初級技能者の執行者~クラスメイトの皆はチート職業だが、俺は初期スキルのみで世界を救う!~
第46話 雹狼山と女王と王子の話
私達はヨウイチに頼まれ、町の方へと情報収集をする事になりました。
町はフィルネル王国と程ではないですが、賑わっています。
人通りが多いのか、あちらこちらで白い息が目立っていた。
先頭に立っていた、アクレアはヨウイチと同じようにフードを深く被り、マスクをしていた。
「あくれあ、寒いのかー?」
アクレアはちらりを後ろを見て話す。
「いや、私はスノーガーデンの出身なのは知っているだろう?少なからずも私の事を知っている者もいるんだ。
なんせ、この町は私は既に"存在"しない人物だからね。」
そう、顔の表情は見えないが、優しい声をしているが多少の怒りを感じていた。
どうやら、昔何かあったようだ。
「この町は嫌いなのかー?」
ファフニーは何か察したように、無邪気な子供の用に質問をする。
アクレアはクスリと笑う。
「"町"は嫌いじゃないさ、この町は綺麗だから好きだよ。」
そう言って、アクレアは拳をぎゅっと握り閉め、ゆっくりと王宮を見つめた。
アクレアは王宮で何かあったのかな?
私は深くは聞かないことにした、いずれ教えてくれると思うから。
私達は王宮に近づけば近づくほど、人々は忙しそうに準備をしているのが見えた。
私は気になって、聞いてみることにした。
丁度、ベンチで休憩している男に話しかけた。
私達が話しかけると怪しまれそうだから、見た目が"子供"なファフニーに頼むことにした。
私は"ないすばでぃ"だから怪しまれちゃうね。基地の人達にロリとか色々言われてるけど、そんな事ないと否定しよう
さっそく、ファフニーが聞きに行った。
「おじさん、何してるのー?」
「おう?可愛らしいお嬢ちゃんじゃないか、今は色々準備忙しいんだ。」
「おう?準備とは?」
「なんだ、知らないのか?」
そう言うと、顎を触りながら説明してくれた。
「もう少しで、この国を統治するヴォルティ家の娘のスカラ様と東の国の王族のニルヴァフ様との結婚式が開かれるんだ。」
どうやら、この騒ぎは結婚式が開催されるかららしい。
おじさんはベンチに置いてあるお茶を一気に飲み干して、立ち上がる。
「さて、お嬢ちゃん!俺は仕事にもどるぜ!」
そう言って、ファフニーの頭をくしゃくしゃに撫でて、自分の持ち場に戻っていた。
ファフニーもこっちに戻ってくる。
「撫でられたのだ~」
そう言って、何処か嬉しそうに言った。
うん、完全にペット扱いされてるなと
すると、王宮の方から何やら騒めいていた。
「あ、王女様よぉーーー!!ステキー!」
「スカラ様!こっちを見てー!!」
「おい!あっちはニルヴァフ王子じゃないか!」
「キャー!やっぱりあの二人はお似合いよねー!」
どうやら、ご本人様の登場のようだ。
二人は市民達に手を振る、紫髪で赤い瞳、凛とした顔立ちの人がこの国の王の娘、スカラで隣にいる、身長が高く、しっかりした体つきをしているのがニルヴァフ王子のようだ。
「・・・ん、結婚式はまだなのに二人でもう過ごしているの?」
アクレアが詳しく話す。
「それはですね、スノーガーデンの王族同士の結婚は九日間は一緒に結婚前に過ごすんですよ。
その事を"聖なる結婚"と言うんです、スノーガーデンの王族する際に結婚相手はこちらで暮らすのに相手が相応しいかどうかを親達が見極めるんですよ」
「・・・なるほど」
私達はその様子を眺めていると、王女と目が合う。
王女はニッコリと笑う、その瞬間、周りの人達が更に盛り上がる。
何故、こっちに向けて笑ったのだろうか?
私は魔眼で見ようとした。
「・・・?」
「どうしたのですか?」
「ん、何でもない」
魔眼の調子が悪いのか?
魔力のもやが"無数の目"になってこちらを見ていた、まるで監視するか用にだ、警戒してる?
すると、ファフニーが何かむずむずしていた。
「どうしたのファフニーさん」
「なんだか、あの女を見るとムズムズするのだぁー何だか嫌な感じがするのだ」
そう言って、ファフニーは王女に向って指を差す。
アクレアは慌てて、ファフニーの腕を掴み、指を差すのをやめさせた。
「王族に向けて、指を差すなんて厳罰物ですから駄目ですよ」
「わかったのだぁー」
その後、情報を集めようと探しまわるが、大した情報を得られる事はなかった。
私達は一息つこうと、酒場で何か食事をする事にした。
食事を取っていると、何やら男たちが話てた。
「おい、聞いたか?また血黒病で死人が出たらしいぜ、もう何件目なんだ。
この国は大丈夫だろうか、しかも時期が時期だしよ、もう後4日目で結婚式だぞ」
「あぁ、誰かが玄武王を怒らしたからと言っているぞ」
「おいおい、そりゃ初耳だぜ、どういう事だ?」
「そこまでは知らねぇが、なんでもあの山"雹狼山"に誰かが登ったと目撃情報があるらしいぞ」
「おいおい!あそこに向かう道は24時間体制で監視してる筈だぞ!それにだ、山に登っても良いのは"王族"だけの筈だぞ!」
「だよなぁ、でも王族が通った形跡はないと言ってるんだ、だとすれば一般人以外にしかいないだろうな。」
「なんて、罰当たりな・・・、そりゃお怒りになられるわけだ、ったくよぉとんだとばっちりだよなぁ、迷惑な話だ」
男達はその後、他愛ない話をして出ていくのだった。
"雹狼山"・・・、玄武王がいる場所は分かっただけでも成果だった。
「雹狼山か・・・、詳しく調べる必要ありますね」
アクレアは雹狼山に調べようとと図書館に行こうと提案する。
もしかしたら、玄武王の記事もあるかもしれないとその提案に乗ることにした。
後は雹狼山の周りを気づかれずに調査しなければならないのですが・・・、今は無理そうだ。
私達の目標が決まり、図書館に行くことになった。
―――――――――――
私は鎧を着て、さっそく仕事を取り掛かることにした。
すると、誰かがノックしてくる、私は返事をする。
「はい、どうぞ」
すると、紫色の凛とした女性が入ってきた。
私は立ち上がり、女性はこちらに向って挨拶をする。
「初めまして、遠い所までありがとうございます、勇者様
私はこの国の次期女王のスカラ=ヴォルディです本日はよろしくお願いします。」
そう言うと、私も挨拶をすぐに返した。
「私は御剣 正義と申します、こちらこそよろしくお願いします」
お互いに挨拶を言ったところで握手をした。
まるで、氷の用に冷たい手だった、私は不思議に思い聞いた。
「手が冷たいですね、どこか寒い所にでも行きましたか?」
「いえいえ、私は生まれつき、普通の人より体温が低いだけなんです。」
「そうですか、いらない気遣いでしたね、すみません」
私は王女に連れられ、城の中を案内された。
フィルネル王国とは違って、全体的に白く、お城というよりも教会に近い感じがした。
「さて、今回は既に聞いていると思うんですが護衛をお願いしました。」
「えぇ、そうですね。」
「少なからず私達、ヴォルディ家の事を狙う輩もいるので、その為に勇者様をお呼びいたしました。」
そう話していると、前の方から背の高い男性がこちらへ歩いてくる。
その男は手を振るなりして、近づいて歩いてくる。
「やぁ、スカラ王女・・・、今日も麗しい」
その男性はスカラを見るなら頬を赤らめる、しかし対する王女は
「ニルヴァフ王子、ご機嫌麗しゅう、今日は何処かへ?」
王女はクスリと笑う、だがその笑い方に違和感があった、確信をもって言えないが作り笑いをしてるように見えた。
「あ、あぁ、ちょっと食事を行こうと思ってだな、どうだ?スカラ王女も行かないか?」
「あら、良いのですか?」
「あぁ!勿論ともスカラ王女とは色々話したかったんだ」
どうやらデートのお誘いの用だ、ニルヴァフ王子は何だか初々しかった、どうやらスカラ王女の事を本当に好きみたいだ。
いいなぁ、私もいつかは誘われてみたいものだ。
そこでようやく、王子はこちらに気づいた。
「スカラ王女、そちらの女性は?」
「こちらはフィルネル王国から来た、勇者様でございます」
「初めまして、御剣 正義と申します、ニルヴァフ王子よろしくお願いします。」
「おぉ!勇者様でしたか!お初にお目にかかります!私は東の国から来ました、ニルヴァフと言います!遠いところまでスカラ王女の為にありがとう!」
男は私の手で両手で握るなりして、大きく振った。
私はあまりのも相手が大きく振るおかげで私の身体が宙に浮かびそうになっていた。
「あわわわ・・・・」
「王子、そこまでにしたらいかがでしょうか?勇者様が戸惑っていますよ」
「おっと、すまない・・・」
そう言って、直ぐに手を離した。
やばい、クラクラする・・・、あとでキュアを掛けておくか・・・。
私達は外出するのであった。
町はフィルネル王国と程ではないですが、賑わっています。
人通りが多いのか、あちらこちらで白い息が目立っていた。
先頭に立っていた、アクレアはヨウイチと同じようにフードを深く被り、マスクをしていた。
「あくれあ、寒いのかー?」
アクレアはちらりを後ろを見て話す。
「いや、私はスノーガーデンの出身なのは知っているだろう?少なからずも私の事を知っている者もいるんだ。
なんせ、この町は私は既に"存在"しない人物だからね。」
そう、顔の表情は見えないが、優しい声をしているが多少の怒りを感じていた。
どうやら、昔何かあったようだ。
「この町は嫌いなのかー?」
ファフニーは何か察したように、無邪気な子供の用に質問をする。
アクレアはクスリと笑う。
「"町"は嫌いじゃないさ、この町は綺麗だから好きだよ。」
そう言って、アクレアは拳をぎゅっと握り閉め、ゆっくりと王宮を見つめた。
アクレアは王宮で何かあったのかな?
私は深くは聞かないことにした、いずれ教えてくれると思うから。
私達は王宮に近づけば近づくほど、人々は忙しそうに準備をしているのが見えた。
私は気になって、聞いてみることにした。
丁度、ベンチで休憩している男に話しかけた。
私達が話しかけると怪しまれそうだから、見た目が"子供"なファフニーに頼むことにした。
私は"ないすばでぃ"だから怪しまれちゃうね。基地の人達にロリとか色々言われてるけど、そんな事ないと否定しよう
さっそく、ファフニーが聞きに行った。
「おじさん、何してるのー?」
「おう?可愛らしいお嬢ちゃんじゃないか、今は色々準備忙しいんだ。」
「おう?準備とは?」
「なんだ、知らないのか?」
そう言うと、顎を触りながら説明してくれた。
「もう少しで、この国を統治するヴォルティ家の娘のスカラ様と東の国の王族のニルヴァフ様との結婚式が開かれるんだ。」
どうやら、この騒ぎは結婚式が開催されるかららしい。
おじさんはベンチに置いてあるお茶を一気に飲み干して、立ち上がる。
「さて、お嬢ちゃん!俺は仕事にもどるぜ!」
そう言って、ファフニーの頭をくしゃくしゃに撫でて、自分の持ち場に戻っていた。
ファフニーもこっちに戻ってくる。
「撫でられたのだ~」
そう言って、何処か嬉しそうに言った。
うん、完全にペット扱いされてるなと
すると、王宮の方から何やら騒めいていた。
「あ、王女様よぉーーー!!ステキー!」
「スカラ様!こっちを見てー!!」
「おい!あっちはニルヴァフ王子じゃないか!」
「キャー!やっぱりあの二人はお似合いよねー!」
どうやら、ご本人様の登場のようだ。
二人は市民達に手を振る、紫髪で赤い瞳、凛とした顔立ちの人がこの国の王の娘、スカラで隣にいる、身長が高く、しっかりした体つきをしているのがニルヴァフ王子のようだ。
「・・・ん、結婚式はまだなのに二人でもう過ごしているの?」
アクレアが詳しく話す。
「それはですね、スノーガーデンの王族同士の結婚は九日間は一緒に結婚前に過ごすんですよ。
その事を"聖なる結婚"と言うんです、スノーガーデンの王族する際に結婚相手はこちらで暮らすのに相手が相応しいかどうかを親達が見極めるんですよ」
「・・・なるほど」
私達はその様子を眺めていると、王女と目が合う。
王女はニッコリと笑う、その瞬間、周りの人達が更に盛り上がる。
何故、こっちに向けて笑ったのだろうか?
私は魔眼で見ようとした。
「・・・?」
「どうしたのですか?」
「ん、何でもない」
魔眼の調子が悪いのか?
魔力のもやが"無数の目"になってこちらを見ていた、まるで監視するか用にだ、警戒してる?
すると、ファフニーが何かむずむずしていた。
「どうしたのファフニーさん」
「なんだか、あの女を見るとムズムズするのだぁー何だか嫌な感じがするのだ」
そう言って、ファフニーは王女に向って指を差す。
アクレアは慌てて、ファフニーの腕を掴み、指を差すのをやめさせた。
「王族に向けて、指を差すなんて厳罰物ですから駄目ですよ」
「わかったのだぁー」
その後、情報を集めようと探しまわるが、大した情報を得られる事はなかった。
私達は一息つこうと、酒場で何か食事をする事にした。
食事を取っていると、何やら男たちが話てた。
「おい、聞いたか?また血黒病で死人が出たらしいぜ、もう何件目なんだ。
この国は大丈夫だろうか、しかも時期が時期だしよ、もう後4日目で結婚式だぞ」
「あぁ、誰かが玄武王を怒らしたからと言っているぞ」
「おいおい、そりゃ初耳だぜ、どういう事だ?」
「そこまでは知らねぇが、なんでもあの山"雹狼山"に誰かが登ったと目撃情報があるらしいぞ」
「おいおい!あそこに向かう道は24時間体制で監視してる筈だぞ!それにだ、山に登っても良いのは"王族"だけの筈だぞ!」
「だよなぁ、でも王族が通った形跡はないと言ってるんだ、だとすれば一般人以外にしかいないだろうな。」
「なんて、罰当たりな・・・、そりゃお怒りになられるわけだ、ったくよぉとんだとばっちりだよなぁ、迷惑な話だ」
男達はその後、他愛ない話をして出ていくのだった。
"雹狼山"・・・、玄武王がいる場所は分かっただけでも成果だった。
「雹狼山か・・・、詳しく調べる必要ありますね」
アクレアは雹狼山に調べようとと図書館に行こうと提案する。
もしかしたら、玄武王の記事もあるかもしれないとその提案に乗ることにした。
後は雹狼山の周りを気づかれずに調査しなければならないのですが・・・、今は無理そうだ。
私達の目標が決まり、図書館に行くことになった。
―――――――――――
私は鎧を着て、さっそく仕事を取り掛かることにした。
すると、誰かがノックしてくる、私は返事をする。
「はい、どうぞ」
すると、紫色の凛とした女性が入ってきた。
私は立ち上がり、女性はこちらに向って挨拶をする。
「初めまして、遠い所までありがとうございます、勇者様
私はこの国の次期女王のスカラ=ヴォルディです本日はよろしくお願いします。」
そう言うと、私も挨拶をすぐに返した。
「私は御剣 正義と申します、こちらこそよろしくお願いします」
お互いに挨拶を言ったところで握手をした。
まるで、氷の用に冷たい手だった、私は不思議に思い聞いた。
「手が冷たいですね、どこか寒い所にでも行きましたか?」
「いえいえ、私は生まれつき、普通の人より体温が低いだけなんです。」
「そうですか、いらない気遣いでしたね、すみません」
私は王女に連れられ、城の中を案内された。
フィルネル王国とは違って、全体的に白く、お城というよりも教会に近い感じがした。
「さて、今回は既に聞いていると思うんですが護衛をお願いしました。」
「えぇ、そうですね。」
「少なからず私達、ヴォルディ家の事を狙う輩もいるので、その為に勇者様をお呼びいたしました。」
そう話していると、前の方から背の高い男性がこちらへ歩いてくる。
その男は手を振るなりして、近づいて歩いてくる。
「やぁ、スカラ王女・・・、今日も麗しい」
その男性はスカラを見るなら頬を赤らめる、しかし対する王女は
「ニルヴァフ王子、ご機嫌麗しゅう、今日は何処かへ?」
王女はクスリと笑う、だがその笑い方に違和感があった、確信をもって言えないが作り笑いをしてるように見えた。
「あ、あぁ、ちょっと食事を行こうと思ってだな、どうだ?スカラ王女も行かないか?」
「あら、良いのですか?」
「あぁ!勿論ともスカラ王女とは色々話したかったんだ」
どうやらデートのお誘いの用だ、ニルヴァフ王子は何だか初々しかった、どうやらスカラ王女の事を本当に好きみたいだ。
いいなぁ、私もいつかは誘われてみたいものだ。
そこでようやく、王子はこちらに気づいた。
「スカラ王女、そちらの女性は?」
「こちらはフィルネル王国から来た、勇者様でございます」
「初めまして、御剣 正義と申します、ニルヴァフ王子よろしくお願いします。」
「おぉ!勇者様でしたか!お初にお目にかかります!私は東の国から来ました、ニルヴァフと言います!遠いところまでスカラ王女の為にありがとう!」
男は私の手で両手で握るなりして、大きく振った。
私はあまりのも相手が大きく振るおかげで私の身体が宙に浮かびそうになっていた。
「あわわわ・・・・」
「王子、そこまでにしたらいかがでしょうか?勇者様が戸惑っていますよ」
「おっと、すまない・・・」
そう言って、直ぐに手を離した。
やばい、クラクラする・・・、あとでキュアを掛けておくか・・・。
私達は外出するのであった。
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