コンビニが異店しました!~いらっしゃいませ!こちら世界樹中央店でございます!~

出無川 でむこ

第3話 お客様、万引きはいけません!店長は最強の防犯システムだった。

どうも、店長の飯河 武です。


私達の店舗に新人アルバイトが増えました。




名前はファレス=ロウ=ソレイさんです。


前の職業は、勇者をやっていたそうです。


きっと、良いコンビニアルバイト店員に成長するでしょう。




その後、ファレスさんがアルバイトの面接の合格が決まった後


この世界を事を教えていただきました。




今いる場所は、この世界の中心


世界樹"ユグドラシル"の真下らしいです。


ユグドラシルは魔人も人間も平等に力と恵みを与えているそうです。


しかし、魔人と人間は仲が悪く、ユグドラシルを掛けて戦っているそうです。


その激戦区がユグドラシルの少し南の方のアバン区域だそうです。




次にこの世界でのお金はゼニーというらしいです。


1ゼニー=1円という形という認識で良いらしいです。




次にステータスが見れるらしいです。


手の甲に紋章があると言われるまで気づきませんでした。


見てみると、自分の手の甲に紋章がついていますね。


人によって形が違うそうです。


手にステータスを念じると見れるそうです。


やってみましょうか。




【飯河 武】


職業 コンビニエンストア店長


LV1 (コンビニ時 LV100)




HP100(コンビニ時 HP9999)


MP100(コンビニ時 MP9999)


攻撃(コンビニ時 攻撃9999)


防御(コンビニ時 防御9999)


魔力(コンビニ時 魔力9999)


魔防(コンビニ時 魔防9999)


素早さ(コンビニ時 素早さ9999)




スキル


武術マスター・EX


指導・EX


パッシブ


この効果は以下、コンビニの中に居るときに発生する。


自動回復・EX


MP自動回復・EX


身体強化・EX


コンビニアルバイト店員強化・EX


防犯・EX




これはどういうことでしょうか?




「ファレスさん?これはどういうことでしょうか?」


「はい!なんで・・・うぇええええええ!?」




ファレスさんに見せたら叫ばれました。


何か悪いことしたのでしょうか?




「て、店長!?この規格外のステータスはなんですか!?」


「いえ、私にも分からないです。」


「いやいやいや!!?」




ファレスさんが言うには、ファレスさんでもLV60で平均ステータスは3000らしいです。


すると、瀬川君がいう。




「なるほど、つまりゲームで言えば万引きした時に、万引き対策のめちゃくちゃ強い店員が出てくる奴ですね。」


「あー!そういうあったよねぇ!〇ケダンとか!」


「そうそうそう!!お前もやってたのか!」




杏さんと瀬川君は盛り上がっているようですね。




そう言って、今後どうするかを皆さんを話し合うのでした。






――――――――――???




暗い茂みの中、少女は走り続けた。




「はぁ・・・はぁ・・・・」




もう魔力が空っぽだ・・・。




「まちやがれ!!!!」




私は魔族から逃げる為に必死になって、逃げた。




「・・・・っく!しつこい!」




途中で、草むらの中に飛び込んで逃げ込む。




「くそ・・・!見失った!」




魔族たちはそのまま通り過ぎる。




「ふぅ・・・、危なかった・・・。」




しかし、その安心は付かぬ間だった。




「おい!あっちにいたぞぉ!!」


「ちょっと!見つけるの早くない!?」




私はまた走る。


雨が降り出した。


しばらくして、茂みを抜け出すとそこは崖だった。




「っく・・・!」


「やっと、追い詰めたぜ」




魔族に囲まれた。




「さて、新しい魔王様に渡す前にどうしてやろうか」




魔族は悪い顔をして、舌を舐めまわすように私をみる。




「へへ、兄貴!渡す前にやっちまうのも悪くないでっせ!」


「兄弟、頭がいいじゃねぇか、魔王様は好きなようにしても良いて言ってるしな!」


「・・・・ッ!」




この変態魔族めが!


私はジリジリと追い詰められていく・・・・。


そして、魔族は一斉に襲い掛かるのだが、私は足を滑らせて崖から落ちた。




「きゃぁ!?」




私は逆さまになって落ちて行った。




「くそ!あの女!落ちやがった!!」


「どうします?兄貴?」


「あの高さだ、無事じゃ済まねぇだろな、撤収だ」


「あいあいさー!」




魔族は撤収した。




――――――崖の下




雨が冷たい・・・、




私は目覚める・・・寒い・・・。




私はそのまま立ち上がる、行く当てもなくただただ、歩き続けたのだった。

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