ドラゴンテイマーになった僕は鶏を育てて暮らす。
1話 僕とサラーム民主主義王国
「失礼します」
扉を開けて中に入るとサウラン様と王帝陛下がいる
「早いですね、決まりましたか」
「はい、決めました。その申し出受けようと思います」
「そうかよかった。では国名が決まり次第教えてください」
それなら持つに決まっている
「国名はサラーム民主主義王国です」
サラームは平和と言う意味で民主主義の王を代表とする国の名だ
「そうか、では我、クルシェント王帝国代9代王帝コルビナス・ナイ・クルシェンはサラーム民主主義王国を国として認め初代王を北條司とする事をここに承認する」
さてここからは条約なんかを決めなければいけないらしい。国と言われてとにかく必要なのは法律。あとは交易の為の道、街、人、あとは軍か、こんな物しか思い浮かばない。本当はもっといろいろ必要なのかも知れないが
「さて、まずは先にも言ったようにそちらが有利な条件になるように誓う。しかし我が国にも譲れない部分があるのは理解して欲しい」
「勿論です」
それはそうだろう。将軍や街を寄越せなんて言えないし言えるわけがない
「先ずは丁寧な口調になりすぎないようにした方がいい。下にみられてしまう。これは交渉を行う上でとてもよくない。我とだからまだ良いが他の国、まぁ一国しかないがそのときは気をつけた方がいい」
確かに下に見られるのは良くないな
「わかった。ありがとう」
「さて、先ずは大使館だが場所は王都の屋敷でいいかな」
「問題ないです」
「次に交易についてだが交易ルートの整備は我が国が引き受けよう。人でもそうだが建国するように申し出たのは我だから」
「助かります。では僕は作業中の方が魔物に襲われる事がないように工事場所には竜を配備しましょう」
こうしてどんどんとコルビナス様のリードで話が進んでいく。流石は王だ、どんどんと話が決まっていく
「最後にこの条件の期限は10年、後は10年毎に両国の王による会談で更新することにするがよろしいか」
「ああ」
最後に紙に僕とコルビナス様のサインと指印を捺して条約が締結した。内容は以下の通りだ
・交易の為道をクルシェント王帝国側が作ることを
これは現在は卵しか売るものがないが一応今後必要になったときの為だ
・大使館を両国の首都に置くこと
サラーム民主主義王国は早急にこの大使館を作る必要がある
・貿易に関する関税を両国一律10%とすること
これは自国の利益を守るためだ。ただこの後数年はサラーム民主主義王国の収益をあげるためだといえよう。そこで次回は関税を無くしそうと僕は考えている
・両国に対して軍事行為を行わない事、また領土拡大の為のしんぐんを行う場合は事前に通知すること
これは両国の争いを避けるためだ。因みに今回の事で僕の領土が南東、飛竜山脈以下一帯と島々と確定した。広さで言うと中国くらいの大きさだ。因みにクルシェント王帝国はロシアくらいの広さだ。とんでもなく広い
・相互不可侵
・政治不介入
の以上だ。これは後に六ヵ条の平和友好条約と呼ばれることになるが、それはもう少し後の事だ
「ではこのサインをもってサラーム・クルシェント平和友好条約を締結する」
こうして僕は正式に一国の主となったわけだ。まさか一社会人だった僕が転生してさらには国王になるとは。人生何があるかわからない
「さて、こうなるとマヤとの婚約は都合がいいですね」
確かにこれは一種の政略結婚と言う側面を持つことになる。これによって争いが起こる確立がグッと減っただけでなく世間にも僕の国とコルビナスさんの国が友好的であることを知らしめることができる
「そうですね、ただ今回の事でまた式が遠退きました」
「その点はすまなく思っています」
そう、謝ってくる。外交モードから切り替えたようですっかりいつもの口調に戻っている
「仕方ないですね、式は城ができてからやることにします。やることがいっぱいで余裕もないですし」
「そうですよね、私にできることならなんでも行ってください」
「ありがとうございます。ですがそれだと条約違反になってしまうので」
「確かに。これはやってしまいましたね」
ほんと、大変だ。直近でやらなきゃいけないことは憲法を作り上げることだ
「では、僕はこれで」
「はいお疲れ様でした―――――――そうだ、建国の発表は1週間後になりますのでお願いいたします」
「わかりました」
それまでに憲法に法律をつくらなければ。部屋に戻りベッドにダイブする
「はぁ~」
「どうでした?」
「とりあえず終った。条約も結んできたしいい感じだと思うけど・・・」
「けど?」
「疲れた~!!」
「お疲れ様でした」
そう言って僕の頭を優しく持ち上げると膝枕をしてくれた
「マヤは?」
「トイレと言ってました」
「そっか、ごめん暫くこのままでお願い」
そう言うとクスッと笑い小さく「はい」っと言うと頭を撫でてくれる
(あぁ、とても安心する。心地いい)
「ふっ」
「おはよ」
目を覚ますとマヤが帰って来ていた
「もういいの?」
「ああ、やらなきゃいけないこともあるしありがとココナ」
そう言って立ち上がると蔵を開き紙とペンを取り出す。僕が作ったやつの中で一番いいやつだ。それをもって机に向き合う
「何をするの?」
「憲法と法律をつくるんだ」
「一人で大丈夫?私たちも手伝うわよ」
「いや、大丈夫。できたら見せるから意見を聞かせて欲しい」
とりあえず日本国憲法を参考にしようと考えている。とりあえず覚えている範囲で書き出していく。前文も一応書く。これは全て暗記しているからスラスラと進んだ。他にも1、3、4、5、6、9条は直ぐに出てきたので問題ない。他はうろ覚えだが重要なところは大丈夫な筈だ。全てを書き出すと裏表が埋まってしまった。
「はぁ~終わらない~」
妃が暮れて夕食を食べ終わっても書き終わらない
「そんな直ぐにできるわけがないでしょう。今日はもう寝ましょ、寝不足じゃいいものは出来ないわ」
「それもそうだな」
今日はマヤと僕、ココナと川の字で寝る。それでもまだまだ余裕だいいな、お城を作ったらこれくら大きなベッドを買おう
「ふぁ~なんだか久しぶりに帰って来た気がする」
今日は屋敷に帰って来ていた。これまでの事を皆にも報告しなければいけないからだ
「そうね、とても濃い1日だったからね」
「そうですね、王帝陛下を助けて国王になって、今考えると凄いですよね」
「ああ、今日くらいはのんびりしたいものだ」
「そうも言ってられないけどね」
「うぁ~やめてくれ~」
先悪だ、僕は鶏を育てながらもっと自由にいきる予定だったのに!!
「諦めなさい」
「エスパーか!」
愚痴愚痴いいながら門の屋敷の中に入った
扉を開けて中に入るとサウラン様と王帝陛下がいる
「早いですね、決まりましたか」
「はい、決めました。その申し出受けようと思います」
「そうかよかった。では国名が決まり次第教えてください」
それなら持つに決まっている
「国名はサラーム民主主義王国です」
サラームは平和と言う意味で民主主義の王を代表とする国の名だ
「そうか、では我、クルシェント王帝国代9代王帝コルビナス・ナイ・クルシェンはサラーム民主主義王国を国として認め初代王を北條司とする事をここに承認する」
さてここからは条約なんかを決めなければいけないらしい。国と言われてとにかく必要なのは法律。あとは交易の為の道、街、人、あとは軍か、こんな物しか思い浮かばない。本当はもっといろいろ必要なのかも知れないが
「さて、まずは先にも言ったようにそちらが有利な条件になるように誓う。しかし我が国にも譲れない部分があるのは理解して欲しい」
「勿論です」
それはそうだろう。将軍や街を寄越せなんて言えないし言えるわけがない
「先ずは丁寧な口調になりすぎないようにした方がいい。下にみられてしまう。これは交渉を行う上でとてもよくない。我とだからまだ良いが他の国、まぁ一国しかないがそのときは気をつけた方がいい」
確かに下に見られるのは良くないな
「わかった。ありがとう」
「さて、先ずは大使館だが場所は王都の屋敷でいいかな」
「問題ないです」
「次に交易についてだが交易ルートの整備は我が国が引き受けよう。人でもそうだが建国するように申し出たのは我だから」
「助かります。では僕は作業中の方が魔物に襲われる事がないように工事場所には竜を配備しましょう」
こうしてどんどんとコルビナス様のリードで話が進んでいく。流石は王だ、どんどんと話が決まっていく
「最後にこの条件の期限は10年、後は10年毎に両国の王による会談で更新することにするがよろしいか」
「ああ」
最後に紙に僕とコルビナス様のサインと指印を捺して条約が締結した。内容は以下の通りだ
・交易の為道をクルシェント王帝国側が作ることを
これは現在は卵しか売るものがないが一応今後必要になったときの為だ
・大使館を両国の首都に置くこと
サラーム民主主義王国は早急にこの大使館を作る必要がある
・貿易に関する関税を両国一律10%とすること
これは自国の利益を守るためだ。ただこの後数年はサラーム民主主義王国の収益をあげるためだといえよう。そこで次回は関税を無くしそうと僕は考えている
・両国に対して軍事行為を行わない事、また領土拡大の為のしんぐんを行う場合は事前に通知すること
これは両国の争いを避けるためだ。因みに今回の事で僕の領土が南東、飛竜山脈以下一帯と島々と確定した。広さで言うと中国くらいの大きさだ。因みにクルシェント王帝国はロシアくらいの広さだ。とんでもなく広い
・相互不可侵
・政治不介入
の以上だ。これは後に六ヵ条の平和友好条約と呼ばれることになるが、それはもう少し後の事だ
「ではこのサインをもってサラーム・クルシェント平和友好条約を締結する」
こうして僕は正式に一国の主となったわけだ。まさか一社会人だった僕が転生してさらには国王になるとは。人生何があるかわからない
「さて、こうなるとマヤとの婚約は都合がいいですね」
確かにこれは一種の政略結婚と言う側面を持つことになる。これによって争いが起こる確立がグッと減っただけでなく世間にも僕の国とコルビナスさんの国が友好的であることを知らしめることができる
「そうですね、ただ今回の事でまた式が遠退きました」
「その点はすまなく思っています」
そう、謝ってくる。外交モードから切り替えたようですっかりいつもの口調に戻っている
「仕方ないですね、式は城ができてからやることにします。やることがいっぱいで余裕もないですし」
「そうですよね、私にできることならなんでも行ってください」
「ありがとうございます。ですがそれだと条約違反になってしまうので」
「確かに。これはやってしまいましたね」
ほんと、大変だ。直近でやらなきゃいけないことは憲法を作り上げることだ
「では、僕はこれで」
「はいお疲れ様でした―――――――そうだ、建国の発表は1週間後になりますのでお願いいたします」
「わかりました」
それまでに憲法に法律をつくらなければ。部屋に戻りベッドにダイブする
「はぁ~」
「どうでした?」
「とりあえず終った。条約も結んできたしいい感じだと思うけど・・・」
「けど?」
「疲れた~!!」
「お疲れ様でした」
そう言って僕の頭を優しく持ち上げると膝枕をしてくれた
「マヤは?」
「トイレと言ってました」
「そっか、ごめん暫くこのままでお願い」
そう言うとクスッと笑い小さく「はい」っと言うと頭を撫でてくれる
(あぁ、とても安心する。心地いい)
「ふっ」
「おはよ」
目を覚ますとマヤが帰って来ていた
「もういいの?」
「ああ、やらなきゃいけないこともあるしありがとココナ」
そう言って立ち上がると蔵を開き紙とペンを取り出す。僕が作ったやつの中で一番いいやつだ。それをもって机に向き合う
「何をするの?」
「憲法と法律をつくるんだ」
「一人で大丈夫?私たちも手伝うわよ」
「いや、大丈夫。できたら見せるから意見を聞かせて欲しい」
とりあえず日本国憲法を参考にしようと考えている。とりあえず覚えている範囲で書き出していく。前文も一応書く。これは全て暗記しているからスラスラと進んだ。他にも1、3、4、5、6、9条は直ぐに出てきたので問題ない。他はうろ覚えだが重要なところは大丈夫な筈だ。全てを書き出すと裏表が埋まってしまった。
「はぁ~終わらない~」
妃が暮れて夕食を食べ終わっても書き終わらない
「そんな直ぐにできるわけがないでしょう。今日はもう寝ましょ、寝不足じゃいいものは出来ないわ」
「それもそうだな」
今日はマヤと僕、ココナと川の字で寝る。それでもまだまだ余裕だいいな、お城を作ったらこれくら大きなベッドを買おう
「ふぁ~なんだか久しぶりに帰って来た気がする」
今日は屋敷に帰って来ていた。これまでの事を皆にも報告しなければいけないからだ
「そうね、とても濃い1日だったからね」
「そうですね、王帝陛下を助けて国王になって、今考えると凄いですよね」
「ああ、今日くらいはのんびりしたいものだ」
「そうも言ってられないけどね」
「うぁ~やめてくれ~」
先悪だ、僕は鶏を育てながらもっと自由にいきる予定だったのに!!
「諦めなさい」
「エスパーか!」
愚痴愚痴いいながら門の屋敷の中に入った
コメント