コンビニが異店しました!~いらっしゃいませ!こちら世界樹中央店でございます!~

出無川 でむこ

第6話 お客様は、皆平等です!魔族や人間は関係無し!

どうも、店長の飯河です。


どうやら、私が拾った子は魔王だったらしいです。


取り合えず、店で暴れるのはやめてほしいので止めることにしましょう。




「ファレスさん、一旦落ち着きましょう。」




「店長!?目の前に魔王がいるんですよ?」




魔王でも、この店に入った時点でお客様なんで上下なんて気にしないんですが。


そう考えているとファレスは剣を魔王ミディアに向けて振る。




しかし、ミディアはただ防御をしているだけである。


そして、周りを気にするかのように商品を"全て"当てさせないように受け流している。


この少女は思っていた以上に、状況判断と周りを見ているこが分かる。




しかし、ファレスの攻撃はやむことはなかった。


ファレスは言う。




「なんで、攻撃してこないんですか!!


いつもの貴方なら、この周りを燃やし尽くすのに!!」




「・・・」




それは聞き捨てならない事聞いてしまった。


魔王が怒る前に止めなければならない。


そんなことされたら、商品が全部駄目になってしまう!!!!




私はファレスさんを間に入り。


正面から攻撃する腕を掴み、捌いた。




「ふぇ!?」




ファレスは突然の事か変な声を出してしまう。


そのまま側面に入り、体勢を崩したファレスの首の裾を掴み


もう片方の腕でファレスの首をもう片方の腕で流すように投げ飛ばす。




合気道の入身投げだった。




ファレスは何が起こったか理解してなかった。


"普通"の一般人に投げ飛ばされたからだった。


しばらくして、ファレスは起き上がる、何が起きたか未だに理解していないようだ。




後ろにいる、ミディアもポカンとした顔で、勇者を見つめる。


そして、ミディアが話す。




「お、おい!!今のはなんだ!?見たことない武術だぞ!?」




ミディアから見たら、未知な攻撃だった。


この世界での武術は主にクレーターを作ったり、ビームを出したりするらしい。


そしてようやく、ファレスは立ち上がり話す。




「店長さん!どうして魔王庇うのですか!?相手は魔族なんですよ!」




興奮する、ファレスだった。


私はファレスに近づいて、肩に手を置く。


そして私は話す。




「ファレスさん、ここに来た人は皆、お客様なんですよ。


私にとってはこの人はお客様には変わりないんです。


このお店は、勇者だから優遇しましか?」




「で、でも・・・!」




私は何か言いたそうにする、ファレス。


しかし、私はそれを許さなかった。




「いいですか、このコンビニでは魔族も人間も関係ありません。


買いに来てくれる人は全員お客様です。」




「でも!魔族は沢山の人を!!」




「それは人間側でも言える事ではないでしょうか?」




「へ?」




ファレスは私の発言で、目を丸くした。


そう、この世界はユグドラシルによって支えられている。


そう人間も魔族も。


ユグドラシルは平等に力を与えるということは、互いに力を合わせるべきに与えたんだろう。


しかし、現実は残酷なものだ。


種族が違うというだけでお互いに殺しあっているのだ。




そして、私はありのままに伝えることにしました。




「魔族側から見たら、同じではないですかね?


もし魔族の子供が人間に殺されたら、怒るのではないでしょうか?」




「っう・・・、それは」




「それに悪い人間がいたら、貴方はどうしますか?


人間だから見逃しますか?」




「そ、それは違う!」




「なら、魔族も同じではないでしょうか?


魔族も秩序を乱せば、乱した者を捕まえるでしょう?」




私はミディアさんに目を合わせた。


それを答えるかのようにミディアは口を開く。




「えぇ、そうね。


魔族は魔族のルールはあるわよ


そのルールを破れば、死ぬ方がマシというぐらいの罰を与えるわよ。」




ミディアは真面目な顔で言う。


仮に魔王が言っているとしたら、説得力はあります。


魔王、魔族の中で頂点に君臨する者。


ミディアは魔族でも王だからこそ、この場を弁えたんだろう。


良くできている人?まぁこの場は人として呼ぶ事にしましょう。




「なので、剣を納めてください。」




「分かりました。店長は命の恩人ですし、この場は抑えましょう。」




そういうと、ファレスは剣をしまう。


しかし、ファレスの険しい顔は抑えていないそうです。




「しかし、何故その魔王様がここにいるんでしょうか?」




「あ、それは私も聞きたかったです。」




そう、魔王と知れば、何故このような場所にいるのかが不思議になる。


何かあったんだろうか?


ミディアはゆっくり口を開けて、衝撃の一言を放つ。




「私は魔王の座から降ろされた。」




「え?」




「っえ!?」




この後、ファレスの叫び声で店内に響き渡るのは言うまでもなかった。

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