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出無川 でむこ

第8話 フライヤー系統の食べ物は魔力が回復するようです。

どうも、飯河です。


何か、怪しい雰囲気になってきました。


ミディアさんがユグドラシルに何かが起きると言っているようです。




すると、ファレスが話はじめる。




「何が起こるというんです?」




「具体的には分からないわ」




魔王と言えども、分からないことは一つや二つはあるそうですね。


ただ、まだ確信はしていないがユグドラシルに何かかが起こるに違いないと


魔王は思っているのでしょう。




「それに、人間の王は何をやっているのです?


勇者を追放するとは、例えファレスよりも強いとは言えど、追放までするのかが分からないのですよ。


それなら、国に置くなりなんなりすれば良いのにね。」




確かにそうですね。


今まで国に尽くしていた勇者をいきなり、追放するとはあまり考えられないですね。


ましては、今まで魔物達の進行を止めていたのはファレスだったとミディアが言ってた。


どうやら魔王の持つ千里眼で今までの活躍を見ていたと言う。


その功績を知ってもなお、人間の王が何も与えずにファレスを無下に扱ったのだ。


ならば、考えられるのはファレスに知られてはマズイ事なのではという結論に至った。




「あと、なんでミディアの程が部下にやられたの?


未だに、信じられないんですが・・・。」




「あぁ、それはですね。」




ミディアは何故降ろされたのかを詳しく教えてくれた。


まず、裏切りの理由は人間への攻撃を止めた事の反発だった。


そして、裏切りを実行したは、七魔将軍の一人のスカラーと言う人物


彼はもっとも魔王に忠誠を誓った者と言われてたのだが、ある時にミディアを力を奪う為に禁断の呪術をミディアの隙をついて掛けたのだという。


そのおかげで、魔力と力が全てスカラーに吸われて無くなってしまったという。


その後、牢屋に閉じ込められたのだがミディアしか知らない抜け道を使って逃げ出したのだった。


そして、逃げてから一週間が経って、今ここにいると。




「でも、魔力と力が全部失ったといってたけど・・・。


さっきの魔力はなんだったの?」




「それは、わからない・・・、でも一つ考えられるとしたら、この食べ物かしら?」




そう言うと、ミディアは先ほど食べたナゲットのパッケージを見せた。


すると、ファレスは目を輝かせながら見ていた。




「ず、ずるいです!!他にも美味しいものがあったんですか!店長!!」




「美味しいのかわかりませんけど、種類はまだ沢山ありますよ?」




ファレスはナゲットを食べたそうに私を見ている。


いや、これ商品なんですが・・・。




「店長、ダメでしょうか?」




ファレスは上目遣いで見てくる。


私は悩んだ結果、また暴れるのも困るので作ってあげることにしました。


今回は、辛口ではなくチーズ味を提供することにした。




―――6分後




私は出来立てのナゲットを渡した。


ファレスは出来立てのナゲットを宝石箱を見つけたような感じで見つめる。


ファレスは爪楊枝でナゲットに刺し頬張る。




「おいしい!やっぱりここの食べ物は美味しいです!!」




ナゲットは直ぐになくなった。


ファレスは何処か寂しそうな顔をしたが、満足はしたそうだ。




「さて、満足した所で話を戻すわね」




ミディアはそう言って話を続けた。




「この食べ物のおかげで魔力が戻ったみたいなの、ただ・・・」




先ほどの赤いオーラはなかったのだ。


どうやら、魔力は持続は大体10分位そうだ。


だけど、失った魔力がほんの少し戻ったようだ。


そして、ミディアは言う。




「しばらく此処にいてもいい?」




「いきなりですね。」




ファレスはミディアの発言を聞いて、目を鋭くさせたが。


私が手で止めると、シュンとして黙った。


この状態のミディアさんだと危ないし、


人での事も考えると、構わないとの結論に至った。




「では、条件があります」




「ほう?私に条件か、いいでしょう聞くだけ聞きます。




私はミディアさんに近づいて、真っすぐ見つめる。


ミディアはそれを答えるかのように、目をそらさずに見つめる。




「一つは、店内では争わない事。」




「良いでしょう。」




「二つは、ここで働いて貰います、働かざる者は食うべからずです。」




「ふむ、分かったいいでしょう。」




ミディアは快く引き受けたのだった。


王に対して失礼なことをしてしまったが思ってた以上に寛大だった事にびっくりしたのだった。




かくして、朝を迎えたのだが・・・・。

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