異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

閑話 嵩樹君中学生


これは嵩樹が異世界に飛ばされる前の話である

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「おい、聞いてるのかよ」

「お、おう聞いてるよ」

男子生徒二人が話していた

「嘘つけ 今、お前 真由美ちゃんのこと見てただろ」

「ば、んなわけねえだろ!」

図星を突かれて慌てる

「やめとけよ お前じゃ到底相手にされないから」

「だから違うって言ってるだろ!」



「ねえ真由美 健太がまたこっち見てるよ」

「どうするの 真由美」

男子が見詰めていることをネタにからかう

「どうするって成岡君はただのクラスメイトだし、、、」

真由美は若干困ったように返す

「か~ これは脈なしですなぁ」

「真由美は嵩樹君一筋だもんね」

「ちょ、ちょっと美香!」

隠していたはずのことを言われて赤面する

「おっと、噂をすれば」

「え?」

美香の言葉に視線を向けると嵩樹が丁度教室に入ってくるところであった

「おはよう 嵩樹」

「ああ、おはよう 後藤さんもおはよう」

「お、おはようございましゅ!?」

緊張で思いっきり噛んでしまう



「あう~ 絶対変な子だと思われた」

「大丈夫よ かなりあざとかったけど、男子はそういうところにきゅんと来るんだから」

「私別にあざとくないもん、、、」

友人の言葉にしばらくむくれる真由美であった



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嵩樹君、元の世界でも、、、本人気が付いていないからノーカンですね










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