閉じる

異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第五話 シャーロット


「マスター! 離れてください!」

「えー やだ」

嵩樹に抱き着いたシャーロットはなかなか離れようとしない

「あー シャーロットさん」

「ロッテでいいよ」

「ロッテさん」

「ロッテ」

「ロッテ 離れてくれないかな?」

シャーロットの圧力に屈する嵩樹である

「なんで?」

「なんでって、それはその いろいろと当たってるから」

いきなり抱き着かれた嵩樹は、不安定な姿勢で受け止めてしまい シャーロットを落とさないようにするためショーロットの体を密着させているのであった

「お兄ちゃんのエッチ」

シャーロットはいたずらっぽく笑いながらそう言った

「タカキさん」

「タカキ」

ミーナは悲しそうな顔で、フィーアは絶対零度の視線で嵩樹を見ていた

慌てた嵩樹は弁明しようと動いた

「いや! これは不可抗力だから!」

その時 バランスが崩れ、シャーロットを支えていた手に力が入った

「ヒャ! お兄ちゃん、、、おしり触るのはいいけど、もっと優しくして」

ピキ

その瞬間部屋の中にひびの入る音がした

音のした方を見ると窓ガラスにひびが入っており

その窓ガラスの近くに立っていたフィーアからは大量の魔力が流れ出ていた

《あ、これ死んだわ》

嵩樹が死を覚悟した瞬間であった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フィーアさん、激おこぷんぷん丸
果たして嵩樹は生き残ることが出来るのか!?
魔力とは魔素を大気中から取り込んだ後、体内で精製されたものです


「異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く