異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第七話 コーン村へ

オークに捕まっていた女性と子供たちを助けた嵩樹は彼女たちの村であるコーン村に向かうことになった

《えへへ、、、美少女と共同生活》

助けた少女とのこれからについて考えている嵩樹であったがふとあることに気が付いた

《そういえば、まだ彼女の名前聞いてないな》
名前を知らないことに気が付いた嵩樹は思い切って聞いてみることにした

「そういえばまだ名前言ってなかったね、僕は嵩樹っていうんだ君は?」

「タカキ様ですね、私はフィーアと言います」

「フィーアさんだね、僕のことはタカキって呼んでくれればいいから」

「いえそんな!? 命の恩人を呼び捨てにするんなんてできません」

「そんな改まらなくてもいいよ、僕はただ助けたかっただけだから」

嵩樹の考えは変わらないと感じたフィーアはついに折れた

「分かりました、ですがそれなら私のこともフィーアとお呼びください」

「うん、これからよろしくねフィーア」

「はい、、、タカキ」

フィーアは少し顔を赤くしながら嵩樹の名前を呼んだのであった


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「さてそれじゃあ、出発しようか!」

嵩樹と女性たち一行はコーン村に向けて出発した

「へー それじゃあフィーアは一人っ子なんだ」

「はい、だからタカキが家に来てくれたら弟が出来たみたいで嬉しいなーて思ってました」

《あはは、、、弟か、、、はあ》

話していて判明したことはフィーアは一人っ子で両親と共に暮らしており年齢は16歳であった
ちなみに嵩樹は地球では高校一年生で15歳である

「フィーアの家族に会うの楽しみだな」

「はい、きっと両親もタカキのこと気に入ると思います お母さんの料理とても美味しいですから楽しみにしていてくださいね!」

「うん、期待しているよ」


side子供達
「フィーアちゃんとお兄さん仲よさそうだね」
「うん、将来は間違いなくふーふだね」
「だねー 来年には子供いたりして」
「「「きゃー」」」
姦しい子供年長組であった


side大人
「フィーアさん、なかなか結婚しないから心配してたけど、ついにお婿さん見つけたみたいね」
「そうね、それにしてもフィーアちゃっかりしてるわよね」
「いい夫婦になりそうね」
「・・・」
「ケーネ、このままだと村の16歳以上で結婚してないの貴方だけになりそうね」
「うぅ、、、」
こちらは姦しいとは違う意味でにぎやかな大人たちであった



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この世界における結婚年齢は大体15歳です(コーン村のような小さな村では大体13歳で結婚します)
ケーネ 18歳 状態:行き遅れ




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