詩集 ツキアカリ

四ノ宮雪子


世界を照らす彼は御日様

ぽかぽか、ほやほやと冷め切った世界を温める

朝早く学校に来た生徒も

電車を待っているサラリーマンも

彼の温もりを受けて生きている

どんなに悪い泥棒でも

どんなに凶悪な殺人鬼でも

いずれは皆、彼の元へ帰る

彼の火影をたどっていく

彼の光は世界を照らす

どんな人にも平等に道を与える

私はそんな彼が大好きで、ずっと一緒にいたいと思っている

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