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46 ミヅキ&トエムの戦い
ミヅキの拳は虚しくかわされた。
「キレが悪いねえ、そっちの手は使えないのかいボウヤ」
「うるっせ!」
敵のとばしてきた鉄のヤリを片手で溶かす。
「お前に鉄は無駄だったな!!」
 
鉄男は鉄のヤリを投げる。
ヤリはミヅキではなく、ミヅキの後ろで戦うトエムの方へ…。
「やべぇ、トム!!」
ズゴオオォォォン。
アレンの溶岩の壁がギリギリで止める。
「あっぶね…おーいミヅキ君。流れ弾はよしてくれ」
トエムがミヅキをおちょくるように言う。
「悪いって!っつうか流れ弾じゃねえ」
「お前ら、俺は先に行く!特に心配してねえが、早く来いよ!」
煙男がアレンの横で気絶している。
「わかった!!」
「了解っ」
アレンはミヅキとトエムを残し先へ行く。
「俺らも早く行こう」
「おうよっ」
トエムは手から水圧の高い水を出し、火男を壁に打ちつける。
「マグマ使いが消えたな」
鉄男が細長いはいを雨のように大量に飛ばす。
「ぐっ…」
ミヅキはトエムの方へいかないよう片手でだせる最大限の炎で食い止める。
アレンが手元から離れたところにマグマをだすようにミヅキも炎を出したいが、あれはまだ修行しないとできない。
トエムは水圧の檻をつくり、火男の自由を奪う。
「ミヅキ!こっちに飛ばせ!檻を一瞬開ける!!」
「うん!」
ミヅキは鉄男にいっきに詰め寄り、燃える右足で蹴り飛ばす。
「っしゃあああああああ!!」
トエムがさっと檻に穴を開け、鉄男を入れる。
「トム!」
ミヅキはアレンが倒していった煙男も蹴り飛ばす。
「げ、きっつきつじゃん」
3人を入れた檻を見てトエムが苦笑する。
「どうするのこれ。檻にいれっぱだと、トムここ動けねぇじゃん」
「なんだお前、知らないのか」
トエムが水圧の檻から手を離しても、檻は消えない。
「俺が意識を失うまで、まあ今日なら寝るまでこの水圧の檻は消えない。アレン隊長の溶岩だって同じだろ?」
「そうなんだ…便利だな、俺のは火だから消されちまう」
「まぁ石によって特性は違うよな。あ!こいつらからナタストーン奪っておこう」
「そうだね」
3人からナタストーンをとり、2人は先へ急いだ。
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