皇子様にスルーされたら、ヤンデレ騎士?に愛されました

ブラックベリィ

028★結婚を申し込まれた………その後は………


 すると、きっちりと着込んでいたはずなのに、アラン様の上半身は何も身につけていませんでした。
 どうやら魔法で服を脱いだようです。

 その状態で、私の被っていた毛布を取り上げてくれました。
 うっわぁぁぁ~ん…私ってば、全裸を再びアラン様に晒しています。
 恥ずかしくて、死ねる気がします。

 頬どころか全身が、恥ずかしさで赤く染まっているのがわかります。
 何の意味も無いってわかっていても、思わず目を閉じてしまいました。 
 するともう1度、パチンという音が聞こえます。

 そして、私にアラン様の素肌が………。
 これって、私の上に、アラン様の裸の胸が触れているってことぉぉ~。
なんて思っていたら、アラン様が………。

 心臓が興奮しすぎで止まってしまいそうです。
 逃げたいソレが出来ないなら、毛布を被って身体を隠したいなんて思っていたら、アラン様が甘く囁いてくれました。

 「ここは、静香に
  私の愛を

  信じてもらえるまで
  頑張りますよ

  早く私の愛を
  認めてくれないと

  皇帝陛下に
  今日は、会えなく
  なりますね

  まぁ明日でも
  良いんですけどね

  でも、会見を
  キャンセルした

  理由を言う必要が
  ありますねぇ~……
  ねっ…静香」

 この発言でいくと、今日の皇帝陛下との謁見を、2人で時間を忘れてぴーしていたからって、アラン様は言う満々な気がします。
 そんな恥ずかしいコト(私の初体験を、皇帝陛下やその側近に知られること)されたくありません。
 
 「まっ…まさ…か…」
 
 蒼褪める私に、アラン様の麗しいアップが迫ってきます。
 思わず私は目を閉じてしまいます。
 もう…条件反射になっている気がします。

 舌と舌を絡める濃厚な口付けをされて、私の意識は朦朧としてきます。
 だって、気持ち良いんです。
 彼氏いない暦=年齢な清らかな乙女の私に、色々なコトを教えてくれたのはアラン様です。 

 だから、アラン様が煽ってくれると私の身体は、熱くなり反応します。
 えぇ~え反応しちゃいますよ(号泣)………アラン様ってテクニシャン?
 あっちこっち弄られて…口付けされて…もう…呼吸もツライのにぃ………。

 訴えても、泣いても、叫んでも、意地悪な好意?行為?なんだけど蕩けるような優しい顔してるの。
 なんで、おかしいよぉ~でも…気持ち良くって…つらいの…もう、ダメ。

 「あっ…あ…らん…
  さぁ~まぁ……

  もう…ゆっゆる…
  許して…ほっ…

  欲しいのぉ…
  あっ…ら…ん…さま」

 苦しい呼吸を何とか整えながら、私はやっとの思いで言葉を紡ぐ。
 だって、これ以上は……清らかな乙女じゃなくなりそう…なんだもん。
 私の全身で、アラン様の唇と舌が触れて無い場所ってあるの?って状態なんだよぉぉ~………。




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