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初級技能者の執行者~クラスメイトの皆はチート職業だが、俺は初期スキルのみで世界を救う!~

出無川 でむこ

第12話 一方その頃・・・の話

黒杉が修業している中で・・・。


一方、美空と一樹達は黒杉がいなくなってから、一ヶ月経っていた。


美空はベランダの柵に寄りかかり上を向いて、青い空を眺めていた。
眺めるたびに、あの時の光景を思い出す。
あと少しで届かなかった、あの手を思い出すのだった
美空は口を?み締める


私は思う。
もっと、力が欲しい、二度とあの悲劇を起こさない為に


「楊一・・・。」
私は楊一の名前を呟き、部屋に戻った。
椅子に掛けてある、剣を手に取って部屋から出る事にした。


広い廊下に出て、私はこのまま訓練所に向かうことにした。
今日は一樹に戦闘を手伝ってもらう約束をしてから、遅刻はしないようにと10分前に行くようにした。


歩いていると、こちら側に歩いて向ってくる男がいた。
あの人は、板野だ。
楊一がいなくなってから、やたら絡んでくる用になってきた。


私に気づいた彼は、手を振ってやってくる!
「晴渡さん!!今から訓練ですか!」
「えぇ、そうだけど?」


彼は訓練だと分かったと知ると、一緒について行こうした。
「ごめんなさい・・・、今日は友達訓練する予定だから、また今度にしてほしい」
「あぁ、そうですか・・・それは残念だ。」


正直、鬱々しかった
クラスメイトが一人いなくなったのに、彼はいつも通りで平気でいたのが、腹立たしかった。
なんで、平気なの?どうして?
楊一にいつもちょっかい出してる事は知ってた。
それを見てるだけでも嫌なのに、さらに気分が悪くなる。
これ以上、自分がもっと嫌な気分になる前に、板野からその場から立ち去ろうした。
立ち去ろうとする、後ろから「次は絶対ですよー!」って聞こえたが無視する事にした。


気分を紛らわす為に、廊下に見える景色を眺めることにした。
高いところから見える町は綺麗だった。
そして、あちらこちらに人が見える、とても活気のある王国だった。
下を見ると、今から向かう訓練所が見える。
兵士達が訓練している姿も見えた。
すぐ近くに、訓練所の近くに町が見えるが、殺風景だった。


私は景色を眺めながら、歩いていると城の鐘がなった。


―――ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・。


「いけない!遅れちゃう!」
景色に長く眺め過ぎたせいで、約束の時間が過ぎてしまった。


「っく・・・!仕方ない!奥の手!!」
私は近道をつかうべく、スキルを発動する!
足に魔力を込めて、そして窓から飛んだ。


「スキル!「跳躍」!!」
私は高く高く飛んだ、このまま訓練所に向かう!!
高く飛んだ私は風を感じる。
気持ちが良い
さっきまでの、嫌な気分が吹き飛ばされるようだった。


跳躍飛んでいると、一樹達の姿が見えてきた。
それに気づく、一樹は周りの人に退避させる合図が見えた。
訓練所に着地まであと少し、私はスキルを唱える。


そして、ギリギリの所で地面に向けてスキルを唱え発動させた。


「風牙!(ウィンドネル)」
スキル発動させ、着地ダメージを相殺させた。
砂煙が舞う、一樹のゲホゲホした、声が聞こえる。ごめん!
煙が晴れると、一樹と七海の姿があった。


一樹はちょっと叱るような口調で言う。
「おいおい!あぶねぇだろうが!!」
「ごめんごめん!遅れそうになったからさ!」
「軌光石で念話すればいいだろ!」


正論である、っく・・・!言い返せない!
「あはは、ごめんね?」
「ったく、気をつけろよな」


一樹はそう言って、ッニっと笑い
そのまま、訓練するのであった。



――――― 一方、板野はというと・・・。


自分の部屋に戻る。
板野は、美空に会えて興奮する気持ちを抑えてた。
口元は不気味に口角を上げる。


「イヒッ、ヒヒ・・・美空さン・・・は僕の物に・・・。」
目ざわりの、アイツが消えたんだ。


「時間かかってしまったヨ・・・、それも全部アイツのせいだ!!」
そうだ、全てはアイツだ、アイツのせいで振り向いてくれなかった!


「でも・・・、今はアイツはいない、そうだ!!いない!!」
アイツは奈落にそこに落ちたんだ!生きてるはずがない!


「運が良かったよ・・・、あんなところに、ヒビが入って。」
運は僕に味方にしてくれたんだ!


「あぁ~!晴渡さん!美空さん・・・!ハァハァ」
そう言って、ポケットから何かを取り出す。
美空の写真だった。
板野は、写真を舐めながらうっとりする。


「もう少し、僕のモノになるんだね…、あぁあああああ!」
なんて、素晴らしいんだ!!
きっと、次は僕に振り向いてくれる筈!
部屋には美空の写真がびっしり埋まっていた。


「俺は忘れないよ・・・?、君は僕を助けてくれたんだ!」
写真には色々あった、笑ってる顔や、怒ってるかお、
入浴してる、下着姿・・・、今まで彼が撮った写真の用だ。


「僕は君の事、何でも知ってるんだ、ヒヒ、イヒヒh!」
板野は既に壊れていたのだ。
愛し過ぎる、愛は狂気に染まっていた。


「あぁ、綺麗だなぁ・・・、いっそうの事、犯すして絶望させて、私の物に・・・」
最初に汚すなら、俺が汚したい!


「いや、私にはまだ早いだろう!、もうちょっと距離を詰めて!」
そうだ、時間ならまだたっぷりあるんだ。


「それからじっくりと愛を育むんだ。」
きっと、伝わる筈


「僕は壊したい、彼女の泣く姿を、そして落ちてく姿を・・・!」
あぁ、想像するだけでも興奮する!
「ねぇ、見せてよ、俺達に・・・、目、口、白い肌、髪、耳、足
まとめて愛してあげるかラサ・・・」
そう言って、壁に張り付いた写真を舐める。


一人、その部屋でブツブツと話すのであった。




――――――訓練所



「ハァアアアアア!!!!雷閃光(らいせんこう)!!」
美空の剣が閃光の如く駆け抜ける。


「あまい!!」
一樹はその攻撃を肘と膝で挟みガードする。


「やるわね・・・!」
「お前もな!」
二人はお互いを突き放し、距離を取る。


その時、美空の背中からゾクッっとした。
そして、城の方向を見る。
その姿を見た、一樹は美空に話しかける。


「どうしたんだ、美空?よそ見をして」
「いや、何でもないわ」


わずかに感じる悪寒が、気持ち悪かった。
何かの予兆であろうか?
どうも嫌な予感がする。
しかし、感じた悪寒を背負ったまま、訓練を続けることにした。


「さ!続きよ!私たちはもっと強くならなきゃいけないんだからね」
「おう!そうだな!強くなって早くアイツの所に向いに行こうぜ!」


そう言って、嫌な予感を感じつつ私たちは訓練を続けたのだった。



          

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