俺の学年が勇者として召喚されたが、俺は早速腹黒王族にマークされたようです

イミティ

第14話 整理終了



 また考察回。つまらないかもしれないんですが、ご了承ください。





 魔眼と来れば、もう一つ気になっているのはある。


 魔眼の隣にある【浄眼】なるものだ。名前からして、ギルドマスターの持っていた[浄化の瞳]を彷彿とさせるが……。

 【浄眼】の派生能力は[暴キ視ル者]。これはどうやら、隠された物、者を見抜くというものらしい。
 眼のくせに感覚的なものというのもおかしな話だが、そういうものだからな。流石の俺もこの世界のシステムに介入するのは難しい〃〃〃

 ところで、俺は【魔眼】と【浄眼】という二種類の目を持っている訳だが、オッドアイとかにならないだろうか。
 目の色、変わってもいいんですよ?

 
 さて………後はあれか、【未来視】と【過去視】、そして似たような[星読み]。

 前者二つは読んで字のごとく。未来を見たり、過去を見たり出来るのだが。
 どちらも突然発生する、ようは突発性であり、しかも見た記憶はほとんど残らず、精々が既視感デジャブとして感じる程度……。

 【未来視】のレベルが上がっているのを見ると、俺は既に何度か見ているのだろう。称号にも【未来視】を使用した痕跡のようなものがあるし。

 だが記憶を覚えていないんじゃあな……心当たりはない訳では無いのだが、予測しかできない。
 何回か思考が途切れた時があったので、その時の可能性はあるのだが、確認なんてできない。
 使いにくい異能だな。

 一方で[星読み]は、まだそれよりは使いやすいスキルだ。
 星読みとは言うが、別に空に浮かぶ星を見る訳では無い。というより、この世界の空には月と太陽、と言ってもいいのかわからないが、その二つ以外に浮かんでいるものは無い。
 少なくとも小さく光る星を、この世界で俺は見た事がない。

 [星読み]の効果は【未来視】と似ていて、数秒先の、数多にある未来の一つの内、最も訪れる可能性の高い未来を、数秒間視覚で認識するというものだ。

 【未来視】との違いは、【未来視】がどの程度先の未来が見えるのか分からないのに比べ、[星読み]は数秒先と分かっていることだろう。
 また、[星読み]は視覚的に、数秒間未来を見ることが出来るが、使用している最中の時間経過は思考速度に依存する。
 ようは、戦闘中のような、思考が高速化された状態ならば、三秒間未来を見ていたとしても、現実では一秒も経っていないという不思議な状態になれる。

 まぁ、あくまで見えるのは、複数ある未来のうちの、最も訪れる可能性の高い一つと言うだけで、見たものと同じ状況が訪れるかと言われれば、確証はないのだが。
 それでもまだ、記憶の残らない、発動したことすら自覚できない【未来視】よりはいい。

 ちなみに気になる使用コストは、魔力のみである。じゃあその魔力の消費が大きいかと聞かれれば、たったの数万程度。
 常人にはあまり扱えないかもしれないが、一千万ある俺には微々たるもの。というよりその程度ならば数秒で全快するので、むしろコストは無しと言っていい。

 まぁ思考が焼ききれる、なんてことにはなりそうだが、流石にそこまで多用することは無いだろう。使い道なんて、相手の攻撃を予測する程度なのだから。
 そして、そもそも[星読み]が無くとも攻撃を喰らわない俺は、使う機会がほとんどない。

 使い勝手はいいのだが、相性が悪いな。万が一の可能性にも対応できるようになったと考えればいいのだろうけど。


 
 



















 ………いや、思考放棄が良くないのは分かっているんだ。

 そうだな。称号も一応の考察をしておいた方がいいだろうな。自身のステータスだし。

 【瞬間理解パターンスタンディング】の効果はここまで及んでいて、しっかりと称号というものがどういうものなのか、確認することが出来た。

 ある一定の存在に影響を与えたり、偉業や大きな行いをこなしたり、二つ名を付けられたり、そういったことをした時、称号は発生する。
 本来[鑑定]でも鑑定不可能な項目。それでもそういうふうに情報があるということは、称号に干渉出来る存在がいることに他ならないのだが。

 さて、気になる称号をピックアップしてやろうか? えぇ?
 なぁ、一定の存在に影響を与えたり大きな行いをこなしたり、二つ名を付けられたりすると称号がつくんだろ?

 そうかそうか、じゃあ《異種姦経験者》とか《ロリコン》とか《ロリコン(二回目)》なんていうふざけた称号はなんで取得したんですかね?
 殺人鬼が《殺人鬼》という称号を貰うのは妥当だ。だが、特にそういうことをしていないのにも関わらず、何故こんな称号を取得したのでしょうか?

 俺が本当に"異種姦"なんてのを経験したのなら、百歩譲って認める。本当に、ロリコンのように幼女に興奮したりなんていう変態だったのなら、理解もできる。
 じゃあ、どちらにも当てはまっていない俺は、なんでこんな称号を取得したんだよ!

 いや、"ロリコン"かどうかを判断するのは他者だ。事実中学生の女の子に膝枕をさせたり、必要に迫られたからとはいえ、『セックス』なんていう単語すら言ってしまったのだ。セクハラじゃん。
 だから、この世界のシステムが俺をそう判定してしまったのなら、まだ、まだ、理解出来る。
 『大事なことだから二度言いました』なんていうふざけたようなことでも、まだ抑えられる。


 ───だがな、《異種姦経験者》ってのは、明らかに行動から来るものだろ!? 

 
 異種姦……いやもう、どうしようもなさすぎる。
 俺は異種族とはほとんど関係がない。ギルドマスターや理事長ぐらいだし、ギルドマスターとはもちろんしていない。
 魔物なんてもってのほかだ。サキュバスはいたが、していないし、されそうにもなってない。
 その前に殺したからだ。

 いや、そもそも俺は誰ともしていないのだ。にも関わらずこの称号、ふざけてやがる。

 これだけじゃない。不名誉な称号は他にも結構な数がある。おい、【瞬間理解パターンスタンディング】で得た情報と合ってないぞ。

 誰かも知らんやつに俺の行動を勝手に評価されて、不名誉すぎる称号をつけられるのは誠に遺憾だ。遺憾の意を表明したい。
 
 称号も正直数が多すぎるからな。不名誉かつふざけてるものを除けば、《内なる力》《漏れ出す魂の残滓》なんてのは、結構なものではないか。

 取得時期は最も新しい部類。いつのまにこんな称号を取得したのか、正直全く心当たり〃〃〃〃がない〃〃〃
 いや、恐らくは『過負荷の指輪』を外した時だろう。その時、俺は気を失った。
 その間に何かあった、ということなのだろうか。

 【未来視】のように、記憶が残っていないということもある。全く、[完全記憶]が失った記憶すら思い出せたらいいのだが。

 【瞬間理解パターンスタンディング】を使えば、もしかしたら理解できるのかもしれない。だが、まだ頭痛は完全には消え去っていないし、多用してると脳が破壊されそうだ。
 せめて一日以上のインターバルを空けたい。

 
 ────こんな所だろうか。気になるものは幾つかあるが、随時再確認していけばいい。

 
 そう結論づけ、俺は一度、意識を現実へと引き戻した。






 次回は明日出来たらいいなと思っています。
最早思っています程度という……頑張ります。



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