地球で独身貴族を貫いたお爺さん(元ラノベ作家)は異世界転移して賢者になるそうですよ

ノベルバユーザー313493

大量発生エアシープの襲来!!

 「もう二度とあれは使わないこといいですね!!」
 「はい・・・」


 風呂からあがるとガジルがしばかれていた。聖の後ろには般若がみえていた。そしてなぜかワシも怒られた。いや確かにここはワシの屋敷じゃがオリジナルの趣味までワシのせいにされてものう。
 しかし、ここでそんな事を言うと余計悪化するのは経験済みなのでグッとこらえて謝りつつける。すると暫くしてやっと解放して貰えた。


 「づがれだ~」
 「いや、いや、お兄ちゃんは何もしてないでしょ!」
 「なんとなくいってみただけだよ。さ、さ、早く寝て明日からはまた仕事だ~」
 「そうじゃな。今日は沢山休んだし、明日からはまた頑張らないと」
 「では私はこれで、おやすみなさい」


 少し早いがもう寝る。明日からはまた冒険者だ。


*****


 「じゃ、行ってくるぜ」
 「皆様お気をつけて行ってらっしゃいませ」


 朝、朝食を食べ終えた大助達は街にあるギルドへと向かって歩いていた。


 「あっ!冒険者の方ですか、ちょうどよかった。ギルドからの緊急依頼です」
 「なんだそれ?」
 「説明している時間はないので今すぐ北門まで来て下さい!!」


 それだけ言うとギルドのお姉さんは走ってどこかへ行ってしまったので、道中走りながらワシが説明した。


 「━━━━そうゆうことか!おもしれぇいっちょ派手にとったるぜ」
 「レイはちょっとちょっと怖いかも・・・でもでも頑張る!ザックザクなんだもんね!」
 「なかなかに面白そうです」


 聖からは少し不気味な笑い声が聞こえたがまあそれはスルーするとしてじゃ、今回のだいはっせいはなんじゃろうか。
 暫く走り続けてやっとのこと目的の北門へとやって来た。


 「え~今回の討伐はエアシープです。これは毛が大変貴重な素材になりますのでどうか傷つけないようにお願いします。討伐終了後ギルドにて買い取らせて頂きますのでどうぞ頑張って下さい。また十頭以上討伐された方は北門の横にて買い取らせて頂きますのでお間違えのないようにお願いいたします」
 「エアシープか、あれの服は高けぇんだよな」
 「そうですね、とても着心地がいいと評判なので一度着てみたいものです。ちなみに毛を傷付けないようにするならば頭を切り落とすか、脳天を一刺しにするしかありませんね」


 聖は珍しく饒舌じゃのう。しかしまあ、さてさて、ワシはどうしたもんかのう。毛を傷付けないようにする・・・か、


 「あっ!群れがみえ始めました。皆さん戦闘準備を開始してください!」


 ギルド職員の報告が終わってすぐ地響きと共にそれはみえ始めた。なんと表現したものか、なんじゃろ、白い津波とでもいったものかのうとにかく凄いのがやって来た。辺り一面真っ白じゃ。


 「うぉぉ!こりゃすげぇな」
 「腕がなりますね。沢山とりましょう!」
 「やるよ!やるよ!」


 そういうと一斉にエアシープめがけて走り出す冒険者達。エアシープめがけて様々な魔法が飛び交う。
 って、おいおい流石に炎系はアウトじゃろ。
 よし!ワシも頑張るぞ~!
 飛び交う魔法の中からヒントを得た大助はさっそく討伐に取りかかる。


 「ホッホッホッ!『重力結界グラビティサークル━集━』」


 遠くに見えたエアシープの半分ほどを一気に集める。そして・・・


 『自動追尾雷ミサイルボルテックス


 エアシープの頭にのみ強力な電流を流す。これでおしまい。
 結構呆気なかったのう。毛が痛まないか心配だったがそれも杞憂に過ぎなかったし、あとは見物といくかのう。




 「おじいちゃん、おじいちゃん。みてみていっぱい倒したよ!」
 「俺もとったぜ!」
 「私もです」
 「ワシもじゃ」
 「じいちゃん、それはないわー、ありえねぇよ」
 「酷いよ!レイあんなに頑張ったのに!!」
 「流石としか言いようがないですね」


  大助は結果報告で口々に文句をいう三人をなだめると、買い取って貰うために北門へ向かう。


 「お願いします」


 何頭か後で使うかもしれないのでストレージに保存しておき、残りを係りの人の前に置いた。


 「うぁぁぁ!!・・・あ、あのギルドカードの提示をお願いいたします」


 ワシらはそれぞれギルドカードを順番に提示してゆき、最後にワシのカードを見せた。


 「こ、これは・・・あ、ありがとうございます。では確認致しますのでしょ、少々お待ち頂いてもよろしいでしょうか」
 「あぁ、大丈夫じゃよ、な?」
 「問題ないぜ」


 そうゆうと係りの人は一目散にかけてゆき、さらに数人連れて戻ってくると、いそいそと作業に取り組んでいた。


 「さて、空いてる時間なにするかのう」
 「あのね、あのね、レイお腹すいちゃったからなにか食べたい」
 「それなら、ワシが作ろう」
 「えっ!お爺ちゃんが作ってくれるの!?わ~楽しみ!!」


 ワシは火を起こすとストレージから日本の家から持ってきたマッシュルーム、人参、玉ねぎ、ニンニク、マリナーラソースと、塩コショウ、各種調味料、そしてさっき捕ったエアシープの肉を出すと、それらを鍋で煮込む、スーパー火力を上げて煮込むこと一時間ついに完成!


 「うぉぉぉぉ!いいねいいね!すっごく美味しそうだよ!」
 「すげぇな、じいちゃん料理できんのか」
 「おう、これがナヴァランじゃ!熱いうちにたべな」


 皿によそってあげる。熱々で湯気がもくもくしている。まさにできたてというやつだ。


 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!うっっっっっめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!じいちゃんうめぇぞこれ!やべぇ止まらねぇ!!」
 「ん!?んっっっっっっっっっっっっまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいいいいいいいいいいいいいい!!お肉トロトロだよ!ヤバいよこれ!」
 「ん、美味しいですね赤羽さん。料理もお上手だったとは」


 熱々のナヴァランを食べていると遠くからなにやら視線を感じた。わずかに視線の先に目を向けてみるとギルドの係りの人がこっちを見ていた。


 「なあ、あの人たちにも分けて上げてもいいかのう?」
 「ん?いいぜ。うまいもんは皆で食わねぇとな!」
 「そうだよ!そうだよ!多い方がより美味しいよ!」


 二人はよく了解する。聖はよほど気に入ったのだろう。黙々と食べ続けており声が耳に届いていないらしい。


 「聖もいいかのう?」
 「私も構いませんよ。作ったのは赤羽さんですし二人に同感ですから」


 少し寂しそうにしているがまた作ればいいので大助は彼女達を呼ぶことにした。


 「すみません。私達までご馳走になってしまって、それにしてもこれ、本当に美味しいですね。こんなに美味しいの食べたの初めてです!」
 「だよなだよな!じいちゃんのメシうめぇよな!な!」
 「は、はい、とても美味しいです」
 「そう言って貰えてよかったよ。まだまだあるから食べなさい」
 「じゃ、お言葉に甘えて・・・」


 それから彼女達はエアシープの分と料理の分のお金を合わせた26,521,000ギルを置いてギルドへ戻っていったので大助達も片付けを済ませると屋敷に戻ることにした。


 「にしても今日一日ですげぇ儲かったな!これ、家買えるぜ」
 「いやいや、家買ったらお金のそこつきるじゃろ」
 「そうだよ!そうだよ!それよりも美味しいものい~っぱい食べようよ!!」
 「それはいいですね美味しいもの食べたいです」


 そう使用用途について盛り上がっているうちにすぐに家についてしまった。


 「皆様おかえりなさいませ。旦那様、ギルド支部長がおみえになっておりますのでどうか応接室までおいでくださいませ」



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