異世界に飛ばされた僕は≪槍術士≫として生きていく

天元神楽

第一章 第一話 餞別

光が次第に収まり、嵩樹はついに異世界の地に足を踏み入れたのであった
「ここが異世界、、、なんもねー!!!!」
嵩樹の転移した場所は辺り一面草原が広がっていた、更には生えている草の背丈は1m程はあり見通しが効かない状態であった
「神様何でこんなところに送るかなて わぁっと! なんだこれ」
槍神に対して苦情を言っているといきなり目の前に半透明の板が現れたのであった
「なんだこれ えーと、すてーたす ぼーど、、、ステータスボード!?」
目の前に現れた板に書かれていた文字を読んだ嵩樹は書かれている内容に驚いた
「ステータスボードてゲームとかのあれだよな、、、俺本当に異世界来たんだ、、、」
嵩樹は自分が異世界に来たことを実感するのであった
「これって神様の言ってた餞別ってことなのかな」
「ほかににも何かないか」
嵩樹はほかにも餞別がないか探し始めた
「ん?麻の袋?」
他の餞別を探していると足元に袋が転がっていることに気が付いた
「服と水筒とパンとハムとお金?と手紙か」
袋の中に手紙を見つけた嵩樹は一先ず手紙を読むことにした
「えーと、なになに『この手紙を読んでいるということは無事に到着したということであろう、これからお主は槍が最強の武器であること証明するために多くの魔獣を狩ってもらうことになる、じゃがその前にお主には武器を授けようと思う、ミーティアと唱えてみよ』」
「ミーティア」
「うぉ!」
唱えた瞬間、嵩樹の手には槍が握られていた
「ん?この槍どこかで見たような、、、まあいいや」
「つずきはっと『其の槍はお主を貫いた槍である』だから見覚えあるんだ」
「『其の槍はお主を貫いたときにお主の一部となったそのためお主が念じればどんなに遠くにあろうともお主の下に戻ってくる』へーそれは便利そう」
「『其の槍と共にお主は槍が最強の武器であることを世界に知らしめるのじゃ!!!』」
「『追伸、スロウス王国の王都のすぐそばに送ったゆえ王都の冒険者ギルドに向かうとよい、王都は城壁があるからすぐにわかるであろう』」
「えーと、城壁、城壁、、、」
嵩樹は周囲を見回した
「神様、、、城壁なんて何処にもないよー!!!」
毎回のように何らかのへまをする残念な神様であった

  天界『くしゅん、、、忌々しい花粉め』

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ステータスボード
Level:1
HP:50(+100)
MP:0(-500)
ATK:10(+100)
DEF:5(+52)
INT:7(+15)
SPD:4(+30)
装備品:麻の服(DEF+2)
加護:槍神の加護(HP+100 ATK+100 DEF+50 INT+15 SPD+30 MP-500)
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現在地:ナルクス大平原


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