朝の来ない異世界と七大魔法剣士(マジックナイト)
EランクからDランクへ①
この町の事をまだ知らないため、俺はレミナに聞くことにした。
「レミナ!お願いがあるんだけど良いかな?」
「お願いとは?」
レミナが首を傾げて聞いてくる。
「ここの町の事全く知らないからさ、良かったら教えてくれないかな?」
「はい!私はここ出身なので任せて下さい。」断れたらどうしようかな?と思っていたが、やはりレミナは優しい。
「じゃあ、あれを食べましょうカイト!」
「あれって?」
「こっちです」そう言われレミナが行く方向についていくと、最初に見た屋台が並んでいる。
「もしかして、これのこと?」屋台を指して聞いてみる。
「そうです!ここのダークピッグの肉巻きが美味しんですよ!!」
「丁度私も食べる予定だったし.....」レミナが独り言を言う。
「え?」
「な、何でも無いです。それより早く食べませんか?」
「いらっしゃい、兄ちゃんたち!ダークピッグの肉巻き、安くしとくよ!」
叔父さんがスーパーの定員みたいに話し掛けてくる。
「じゃあ二つ下さい。」そう言うと10ゴールドと教えてくれる。
ステータスウインドウに10ゴールドだと目で伝える。
すると叔父さんの手のひらに指定していたゴールドがいつの間にかあった。
このステータスウインドウは生きてるのか?そう思わす位これに生命を感じた。
「はいよ!熱いうちに早く食べな!」
そう教えてくれて、小さい棒?みたいなのに肉がグルグルと巻いてある、名前の通りのダークピッグの肉巻きを2個受け取る。
「はい!ありがとうございます。」
そう言った後、近くにあった椅子に腰をかけた。
「はい、食べるでしょ?」
そう聞くと、「良いんですか?ありがとございます!」と言い喜んだ。
じゃあ俺も食べるか...
見た目はかなり旨そうだが....はむっ
棒を持ってダークピッグの肉巻きを口に運ぶ。
「うま!!!!何これ旨すぎでしょ?」肉汁が食べた瞬間に口の中に広がって、噛めば噛むほど次を食べたくなる。
気づいたときにはもう食べきっていた。
「うん!!これ本当に旨いねありがとレミナ.......?」ん?レミナを見ると食べたまま動かない。
「まさか!!旨すぎて昇天した!!?」
そう思い,空を見て止まっているレミナの顔の前に手を近づけ、パチンッと叩いた。
「ん?あっ!すみません美味しすぎて何処かに行ってました。」まぁ仕方ないな、本当に旨いことには共感出来る。
久々に大胆な肉を食べた気がする。たまに食べると本当に旨いよなぁ~。また食べに来よう。
「そういやレミナは、何属性の魔法を使えるんだ?」
「私は5属性使う事が出来ます。炎、光、水、土、闇属性です!」
7属性で英雄に居るか居ないか位だから5属性って結構凄いのでは?そんな疑問がふと頭によぎる。
「それって凄いんじゃない?滅多にいないよね?」嫌味じゃないからね。
「そうですね、余り居るとは聞きませんが、私は一生懸命魔法を覚える努力をしたので5属性っていう数は頑張った証ですね!」そう言った。
「カイトは何属性使えるのでしょうか?」
敬語を駆使して聞いてくる。敬語使わなくても良いんだけどなぁ....
「えーと......全属性?」そう言うとレミナは目が飛び出る位目を開いて驚いた。
「ぜ、ぜ、全属性!!?私より多いじゃないですか!!カイトはどんな努力を?」
そう言われると困るなぁ~イリエルに全属性使えるようにして貰いました!何て言っても仕方が無いからな。
「小さい頃から、親が教えてくれたんだ。」
嘘をついてしまった。すまないレミナ!
「なるほどー小さい頃からでしたか、それなら納得です。」
え?納得しちゃった?小さい頃から教えて貰ってたとしても、多分全属性は覚えられないよね....?
「レミナは何で冒険者になろうと思ったの?
可愛いから普通に暮らしてても幸せな生活を送ることが出来ると思うんだけど?」
「か.か...可愛い!!?そ、そうですか、初めて言われたので少し驚いてしまいました。」レミナの顔が赤くなる
「私は一刻も早く魔王を倒さないといけません。親の事を殺した魔王の手下たちは絶対に許しません!」
「因みに魔王はランクSかSSじゃないと倒す権利を貰えないんです。」
強者しか挑むことができない.....か
ていうか手下いるんだ
「そっか、大変だったんだね。俺も色々あって魔王を倒さないといけないからその時は俺をしっかり頼ってね!」
「カイト.....さん、はい!そうしますね!」
「じゃあそろそろ次に行きましょうか!」
レミナが立ったのでそれに続くように俺も立った。
「うん!次は何処に行くの?」
「パルミーネの町には宿がたくさんあります。カイトさんはきっと宿に泊まるでしょ?なので少し見に行きましょう!」
パルミーネ?この町の名前か.....覚えとこ
「助かるよ!ありがと!!」そう言ったのを聞いたレミナは笑って「いえいえ」と言い歩き出した。
歩いていると宿が見えてくる。
パルミーネ自体かなり大きな町だから、宿がたくさんあっても違和感があまりない。
この町の家は見た限りレンガや木で出来ているのが大半で教会などもある。
「着きました。」町の風景を観察しているとそんなレミナの声が聞こえる
「ここが宿?予想以上に大きいなぁ~~」
俺のイメージでは考えていなかった大きさなためかなり驚いた。
「そうですよ!パルミーネで一番人気で大きい宿ですから。」少し分かる気がする。雰囲気が和やかで嫌いになれない。
「もう真っ暗ですしまた明日にしますか?」
「真っ暗なのは俺が来てた時からだと思うけど.....」
「少しだけ変わっていますよ。暗さを光魔法で調節してるんです。朝は光を強くして、そこからは少しずつ光の量を少なくしているんです。それを毎日繰り返しているんです。」
なるほど!そうだったのか。そう言われてみれば、さっきよりは暗いかもな。
「私は、自分の家があるのでそこで寝ます。カイトさんは、疲れたでしょうからゆっくり休んで下さい!」
「レミナは優しいんだな。レミナみたいな人と会ったのは初めてだから、....その..何だ....これからもよろしくな....。」改めて言うと恥ずかしいな...
「は、はい!!こちらこそ不束者ですがよろしくお願いします。カイトさん!」
「では明日の朝にこの宿の前で会いましょう!」
「分かった!お休みレミナ!」そう言うと「お休みなさい」と返してくれる。
そして俺は宿の中に入った。
「おぉぉ広いなぁ!」辺りを見渡してしまうほど広い。受付の男性が見えたのでそこへ向かうことにする。
「すみません1日泊まりたいんですが...」
そう言うと男性が答えた。
「はい!一日ですね、朝食も用意して30ゴールドになります。」
ステータスウインドウを開き、心の中で30ゴールドを想像する。
いつの間にか、男性の手のひらに30ゴールドが支払われていた。何回観ても飽きないんだよな。
「では、そこにある階段を上がって頂いてすぐの部屋になります。」そう教えてくれる
「はい!ありがとうございます。」
そう言い教えて貰った階段を上がって、上がってすぐの部屋に入った。
そこには、温かいカーペットの上にベッドがある小さな部屋だった。
鞘に付いているベルトを外して、ベッドに寝転んだ。
「ふわぁぁ、眠いなぁ~今日は寝るか。」
付いていた明かりを消して、窓にあるカーテンを閉め、再びベッドに寝転んだ。
目をつぶって少したつと意識が遠くなっていった。
起きた頃には昨日より明るくなっていた。でもやっぱり暗いよなぁ~。朝の来る大切さを実感する事が出来る。
外していた鞘に付いているベルトを腰に巻いて、この部屋を後にした。
階段を下り、受付の奥にある食堂に向かう。
「お腹空いてたから、朝食ありは凄く助かる」
食堂はすでに泊まっている人でいっぱいになっている。唯一空いている席があったのでそこに座った。
座ると料理人が近づいてきて料理を持ってきてくれた。
「今日の朝食のメニューは、ダークピッグのシチューにフラワーイーターが落とす、小麦粉で作ったパンになります。」
ダークピッグ?昨日食べた奴か....料理のレパートリー広いな!
それにしても、シチューか、これまた久々に食べる。
「頂きます!!」料理と一緒に持ってきてくれたスプーンを取って、シチューから頂くとする。
「旨い!!」口の中にクリームの深みが広がり、ダークピッグの肉がまたこれに合う。
次はパンと一緒に食べる。「うん!これもかなり旨い」
あまりの旨さに一瞬で食べてしまった。
「旨かったーご馳走様でした!そう手を合わして、食べたダークピッグに感謝を伝える。
食べ終わったのでそろそろここを出ることにする。受付の人に頭で礼をして、宿を後にすると、レミナが待っていた。
「疲れは取れましたか?」
「うん!おかげさまでね。」
「それは良かったです。今日は依頼を受けに行きませんか?」
「ランクアップするためにも良いと思うよ。!」
「では、行きましょう。」そう言ってギルドに俺達は向かった。
「レミナ!お願いがあるんだけど良いかな?」
「お願いとは?」
レミナが首を傾げて聞いてくる。
「ここの町の事全く知らないからさ、良かったら教えてくれないかな?」
「はい!私はここ出身なので任せて下さい。」断れたらどうしようかな?と思っていたが、やはりレミナは優しい。
「じゃあ、あれを食べましょうカイト!」
「あれって?」
「こっちです」そう言われレミナが行く方向についていくと、最初に見た屋台が並んでいる。
「もしかして、これのこと?」屋台を指して聞いてみる。
「そうです!ここのダークピッグの肉巻きが美味しんですよ!!」
「丁度私も食べる予定だったし.....」レミナが独り言を言う。
「え?」
「な、何でも無いです。それより早く食べませんか?」
「いらっしゃい、兄ちゃんたち!ダークピッグの肉巻き、安くしとくよ!」
叔父さんがスーパーの定員みたいに話し掛けてくる。
「じゃあ二つ下さい。」そう言うと10ゴールドと教えてくれる。
ステータスウインドウに10ゴールドだと目で伝える。
すると叔父さんの手のひらに指定していたゴールドがいつの間にかあった。
このステータスウインドウは生きてるのか?そう思わす位これに生命を感じた。
「はいよ!熱いうちに早く食べな!」
そう教えてくれて、小さい棒?みたいなのに肉がグルグルと巻いてある、名前の通りのダークピッグの肉巻きを2個受け取る。
「はい!ありがとうございます。」
そう言った後、近くにあった椅子に腰をかけた。
「はい、食べるでしょ?」
そう聞くと、「良いんですか?ありがとございます!」と言い喜んだ。
じゃあ俺も食べるか...
見た目はかなり旨そうだが....はむっ
棒を持ってダークピッグの肉巻きを口に運ぶ。
「うま!!!!何これ旨すぎでしょ?」肉汁が食べた瞬間に口の中に広がって、噛めば噛むほど次を食べたくなる。
気づいたときにはもう食べきっていた。
「うん!!これ本当に旨いねありがとレミナ.......?」ん?レミナを見ると食べたまま動かない。
「まさか!!旨すぎて昇天した!!?」
そう思い,空を見て止まっているレミナの顔の前に手を近づけ、パチンッと叩いた。
「ん?あっ!すみません美味しすぎて何処かに行ってました。」まぁ仕方ないな、本当に旨いことには共感出来る。
久々に大胆な肉を食べた気がする。たまに食べると本当に旨いよなぁ~。また食べに来よう。
「そういやレミナは、何属性の魔法を使えるんだ?」
「私は5属性使う事が出来ます。炎、光、水、土、闇属性です!」
7属性で英雄に居るか居ないか位だから5属性って結構凄いのでは?そんな疑問がふと頭によぎる。
「それって凄いんじゃない?滅多にいないよね?」嫌味じゃないからね。
「そうですね、余り居るとは聞きませんが、私は一生懸命魔法を覚える努力をしたので5属性っていう数は頑張った証ですね!」そう言った。
「カイトは何属性使えるのでしょうか?」
敬語を駆使して聞いてくる。敬語使わなくても良いんだけどなぁ....
「えーと......全属性?」そう言うとレミナは目が飛び出る位目を開いて驚いた。
「ぜ、ぜ、全属性!!?私より多いじゃないですか!!カイトはどんな努力を?」
そう言われると困るなぁ~イリエルに全属性使えるようにして貰いました!何て言っても仕方が無いからな。
「小さい頃から、親が教えてくれたんだ。」
嘘をついてしまった。すまないレミナ!
「なるほどー小さい頃からでしたか、それなら納得です。」
え?納得しちゃった?小さい頃から教えて貰ってたとしても、多分全属性は覚えられないよね....?
「レミナは何で冒険者になろうと思ったの?
可愛いから普通に暮らしてても幸せな生活を送ることが出来ると思うんだけど?」
「か.か...可愛い!!?そ、そうですか、初めて言われたので少し驚いてしまいました。」レミナの顔が赤くなる
「私は一刻も早く魔王を倒さないといけません。親の事を殺した魔王の手下たちは絶対に許しません!」
「因みに魔王はランクSかSSじゃないと倒す権利を貰えないんです。」
強者しか挑むことができない.....か
ていうか手下いるんだ
「そっか、大変だったんだね。俺も色々あって魔王を倒さないといけないからその時は俺をしっかり頼ってね!」
「カイト.....さん、はい!そうしますね!」
「じゃあそろそろ次に行きましょうか!」
レミナが立ったのでそれに続くように俺も立った。
「うん!次は何処に行くの?」
「パルミーネの町には宿がたくさんあります。カイトさんはきっと宿に泊まるでしょ?なので少し見に行きましょう!」
パルミーネ?この町の名前か.....覚えとこ
「助かるよ!ありがと!!」そう言ったのを聞いたレミナは笑って「いえいえ」と言い歩き出した。
歩いていると宿が見えてくる。
パルミーネ自体かなり大きな町だから、宿がたくさんあっても違和感があまりない。
この町の家は見た限りレンガや木で出来ているのが大半で教会などもある。
「着きました。」町の風景を観察しているとそんなレミナの声が聞こえる
「ここが宿?予想以上に大きいなぁ~~」
俺のイメージでは考えていなかった大きさなためかなり驚いた。
「そうですよ!パルミーネで一番人気で大きい宿ですから。」少し分かる気がする。雰囲気が和やかで嫌いになれない。
「もう真っ暗ですしまた明日にしますか?」
「真っ暗なのは俺が来てた時からだと思うけど.....」
「少しだけ変わっていますよ。暗さを光魔法で調節してるんです。朝は光を強くして、そこからは少しずつ光の量を少なくしているんです。それを毎日繰り返しているんです。」
なるほど!そうだったのか。そう言われてみれば、さっきよりは暗いかもな。
「私は、自分の家があるのでそこで寝ます。カイトさんは、疲れたでしょうからゆっくり休んで下さい!」
「レミナは優しいんだな。レミナみたいな人と会ったのは初めてだから、....その..何だ....これからもよろしくな....。」改めて言うと恥ずかしいな...
「は、はい!!こちらこそ不束者ですがよろしくお願いします。カイトさん!」
「では明日の朝にこの宿の前で会いましょう!」
「分かった!お休みレミナ!」そう言うと「お休みなさい」と返してくれる。
そして俺は宿の中に入った。
「おぉぉ広いなぁ!」辺りを見渡してしまうほど広い。受付の男性が見えたのでそこへ向かうことにする。
「すみません1日泊まりたいんですが...」
そう言うと男性が答えた。
「はい!一日ですね、朝食も用意して30ゴールドになります。」
ステータスウインドウを開き、心の中で30ゴールドを想像する。
いつの間にか、男性の手のひらに30ゴールドが支払われていた。何回観ても飽きないんだよな。
「では、そこにある階段を上がって頂いてすぐの部屋になります。」そう教えてくれる
「はい!ありがとうございます。」
そう言い教えて貰った階段を上がって、上がってすぐの部屋に入った。
そこには、温かいカーペットの上にベッドがある小さな部屋だった。
鞘に付いているベルトを外して、ベッドに寝転んだ。
「ふわぁぁ、眠いなぁ~今日は寝るか。」
付いていた明かりを消して、窓にあるカーテンを閉め、再びベッドに寝転んだ。
目をつぶって少したつと意識が遠くなっていった。
起きた頃には昨日より明るくなっていた。でもやっぱり暗いよなぁ~。朝の来る大切さを実感する事が出来る。
外していた鞘に付いているベルトを腰に巻いて、この部屋を後にした。
階段を下り、受付の奥にある食堂に向かう。
「お腹空いてたから、朝食ありは凄く助かる」
食堂はすでに泊まっている人でいっぱいになっている。唯一空いている席があったのでそこに座った。
座ると料理人が近づいてきて料理を持ってきてくれた。
「今日の朝食のメニューは、ダークピッグのシチューにフラワーイーターが落とす、小麦粉で作ったパンになります。」
ダークピッグ?昨日食べた奴か....料理のレパートリー広いな!
それにしても、シチューか、これまた久々に食べる。
「頂きます!!」料理と一緒に持ってきてくれたスプーンを取って、シチューから頂くとする。
「旨い!!」口の中にクリームの深みが広がり、ダークピッグの肉がまたこれに合う。
次はパンと一緒に食べる。「うん!これもかなり旨い」
あまりの旨さに一瞬で食べてしまった。
「旨かったーご馳走様でした!そう手を合わして、食べたダークピッグに感謝を伝える。
食べ終わったのでそろそろここを出ることにする。受付の人に頭で礼をして、宿を後にすると、レミナが待っていた。
「疲れは取れましたか?」
「うん!おかげさまでね。」
「それは良かったです。今日は依頼を受けに行きませんか?」
「ランクアップするためにも良いと思うよ。!」
「では、行きましょう。」そう言ってギルドに俺達は向かった。
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