなんだけどこれをあげるよ」
そう言って手渡したのは先程まで作っていたものだ。
「きれい・・・
本当に頂いてもよろしいのですか」
「あぁこれはサクラのために作ったんだ」
「ありがとうございます。一生大切にしますわ」
「気に入ってくれてなによりだよ。それならお姫様の君が来てもまだましかなって」
 
そう、さっきまてま作っていたのは服だ。それを満面の笑みで受けとるサクラ
「ましなんてとんでもごさいませんわ!とっても気に入りました。ほんとにありがとうございます。
でもなんでこれを私に?」
「今朝ついて来ようとしただろ。だからそれを作った、それには対物障壁と対魔障壁、状態異常無効、結界魔法、強制転移魔法が組み込まれているんだ。それを着れば冒険についてきても安全だからね」
そう、2時間もかかったのはこの異常なまでの防御性能を作るためなのだ。竜次もさすがにサクラ一人を家に残して行くのは可愛そうだと思い作ったのがこれだ。これなら最悪ピンチになっても逃げられるから、そしてこの強制転移は実は全員の武器にもついているのだ。
「本当にありがとうございます。もう最高の旦那様ですわ」
「いやまだ結婚するっていってないし」
「先程も言いましたけど、竜次さんが私の虜になるのは決定事項ですの」
そう言って胸を張るサクラ、その動作によって美しいサクラの体のラインが露となりドキッとした竜次。案外虜になるのはそう遠くない話かも知れない。
「でもサクラ、今度からは絶対に許可なく工房に入らないこと、あとここのことを秘密にする事、わかったね」
「はい」
「よし、じゃあ部屋に戻ろうか」
そう言うとサクラと工房を出てサクラを部屋まで送るとそのまま自分の部屋に戻ろうとした。
「少し私の部屋に来て下さい」
そう言うとサクラは竜次を部屋に連れ込んだ。
夜はまだ長いのか?
「もちろんです」
そう言うと銅貨を70枚くれた。
「では頼んだぞ」
竜次は手紙と袋を受けとると村をあとにした。暫く歩いて人がいなところまでくると蔵に袋と手紙をいれた。そして中からAHN-MARKⅠを出す。
「じゃあ次は皆の依頼をこなしますか、え~っとまずはナユリのメテオシープが近いな」
そう言っうとメテオシープの生息地に向かった。メテオシープの毛はとても柔らかいのが特徴で高く売れる。しかし見つかると直ぐに襲ってくるので基本毛はダメになってしまうのだ。
生息地の近くまで来ると、AHN-MARKⅠをおりて歩き出した。
「いたよ」
「了解です」
そう言うとナユリは魔法発動のイメージをしなが声にだす。
「雷よ槍となりてその身を穿て」
【ライトニングスピア】
唱え終えるとどうじにメテオシープへ向けたナユリの指先から細い雷が走り見事眉間を撃ち抜いた。竜次はそれを素早く蔵に入れると次々と見つけては穿ち、見つけては穿ちを繰り返した。おかげで一体も傷つけることなく捕まえられた。
「ナユリおめでとう」
「ほんとすげぇなおめぇ」
「普段は竜次様が強すぎて霞むけど凄いじゃないか」
「皆、ありがとう」
そうして遅い昼を食べると次にホムラの軍隊オオカミの生息地に向かった。こいつらは一体、一体は弱いが繁殖力と独自に持っていると思われるテレパシーのようものを使い一糸乱れぬ連携で襲ってくるのが特徴だ。しかしこいつらは高く売れるわけでもないのでとりあえずホムラのブレスで瞬殺だった。
「なんかあっけなかったな」
「ふむ全然手応えがなくてつまらなかったわ」
「いやその前にホムラは刀で戦うのに慣れないと」 
「それもそうですね、すみませんでした」
とりあえずオオカミ達もしまうと竜次の獲物パンダの生息地に向かった。パンダといってもあれである、白と黒で怖い目のした奴ではなく、一つ目の真っ黒でただ大きい熊である。
ただこいつの持つ魔法が強いのだ。半径10メートル以内に入ると直ぐに気がつかれてしまう。その上とても動きが素早く力が強い普通なら倒すのは大変だろう。しかしそこは竜次である。
「お、いたいた」
「いたいたじゃねえだろおもいっきし気づかれてんじゃねぇかよ」
「いや、問題ない」
そう言うと、竜次も一瞬でパンダに肉薄し、パンダの爪で頭を引き裂こうとする攻撃をしゃがんでよけた竜次はそのままパンダの鳩尾にボディーブローをきました。すかさず竜次は飛び上がり落下の速度を利用してそのままパンダの後頭部に飛び蹴りをいれた。その一撃でパンダの頭からバゴンッというなってはいけない音がなると動かなくなった。こいつも蔵にしまうとあとはカリナのだけとなった。
カリナの依頼はハヤガニの討伐兼採取だ。ハヤガニはとても動きが早く大きい、しかし身はプリっとして美味しく、ハリウサギに並ぶ高級食材だ。
「おっしゃ、やっとあたしの出番だぜ」
「張りきりすぎるなよ」
「頑張って下さい」
「頑張れよ」
そう皆から声援を受けとると片手を上げて返し、双剣を構えてハヤガニへ向かっていった。カリナは相手の気がついていない隙に、一気に肉薄し斬りかかった。すると踏み込んだとどうじにハヤガニは一気に逃げてだ。
「こんぢぐじょ~までゃこら!!」
そう言って追いかけるカリナ、逃げるハヤガニ、なんだかかわいそうな構図になった。
焦れたカリナは剣を片方ハヤガニへ向かって投げつけた。これにはさすがに気がつかなかったハヤガニは串刺しとなって動かなくなった。
「おしゃ~敵に背中みせてんじゃねぇよ!」
「アマゾネスだ、アマゾネスは本当にいたんだ!」
皆の顔が少しひきつっていた。その後も4杯ばかり仕留めた。
「じゃあ今日はここら辺にして帰るか」
「そうだね、今日はカニ料理にしてもらいましょ」
竜次はピンポイントゲートを設置するとそこを中心に認識阻害の結界を張って家へ帰った。
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「ただいま」
「お帰りなさいませ」
「竜次さ~んお帰りなさい。皆さんもご無事でなによりですわ」
そうして挨拶を済ませると皆はお風呂に行くというので竜次はメイドさんのもとへ行った。
「あいたいた、ヒサネさん少しいいですか」
「なんでしょうか」
そう言ってヒサネさんを連れて外へ行った。
少し離れるように言うと蔵からハヤガニを一杯取り出した。
「これは!ハヤガニではないですか」
「依頼の数よりも多くとれたから皆で食べようと思って、今夜作れる?」
「はい、今すぐ取りかかります」
「ありがとう、じゃあ解体するから持っていって」
そう言うと1メートル位ある足と3メートル位ある体に切り分けるとメイドさん達に運んでもらい、竜次も風呂に行った。
「あ~さっぱりした~」
「はい、いいお湯でした」
「あぁ、こんないい湯に毎日つかれるなんて幸せだぜ」
「これも間宮様のおかげですね」
風呂から出た5人はもうすぐ夕食ができると言うことで食堂に集まり話していた。
「竜次さん達は今日はなにをしたのですか」
「今日はノイルさんのおかげで全員のランクがあがってたんだよ」
「そうだぜ、竜次なんかは7だってよ」
「本当ですか!?凄いじゃないですか。7っていったらカリウドリアには3人くらいしかいなかったはずですよ」
「へぇ~そんなに凄いのか」
「えぇなんといっても貴族の護衛ですもの。凄いなんてものじゃないですわよ。
さすが私の未来の旦那様ですわ!」
「いや、結婚しないから」
「いいえあなたはいずれそう遠くないうちに、私の虜にして見せますわ」
そんな話をしているとメイドの皆が料理を運んで来てくれた。
「これは」
「このかにはもともと甘いのであまり手を加えない方がいいと思いまして、カニをボイルしたものになります。カニ味噌をベースに作ったタレに付けてお召し上がりください」
フラナールさんからそう説明を受けて皆食べてみた。
「凄い美味しいです」
「ほんと最高だぜ」
皆が口々に感想をのべていく。そしてご飯、スープ、茶碗蒸しのようなものを食べた。
「どれも美味しかったよご馳走さま」
「それはよかったです」
「では今日はこれでおやすみさせてもらいます」
そう言って部屋に戻ろうとしたところで執事のアレスさんから呼び止められた。
「すみません間宮さん少しよろしいでしょうか」
「なんですか」
「今朝頼まれていた物件の資料をお持ちしたので選んでおいていただきたいのです」
そう言うとアレスは5枚の紙をを差し出してきた。どれも家の大きさと間取り、場所と金額が書いてある。
「仕事が早いですね、ありがとうございます。今晩中に選んで明日渡すのでお願いします」
「かしこまりましたお話は以上です。お引き留めしてすみませんでした。ではおやすみなさいませ」
「ありがとう、おやすみ」
そう言って竜次は部屋に戻った。そして暫くすると工房へ向かった。
工房に付くと直ぐに地下に行き、直ぐに物凄く集中して作業にとりかかった。
2時間位した頃だろうかやっとのことで完成したそれを蔵にしまうと部屋へ戻ろうと階段へ足を向けたとき
「まさかこんな場所があるとは思いませんでしたわ。凄いですね」
そこにいたのはサクラだった。
「なんでここにいるんだ。危ないから来ちゃダメって言っただろ」
「言いつけを破ったことは謝りますわ。ですが心配だったのです。朝早くに出発して疲れていられるのに、こんな時間まで工房に入って。
それに・・・私は皆と、竜次さんと一緒にいられなくて寂しかったのですわよ」
そう涙ながらに言うサクラ、それをみていた竜次はそこまてま心配してくれているサクラに申し訳なさを感じつつも、嬉しさが勝っていたことにまだ気がついていないのだった。
「心配させて悪かった。お詫びといってはなんだけどこれをあげるよ」
そう言って手渡したのは先程まで作っていたものだ。
「きれい・・・
本当に頂いてもよろしいのですか」
「あぁこれはサクラのために作ったんだ」
「ありがとうございます。一生大切にしますわ」
「気に入ってくれてなによりだよ。それならお姫様の君が来てもまだましかなって」
 
そう、さっきまてま作っていたのは服だ。それを満面の笑みで受けとるサクラ
「ましなんてとんでもごさいませんわ!とっても気に入りました。ほんとにありがとうございます。
でもなんでこれを私に?」
「今朝ついて来ようとしただろ。だからそれを作った、それには対物障壁と対魔障壁、状態異常無効、結界魔法、強制転移魔法が組み込まれているんだ。それを着れば冒険についてきても安全だからね」
そう、2時間もかかったのはこの異常なまでの防御性能を作るためなのだ。竜次もさすがにサクラ一人を家に残して行くのは可愛そうだと思い作ったのがこれだ。これなら最悪ピンチになっても逃げられるから、そしてこの強制転移は実は全員の武器にもついているのだ。
「本当にありがとうございます。もう最高の旦那様ですわ」
「いやまだ結婚するっていってないし」
「先程も言いましたけど、竜次さんが私の虜になるのは決定事項ですの」
そう言って胸を張るサクラ、その動作によって美しいサクラの体のラインが露となりドキッとした竜次。案外虜になるのはそう遠くない話かも知れない。
「でもサクラ、今度からは絶対に許可なく工房に入らないこと、あとここのことを秘密にする事、わかったね」
「はい」
「よし、じゃあ部屋に戻ろうか」
そう言うとサクラと工房を出てサクラを部屋まで送るとそのまま自分の部屋に戻ろうとした。
「少し私の部屋に来て下さい」
そう言うとサクラは竜次を部屋に連れ込んだ。
夜はまだ長いのか?
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