玉の輿に乗った私は世界最強になりました
玉の輿を狙って世界最強3
「ふぁぁぁぁ~」
早いもので私達がお城に仕え初めてから一月が経とうとしています。最近では魔法医という仕事にも慣れてきました。仕え始めた当初は果てしなく広いお城で迷うこともしばしばありましたが今ではすっかり覚えられています。 
回復魔法の方も体力回復の上級魔法、魔力回復の上級魔法、状態異常回復の上級魔法、病気回復の上級魔法など、回復魔法全ての上級魔法が使えるようになり更には魔力量も当初の倍以上になりました。今では新しい回復魔法を編み出すため研究をしていたりもします。
そして今日は新しい人ともお会いします。長らく国外へ出ていたクロックベル王国第一王子と第三王子が帰ってくるのです。
ベッドから出ると直ぐに髪をすく、そして顔を洗うと食事をとり診療室へ行く。帰ってこられるのは予定ではお昼過ぎとなっているのでそれまではまた研究だ。
なんの研究かって?それは若返りについてだ。女性なら誰もが思うことそれは━━━いっでも若くありたい!
そう、この思いを実現させるため研究に取り組んでいるのだ。まあ、これといって成果は出ていないが・・・
暫くして━━━━━
「創拓様、優佑様のお帰りです!」
門番からの知らせを受けて急いで玄関へ向かい出迎えの準備をする。
「「「「「おかえりなさいませ創拓様、優佑様」」」」」
場内の警備兵に王家専属が集まって出迎える。もちろん国王と王子も一緒だ。
「お父様、皇次只今戻りました」
「よくぞ無事に戻ってきた。長旅ご苦労だったな、今日はゆっくりと休むがいい」
「「ありがとうございます」」
「それでこちらの方々は?」
「そうだった。今回新たに王家専属の魔法医となった安東凪紗君とその護衛の一色夢君だ。二人は皇次の命の恩人でもある」
「そうだったのですか、伊藤創拓です。弟を助けてくれてありがとうございました」
「いえ、これからは王家専属魔法医としてよろしくお願いいたします」
「こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
無事挨拶を済ませることができた。第一印象として第一王子の創拓様は爽やかイケメンといった感じで、何でもそつなくこなすタイプに見える。第二王子の優佑様は眼鏡をかけて知的なふいんきをかもしているイケメンだ。少し気が弱そうな気もする。とにかくこの三兄弟は総じてイケメンだった。
「では今日は自室で休ませていただきますね」
「僕は図書館へ行って参ります」
「うむ、二人ともしっかりと休むんだぞ」
「「はい」」
王子がそれぞれの場所へ行くのを見送ると私も夢と一緒に診療室へ戻る。
「いや~二人ともイケメンだったね~。しかも創拓様はお優しいし、もう私惚れちゃいそう~」
「そうかな~?まだあって間もないからよくわからないけど・・・」
「なによ~あの二人いや三人すっごくかっこいいと思わない?」
「確かに・・・カッコいいかも」
「ふ~ん、今誰を思ったかあててあげようか。ズバリ、皇次様でしょ!」
「ちょ、ち、違うよ。何言ってんの、あんな俺様やろうのどこが!!」
「へ~俺様やろうね。確かにそうかも」
不意に私達以外の声が聞こえてビックリしながらも後ろを向く。するとそこには創拓様の姿があった。
「まさか挨拶に来たら弟の陰口を聞くことになるとは・・・ね」
「あの・・・これは・・・その・・・」
ヤバいヤバい、さすがにこれはヤバい解雇で済んだらいいけど悪ければ死刑、あ~短かったな私の幸せ・・・
「そんなに焦らなくてもいいよ、実際その通りだと思うから誰にも言わないし。じゃあ、また来るよ」
「あ・・・はい。また━━━━」
いったいぜんたいなんだったのだろうか?
‐‐‐‐‐‐
「やっぱ王都は賑わってるね~」
「うん、まさに都って感じ。お金の匂いで溢れ帰ってるよ!」
「なにそれ、そんな匂いしないでしょ~」
今日はお城からでて本を買うために街へやって来た。と、言うのもお城にある回復魔法の本は全て読んでしまったのだ。一応頼めば買ってきて貰えるのだが、違うものも見てみたかったので自分で来ることにしたのだ。
「ん~やっぱり王都の本屋は大きいな~」
「そうだね~。にしても珍しいね凪が自分のお金を使って仕事の物を買うなんて・・・」
「そりゃ、給料にみあった分の仕事はしなきゃだし。そのためにお金を使うのは仕方がない。必要経費だよ」
とりあえず選んだ本を店長のところへ持っていく。━━━三万八千ベルした。あぁぁ私のお金が・・・。
とりあえず買うものも買ったので店を後にする。実は前々から行ってみたかったカフェがあるんだ。今日はそこへ行くことにする。
「ごめん、ちょっとお手洗い」
「ごゆっくり~」
店に入るとコーヒを頼んだ。う~んいい香り。しかもテラス席。肌に触れる風が心地いい。あ~最高だ。
━━━こいつらが現れるまでは・・・
「ねぇ君かわいいね。一緒に遊ばな~い」
「あっ、その荷物重そうじゃん!運ぶの手伝ってあげるよ」
あ~あ、最高の気分から一気に最悪な気分になっちゃったよ。特に最初に話しかけて来たやつのせいで、すっごく気持ち悪い笑顔で。鏡みた方がいいんじゃないんだろうか。
「すみません、友達と来ているのでまたの機会に」
「え~いいじゃん、じゃあその子も一緒にさ、さ」
諦めが悪いやつらだ。ってゆうか近づいてきてわかったけどこいつらすっごく臭い・・・いつから風呂入ってないのか。
「ほら、早く!」
「嫌だって言ってんでしょ。てかあんたらめっちゃ臭いし、それじゃいくらナンパしても誰も相手しないよ!」
「んだと、てめえ!!」
「調子に乗るじゃねぇよ。俺が遊んでやるって言ってんだよ、素直に喜びやがれこのメス犬が!!」
ああ~こいつらダメだ。キモいし臭いだけじゃなく性格まで腐ってたよ。しっかしどうしたものか、私あんまり戦うの得意じゃないし、騒ぎ起こして首にもなりたくないしな~。
「おいお前ら俺様の犬に手を出してんじゃねぇよ」
「はぁ!?てめぇ誰だよ」
「ほう、俺様を知らないとは運が悪かったな。とにかくさっさと失せろ、早くしないとお前ら俺の犬に手を出した罪で塵一つ残さず消し去るぞ」
そう言ってやって来たのは誰であろうお城にいるはずの皇次様だった・・・
「って、私は犬ではありません!と、言うか皇次様何でここにいるのですか」
「うるさい!犬は黙ってろ」
ん~~~~~~人の事を犬、犬と・・・
「・・・皇次様・・・っは、伊藤皇次様!?」
「はっ?誰だそれ」
「いいから今はとにかく逃げるぞ」
と、彼らは悪臭をばらまきながら走っていった。
「・・・そのありがとうございました」
「ふざけるなよ!犬が飼い主の元からいなくなるなど言語道断、二度と何も言わずにでていくんじゃねぇぞ」
「ふっ、はい」
「なんだ?今の笑いは!」
「何でもないです」
ほんと、不器用なんだから。でも何で皇次様がこんなところにいたんだろ?
「あっ!皇次様、なぜこのような場所に」
「別にいいだろ。それよりもお前達何をしていたんだ!」
「少し本を買いに来ていたのです」
「自分達でか?なぜ騎士に頼まなかった。一つ命令すれば直ぐにでも行っただろう」
「はい、しかし何か掘り出し物があるかも知れませんので自分で、結果いいものを買うことができました」
「そうか、してその金はどこから持ってきた」
「自分の給料からですが」
「・・・あほっ!犬は犬らしく飼い主の俺様に頼めばいい。本を買う金くらい出してやる」
「ほんとですか!?」
「ほんとだ。だからさっさと帰るぞ!」
「「はい!」」
早いもので私達がお城に仕え初めてから一月が経とうとしています。最近では魔法医という仕事にも慣れてきました。仕え始めた当初は果てしなく広いお城で迷うこともしばしばありましたが今ではすっかり覚えられています。 
回復魔法の方も体力回復の上級魔法、魔力回復の上級魔法、状態異常回復の上級魔法、病気回復の上級魔法など、回復魔法全ての上級魔法が使えるようになり更には魔力量も当初の倍以上になりました。今では新しい回復魔法を編み出すため研究をしていたりもします。
そして今日は新しい人ともお会いします。長らく国外へ出ていたクロックベル王国第一王子と第三王子が帰ってくるのです。
ベッドから出ると直ぐに髪をすく、そして顔を洗うと食事をとり診療室へ行く。帰ってこられるのは予定ではお昼過ぎとなっているのでそれまではまた研究だ。
なんの研究かって?それは若返りについてだ。女性なら誰もが思うことそれは━━━いっでも若くありたい!
そう、この思いを実現させるため研究に取り組んでいるのだ。まあ、これといって成果は出ていないが・・・
暫くして━━━━━
「創拓様、優佑様のお帰りです!」
門番からの知らせを受けて急いで玄関へ向かい出迎えの準備をする。
「「「「「おかえりなさいませ創拓様、優佑様」」」」」
場内の警備兵に王家専属が集まって出迎える。もちろん国王と王子も一緒だ。
「お父様、皇次只今戻りました」
「よくぞ無事に戻ってきた。長旅ご苦労だったな、今日はゆっくりと休むがいい」
「「ありがとうございます」」
「それでこちらの方々は?」
「そうだった。今回新たに王家専属の魔法医となった安東凪紗君とその護衛の一色夢君だ。二人は皇次の命の恩人でもある」
「そうだったのですか、伊藤創拓です。弟を助けてくれてありがとうございました」
「いえ、これからは王家専属魔法医としてよろしくお願いいたします」
「こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
無事挨拶を済ませることができた。第一印象として第一王子の創拓様は爽やかイケメンといった感じで、何でもそつなくこなすタイプに見える。第二王子の優佑様は眼鏡をかけて知的なふいんきをかもしているイケメンだ。少し気が弱そうな気もする。とにかくこの三兄弟は総じてイケメンだった。
「では今日は自室で休ませていただきますね」
「僕は図書館へ行って参ります」
「うむ、二人ともしっかりと休むんだぞ」
「「はい」」
王子がそれぞれの場所へ行くのを見送ると私も夢と一緒に診療室へ戻る。
「いや~二人ともイケメンだったね~。しかも創拓様はお優しいし、もう私惚れちゃいそう~」
「そうかな~?まだあって間もないからよくわからないけど・・・」
「なによ~あの二人いや三人すっごくかっこいいと思わない?」
「確かに・・・カッコいいかも」
「ふ~ん、今誰を思ったかあててあげようか。ズバリ、皇次様でしょ!」
「ちょ、ち、違うよ。何言ってんの、あんな俺様やろうのどこが!!」
「へ~俺様やろうね。確かにそうかも」
不意に私達以外の声が聞こえてビックリしながらも後ろを向く。するとそこには創拓様の姿があった。
「まさか挨拶に来たら弟の陰口を聞くことになるとは・・・ね」
「あの・・・これは・・・その・・・」
ヤバいヤバい、さすがにこれはヤバい解雇で済んだらいいけど悪ければ死刑、あ~短かったな私の幸せ・・・
「そんなに焦らなくてもいいよ、実際その通りだと思うから誰にも言わないし。じゃあ、また来るよ」
「あ・・・はい。また━━━━」
いったいぜんたいなんだったのだろうか?
‐‐‐‐‐‐
「やっぱ王都は賑わってるね~」
「うん、まさに都って感じ。お金の匂いで溢れ帰ってるよ!」
「なにそれ、そんな匂いしないでしょ~」
今日はお城からでて本を買うために街へやって来た。と、言うのもお城にある回復魔法の本は全て読んでしまったのだ。一応頼めば買ってきて貰えるのだが、違うものも見てみたかったので自分で来ることにしたのだ。
「ん~やっぱり王都の本屋は大きいな~」
「そうだね~。にしても珍しいね凪が自分のお金を使って仕事の物を買うなんて・・・」
「そりゃ、給料にみあった分の仕事はしなきゃだし。そのためにお金を使うのは仕方がない。必要経費だよ」
とりあえず選んだ本を店長のところへ持っていく。━━━三万八千ベルした。あぁぁ私のお金が・・・。
とりあえず買うものも買ったので店を後にする。実は前々から行ってみたかったカフェがあるんだ。今日はそこへ行くことにする。
「ごめん、ちょっとお手洗い」
「ごゆっくり~」
店に入るとコーヒを頼んだ。う~んいい香り。しかもテラス席。肌に触れる風が心地いい。あ~最高だ。
━━━こいつらが現れるまでは・・・
「ねぇ君かわいいね。一緒に遊ばな~い」
「あっ、その荷物重そうじゃん!運ぶの手伝ってあげるよ」
あ~あ、最高の気分から一気に最悪な気分になっちゃったよ。特に最初に話しかけて来たやつのせいで、すっごく気持ち悪い笑顔で。鏡みた方がいいんじゃないんだろうか。
「すみません、友達と来ているのでまたの機会に」
「え~いいじゃん、じゃあその子も一緒にさ、さ」
諦めが悪いやつらだ。ってゆうか近づいてきてわかったけどこいつらすっごく臭い・・・いつから風呂入ってないのか。
「ほら、早く!」
「嫌だって言ってんでしょ。てかあんたらめっちゃ臭いし、それじゃいくらナンパしても誰も相手しないよ!」
「んだと、てめえ!!」
「調子に乗るじゃねぇよ。俺が遊んでやるって言ってんだよ、素直に喜びやがれこのメス犬が!!」
ああ~こいつらダメだ。キモいし臭いだけじゃなく性格まで腐ってたよ。しっかしどうしたものか、私あんまり戦うの得意じゃないし、騒ぎ起こして首にもなりたくないしな~。
「おいお前ら俺様の犬に手を出してんじゃねぇよ」
「はぁ!?てめぇ誰だよ」
「ほう、俺様を知らないとは運が悪かったな。とにかくさっさと失せろ、早くしないとお前ら俺の犬に手を出した罪で塵一つ残さず消し去るぞ」
そう言ってやって来たのは誰であろうお城にいるはずの皇次様だった・・・
「って、私は犬ではありません!と、言うか皇次様何でここにいるのですか」
「うるさい!犬は黙ってろ」
ん~~~~~~人の事を犬、犬と・・・
「・・・皇次様・・・っは、伊藤皇次様!?」
「はっ?誰だそれ」
「いいから今はとにかく逃げるぞ」
と、彼らは悪臭をばらまきながら走っていった。
「・・・そのありがとうございました」
「ふざけるなよ!犬が飼い主の元からいなくなるなど言語道断、二度と何も言わずにでていくんじゃねぇぞ」
「ふっ、はい」
「なんだ?今の笑いは!」
「何でもないです」
ほんと、不器用なんだから。でも何で皇次様がこんなところにいたんだろ?
「あっ!皇次様、なぜこのような場所に」
「別にいいだろ。それよりもお前達何をしていたんだ!」
「少し本を買いに来ていたのです」
「自分達でか?なぜ騎士に頼まなかった。一つ命令すれば直ぐにでも行っただろう」
「はい、しかし何か掘り出し物があるかも知れませんので自分で、結果いいものを買うことができました」
「そうか、してその金はどこから持ってきた」
「自分の給料からですが」
「・・・あほっ!犬は犬らしく飼い主の俺様に頼めばいい。本を買う金くらい出してやる」
「ほんとですか!?」
「ほんとだ。だからさっさと帰るぞ!」
「「はい!」」
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